殺人鬼フジコの衝動 の商品レビュー

真梨幸子【著】

2011/09/13

本屋で平積みにされていたので購入。

環境のせいもあるけど、小さい頃から何をやってもうまく行かないフジコちゃん。
その中でもがくかのように殺人を繰り返していく…

読んでて辛かった。
フジコちゃんの空回りが身に染みるのもあるけど、書き方がグロい。

怖くて最後まで一気に読みました。

一応オチはあるけど、私の中では途中の辛さが印象に残ってしまい、★2つで。

2011/09/13

最初の一口目の苦さに吐き出しそう。
主人公の弱さにゲンナリ。
でも、その弱さは私の弱さと同じ。重なる。

でも、あそこまではなぁ…と思える事が大事なのかも。

話としては、今一つ収まりが心地悪い。
それすらも計算かもしれないと思わせるのは作者のスゴさなのかもしれない。

2011/09/12

桐野夏生を読んでいるからか、衝撃はさほどなかった。
むしろ最後まで読めてしまった。。
帯などであおっていた、どんでん返しってドコ？
と思うくらい。
残念。
女性のいやらしいところ（性格的に）について、
書く力はあるとおもうんだが、いかんせんそれ以外の人間関係
（男女関係）とかが浅く感じる。。

2011/09/12

一度も休憩せずに一冊読みきった。
人間の暗く醜く哀しい部分だけをひたすら突き付けてくる小説久しぶり。面白かった、そしてどろどろした自分の今の感情にがっつり寄り添ってもらえてちょっと冷静になれた。スッキリした。
こういう小説読むと、ほんとに人間誰でもちょっとしたはずみで殺人の一つや二つ犯してしまうんだろうなーって思う。だって殺人鬼と呼ばれたフジコの思いや感情に、私は共感してしまえる。自分がそうならないという保証はどこにもない。
計算高く嫉妬深くて欲深なフジコ。自分を守るために必死だったフジコ。彼女のしたことはあきらかに間違っているけれど、同時にいとおしさと哀しさを感じずにはいられない。

2011/09/11

色々な書評で読んでたけど、思ってたより後味が悪かった。
醜い感情とか、将来への不安とかそういう誰もが持ってるものを力尽くで引き摺り出すパワーのある小説。
この本は自分のポリシー的に認められないけど、ぐいぐい読ませる魅力があるのは確か。

2011/09/11

子供時代の心理描写がリアル。結末も、締めくくり方が新しい。ただ、後半の中心人物が大人になってからが、意図的なんだろうけど、雑な感じがして残念。

2011/09/10

始終女の汚いとこが描かれてて気持ち悪かったです。良い意味で。

めんどくさいですよね、女社会。
主人公のフジコがまたダメ人間過ぎて読んでて嫌な気持ちになります。誉めてます。

2011/09/10

2011年09月 03/056
帯に惹かれて読んでみた。不幸の連鎖が続く、重い小説。ダークなやつも嫌いじゃないですが、個人的にはあまり合いませんでした。

2011/09/09

何だかやけに本屋でプッシュされていたので気になってたのを友達から借りた。

不幸の連鎖というか、ある意味短絡的というか。
可哀相な人だったんだな、
と思う。そして思いの外世界が狭い。だからこそ、成立するのかもしれないが。

2011/09/09

まさに一気読み。と言うのも一刻も早く読み終えたかった。ひたすらに重い。

最後の展開には若干拍子抜け。もっと大どんでん返しなのかと思っていたが、想定していなかったが、十分範疇内のオチではある。