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殺人鬼フジコの衝動 の商品レビュー

3.3

818件のお客様レビュー

  1. 5つ

    76

  2. 4つ

    234

  3. 3つ

    295

  4. 2つ

    116

  5. 1つ

    22

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2011/06/27

とにかく一気読み! これは面白い。重いし、途中で「いくらなんでも殺しすぎ」 と思うところもあるけれど、エンターテインメント作品として 読むには楽しいし引き込まれるし、難しいこと考えずにドキドキ しながら読んでください。 この著者のほかの著作も読んでみたいと思いました。

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2011/06/26

「嫌われ松子の一生」、「八日目の蝉」、「告白」が思い出される。あとがきまで計算された小説。最後の一行というか一ページに刮目という点では荻原浩の「噂」と同じ楽しみあり。

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2011/06/21

後味悪い~(-_-;)承知で読み始めたものの、予想以上の後味でした。あとがきのひっくり返し方はなかなか。

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2011/06/20

殺人を繰り返す少女の話。その理由は理解しがたいものなのだが、人間の悪意の様などは得心のいく部分も多く、物語に引き込まれた。ラストのひっくり返しも鮮やか。とはいえ、爽やかな気分には全くなれない。

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2011/06/15

題名からして殺人鬼が主人公目線なのかなと思って手にとってみました。 自分的には同情などは全然出来ず、身勝手極まりない態度と何も変えようとしない流れに任せて勝手に不幸になったんでは? 読んでてあまりいい気分はしなかったけど、とにかく一気に読み切ってしまいました。 ラストは雰囲気が...

題名からして殺人鬼が主人公目線なのかなと思って手にとってみました。 自分的には同情などは全然出来ず、身勝手極まりない態度と何も変えようとしない流れに任せて勝手に不幸になったんでは? 読んでてあまりいい気分はしなかったけど、とにかく一気に読み切ってしまいました。 ラストは雰囲気ががらっと変わってこういう終わり方で良かったとちょっと安心した自分がいます。

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2011/06/13

一歩間違えれば自分もこうなるんじゃないかと。そんな風に思ってしまいました。 守るために壊して、隠すために壊して。必死に生きるとこうなるのかな。いや、絶対に違うけど(笑)

Posted byブクログ

2011/06/05

真梨幸子著【殺人鬼フジコの衝動】読了。久々に時間を忘れてのめりこんだ作品。一人の少女が成長しつつも、人としての道を踏み外し続けるという作品。冒頭とあとがき。そこに添えられる著者の近況。登場する人達が、フィクションとノンフィクションを思わせる中で、上手く組み立てられた物語だった。最...

真梨幸子著【殺人鬼フジコの衝動】読了。久々に時間を忘れてのめりこんだ作品。一人の少女が成長しつつも、人としての道を踏み外し続けるという作品。冒頭とあとがき。そこに添えられる著者の近況。登場する人達が、フィクションとノンフィクションを思わせる中で、上手く組み立てられた物語だった。最後の最後まで真相は明らかではないけれど、読む人が同じ答えを持つんだろうな。

Posted byブクログ

2017/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

≪あらすじ≫ 貧乏でネグレクトを受ける小学生のフジコは 同級生や上級生からもイジメられていた ある日教室のペットが死んでいるのを見つけ、その死体をバラバラに。 その行為を同級生に詰め寄られ、同級生を殺してしまう。 そしてフジコの家で一家惨殺事件が起こる 母は父と妹を殺害 母がフジコも殺そうとするも返り討ち フジコだけが生き残った。 フジコは母の妹・茂子の家に引き取られ、 優等生として成長するが15歳のときに彼氏ができてトリコになる。 幸せになったかと思いきや彼氏の浮気が発覚。 しかも彼氏はフジコと別れ浮気相手に結婚を申し込むが断られてしまい 彼氏は逆ギレして彼女を殺害してしまう。 そしてその現場にフジコが現れる。 フジコは彼氏と一緒に死体をバラバラにして捨て 秘密の共有と共に彼氏と16歳で結婚し子供を産む。 未成年の結婚ではお金がなく旦那はダメ人間に。 フジコは昼はセールス会社で夜はスナックでバイト。 駄目な母親のようにならないと誓いながらも 徐々に近づいていく・・・ 旦那を殺し、娘は餓死。それをまたバラバラにして隠滅 ホステスになって出会った金持ち男と結婚 子供をもうけるが夫は無職になり貧乏生活 母親と同様に娘に暴力をふるい 見栄を張るため自分に対しては金をかける 整形、化粧品、洋服、、、 支払ができず追い込まれたら相手を殺害・・・ そしてついにフジコは母と同じ行動に出る 旦那を殺害 娘にも手にかけようとしたところで逮捕 娘は生き残り、フジコには死刑判決が下された。 <オチ> フジコには2人の娘がいた。姉の早季子と妹の美也子。 早季子は茂子に引き取られ、美也子は別の親戚に引き取られた。 それぞれ成長していく中で、早季子は母親であるフジコを反面教師にするためずっと調べていた。 そこで早季子は、ある真相にたどり着いた。 だがそれに気づいた犯人が早季子を自殺に見せかけ殺そうとするも失敗。 早季子は犯人にわからないように真相をちりばめた小説を書き上げ、既に小説家としてデビューしていた美也子に「はしがき・あとがき」を依頼。その後死亡する。 姉・早季子が言いたかったことに気づいた美也子は「あとがき」でその真相を書き上げ、本を出版した(それがこの作品という設定) すべては茂子が仕組んだことだった。 茂子はカルト宗教”Q”の熱心な信者で、フジコが最初に殺害した同級生の母親・小坂初代も信者だった。 フジコの両親には多額の保険金がかけられていて、その受取人は茂子だった。 実は茂子と小坂が結託してフジコの母を追い詰め犯行を誘導していた。 そしてフジコが金持ちと結婚したときも、茂子はフジコの前に現れ、言葉巧みにフジコを追い詰めつつ、フジコに隠れて旦那に保険金をかける。受取人は茂子。 そして小坂は旦那に擦り寄り、それをキッカケにフジコは旦那を殺害した。 茂子は受け取った保険金のほとんどをQ教団に納め、早季子を使って金を集め、Q教団の幹部に昇格した。 真相を知った早季子は口封じのため殺され、 小説が発売された後、行方不明となっていた美也子も遺体となって発見された。

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