天と地の守り人(第3部) の商品レビュー
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読み始めたら途中でやめることなんてできなかった(笑) バルサとトロガイ、アスラ、チキサ、そしてタンダとの再会。 チャグムとシュガ、母、そして父である帝との再会。 今までさんざんけなしてきたけど帝はちょっと哀れな人だと初めて思った。 ただ、自分の主張に周りを巻き込ませず、チャグムの行く道を阻まなかったことに、一国の主としての大きさを見た。。。という感じ。。。 壮大な物語がついに終わってしまったけれど、生きていくうえで人との出会いが、こんなにも自分を変え、人生を豊かにすることのステキさに、また再読を誓う私なのでした。
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読み終わりました、守り人シリーズ。 長いことかかりましたが感無量です。 チャグムが帝になったこれからもきっと辛い道だろうと思いますが、これまでの帝とは違う為政者になるでしょう。 ラストのチャグムの考えてることが、現実世界にも通じるなぁと思いました。天ノ神に責任をあずけて、だれもが真実を見ようとしない、無責任な国…わたしもですが、自分に良いことしか見ないというのはダメだな、と。 彼らのこれからに幸あれ、と願う結末でした。 バルサとタンダはやっぱり夫婦になるのね…番外編も読みます。
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皇帝のたそがれ◆戦◆死を越えて◆天を行く者、地を行く者◆奔流来たる◆若葉萌ゆ◆青霧山脈のふもとの家 著者:上橋菜穂子(1962-、東京都、小説家) 鼎談:荻原規子・佐藤多佳子
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ついに三部作も完結…!まだ短編集などでバルサ達の話が読めるとわかっていても寂しい。 こんな素晴らしい作品を書いてくださった上橋さんには感謝しかないし、口座番号を教えていただけたらすぐに数十万円振り込みたい気分です。笑
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2019.1.23 シリーズ終了。 作者様が15年以上かけて紡いできた物語を 1ヶ月かからず爆読み出来る贅沢さよ。 どうかチャグムがバルサと普通に酒でも飲める世の中にして欲しい。 サクサク進んでくれるし、読みやすく、目に浮かぶような印象的なシーンもたくさんある良い本でした。
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長い長い物語が終わった。 最後、駆け足感があるけれど、そのほうがいいのかな。チャグムがこれからどんな国を作るのか、バルサやタンダがどう暮らしていくのか、まだ戦が完全に終わったわけではないけれど、それでも1つの形として終わった。 チャグムには帝にならないでバルサやタンダと生きてほ...
長い長い物語が終わった。 最後、駆け足感があるけれど、そのほうがいいのかな。チャグムがこれからどんな国を作るのか、バルサやタンダがどう暮らしていくのか、まだ戦が完全に終わったわけではないけれど、それでも1つの形として終わった。 チャグムには帝にならないでバルサやタンダと生きてほしい、なんて思ったけれど、チャグムはあの旅の中で自分がしなくてはならないことを見つけてそれに向かって生きている。 私はいつかみんなが再会できるのを祈っている 2019/01/14
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タンダが生きていて良かったけどあまりにも失われたものは大きくて戦争の惨さを感じる最終巻でした。 もちろんチャグムやシュガやみんな頑張ったおかげで最小限の被害ですんだことは確かで、これから復興に向けて未来を見据えていく力強い終わり方だったと思います。 バルサの思い切りの良さ、機転は見習いたいです。 帝はやっぱり生きてましたとかにはならない、ですよね。
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物語の終わり、そして始まり。 清く正しい道を行きたくても、時に手を汚すことがある。でも、それは誇るものではなく、抱えていく矛盾。チャグムが自分のあり方を模索し、泥臭くもがいていても、民が伝える皇子の姿は物語のように清らかで光に満ちていて。何を考えているのかわからなくて、非常な父だと思っていた帝の姿に、ひとつ考えるものを与えられて、物語は語る人にゆだねられるのだとまた思う。大国タルシュ帝国の王子ラウルも、また自分の求めるものの姿を新たに見つけ、それを見つめようとする。これで終わりではないし、これで永久に平和でもない。そういう風に感じた終わりだった。
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守り人シリーズ終わった~。チャグムの成長やタンダとバルサの関係等、読みごたえ有る作品でした。素晴らしい作品だと思います。
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2018/6 11冊目(今年通算100冊目)。三部作の最終巻。新ヨゴ皇国の帝とチャグム皇子の対話のシーンで、チャグム皇子の成長ぶりが印象的。誤った政策をとった帝の責任の取り方も何か切ない。この物語の良い所は、記号的な考え方を持った人物がいなくて、どの登場人物もこれといった考えをもって行動をしているので、読んでいてどの登場人物の行動にも納得がいく。ともかく本編はこれで完結。残りの短編集もしっかり読んで、この作品を隅々まで堪能したいと思う。
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