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殺人鬼フジコの衝動 の商品レビュー

3.3

836件のお客様レビュー

  1. 5つ

    78

  2. 4つ

    235

  3. 3つ

    303

  4. 2つ

    122

  5. 1つ

    24

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2011/08/30

紹介文が気になったので 予想の斜め上をいってた。 あとがき読んでさらに斜め上をいった。 桐野夏生さんのグロテスクに並ぶ怖さ。 幽霊よりも人間が一番怖い。 作品の紹介 一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして新たな人生を歩み始めた十一歳の少女。だが彼女の人生はいつしか狂い始...

紹介文が気になったので 予想の斜め上をいってた。 あとがき読んでさらに斜め上をいった。 桐野夏生さんのグロテスクに並ぶ怖さ。 幽霊よりも人間が一番怖い。 作品の紹介 一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして新たな人生を歩み始めた十一歳の少女。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「人生は、薔薇色のお菓子のよう」。呟きながら、またひとり彼女は殺す。何がいたいけな少女を伝説の殺人鬼にしてしまったのか?精緻に織り上げられた謎のタペストリ。最後の一行を読んだ時、あなたは著者が仕掛けたたくらみに戦慄し、その哀しみに慟哭する...。

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2011/08/30

本屋で読んだポップと帯をに惹かれて購入。 なんと言うか……あとがきまでが物語でした(笑) あとがきを読まずとも物語は成立するけど、あとがきを読むと話が変わる。 読みながら何故か引っ掛かって、でも話を読み進める内に忘れてしまっていた事の答えが、あとがきにある。この構成はおもしろい...

本屋で読んだポップと帯をに惹かれて購入。 なんと言うか……あとがきまでが物語でした(笑) あとがきを読まずとも物語は成立するけど、あとがきを読むと話が変わる。 読みながら何故か引っ掛かって、でも話を読み進める内に忘れてしまっていた事の答えが、あとがきにある。この構成はおもしろいですよね。 でも、帯は煽りすぎかな。 もっと凄いどんでん返しがあるのかと思いきや、予想の範囲だった。 確かにあの煽りが無いと、あとがきを先に読んでしまう人や、あとがきを読まない人に、この本を100%楽しんでもらうことは出来ないけれど、読者を構えさせてしまっては意味がないかな。 やっぱりあのラストは予想外な所にしれっと書かれるからこそ、最大の効果を発揮すると思うので。

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2011/08/29

フジコはただただ、絶望から逃げ出したいだけなんだけど、絶望の対極にある「幸せ」が見えてないからものすごい回り道になってしまうんだろう。ラストは...どうなのかな。おもしろい仕掛けだとは思うけど、少なくとも好みではない。

Posted byブクログ

2011/08/29

前半のフジコの学生時代の章はのめり込んで読めましたが、その後はただただ衝動的なフジコの生きざまが描かれているだけに感じ飽きてしまいました。ラストにもそれほど衝撃を感じず。仰々しい帯に煽られて期待しすぎてしまっていたのかもしれません。可もなく、不可もなく、でした。

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2011/08/27

「殺人鬼フジコの衝動」を読了。いやー、色んな意味でエグいですね、これ。でも、最初から最後まで計算された構成はやられた感があります。ラストで「うわー」ってなりました。「人形」って、やっぱり怖いなぁ・・・。

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2011/08/21

こんな本枕元においておきたくない。実に気持ちが悪く不快な本だった。 しかし一気読みさせるパワーがある。叙述トリックもお見事。

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2011/08/18

ストーリーとして楽しむには程々でいい。 フジコとフジコの母親とフジコの娘が所々でオーバーラップする所も面白いし、あとがきの部分が加わるとまた別のストーリーが浮かび上がってくる。 でも小説として、このジャンルの話としても、心と言うか気持ちで味わう所が少なかった。

Posted byブクログ

2011/08/16

読み終わって「あーおもしろかった。」と思わず声に出してつぶやくと、 「またバラバラにしたん?」と娘。 あーしましたとも! 題名に惹かれて購入した初めて読む作家。 真梨幸子・・・・・・どうして今まで見つけられなかったんだろ? 早速、他の作品読まなくっちゃ!

Posted byブクログ

2011/08/15

後味悪っ!! けれど、あとがき迄の構成が良かった。フィクションの中にあるフィクション。 読了した時の不快感はなかなかのものだけれど、一日あればサクッと読めてしまうので、不快感も直ぐに消える…(多分)

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2011/08/14

本屋さんでオススメとして平積みされていて、なんだかイライラむしゃくしゃした気分をぶつけさせてくれそうと期待して購入。「後味悪い」等と散々聞いていたけれど、作中の気持ち悪さや居心地悪さは桐野夏生作品の方がだいぶ上かな〜。でも、覚悟はしていてもラストには衝撃がありました。なるほどなぁ...

本屋さんでオススメとして平積みされていて、なんだかイライラむしゃくしゃした気分をぶつけさせてくれそうと期待して購入。「後味悪い」等と散々聞いていたけれど、作中の気持ち悪さや居心地悪さは桐野夏生作品の方がだいぶ上かな〜。でも、覚悟はしていてもラストには衝撃がありました。なるほどなぁ〜。小説としてなかなか面白かったので、作者の他作品も読んでみたい。また精神が邪悪なときに(笑)

Posted byブクログ