殺人鬼フジコの衝動 の商品レビュー

真梨幸子【著】

2011/10/23

あとがきまでをしっかり読むように、との帯と書店のあおりポップに従って、後味の悪さを覚悟しながら読んだ作品。

…こんなことだろうな、とある程度想像はついていたので、そこまで後味の悪さはなく。「I'm sorry,mama」と「嫌われ松子の一生」の真ん中にある感じ？

印象深いのは、フジコのあっさりとした殺害場面。肩に払ったゴミを落とすかのように、躊躇いのない行動は恐ろしい。そして最後で明かされる人間関係と諸々が、きっちり話の重苦しさを増してくれるあたり、旨く出来た作品なのでは、と思います。

2011/10/22

これは…気分が良くない時には絶対読まない方がいい本。この作家の話は初めて読みましたが、良く言えばテンポ良く読める文体、悪く言うと深みや味のない文章。オビの宣伝文に期待して読み始めましたが、フジコの短絡的な思考回路が目立つばかりで、『哀しみに慟哭』するほど、心が動かされることはありませんでした。最後のオチも、お見事！と言うほどのものではないし…実験小説の域を出ていないように思います。

2011/10/22

後味が悪いというかなんというか、はじめに戻ればみたいな感じなのだろうか？？でも、読みやすくサラサラという感じで一気に読んでしまった。が、なぜか残る『？？？』

2011/11/18

後味悪いと宣伝されていたが、覚悟して購入。
読んでいる間、入り込み過ぎてフジコが自分のことのように思えてきて卑屈な感じになってしまった。読み終わったら元に戻ったけど。
始めから最後まできちんと読みましょう。

なんだか、最後は妙に納得してしまった。

2011/10/20

読みおわってもいやな感じが残る。子は親を選べない。血が延々と受け継がれていると知るのがこわくなる一作。犯人はだいたいよめてました。

2011/10/20

読んでる間、常に毛並み逆なでられてるみたいな、キモい登場人物だらけのキモい本。イライラした時に観るホラー映画みたいな癒し効果があるかも。

2011/10/20

2011/10/19。タイトルが表す通り殺人鬼の話で、読むと非常にブラックな気分になります。
子供のフジコが成長して殺人鬼になっていく過程が書かれてます。後半は、どうしようもなく落ちぶれてしまって痛々しい…。前半の小学生～高校生にかけてのあたりが面白い。小学生時代なんて相当ブラック！いい子が一人も出てこない。子供怖っって思いながらも読むのやめられない感じでした。
最後の｢あとがき｣を読むと、本編をもう一度読み返したくなります。

2011/10/19

「あとがき」までしっかり読んでくださいと書いてあり、本屋のポップでもお勧めみたいだったので読んでみた。スラスラっと読めたので面白い内容だったと思う。けど、期待値が高かったのでこんな感じかぁ・・・と。後味悪い系。

2011/10/21

これは凄い。一気に読まないと読みたくなくなるかも。でも、絶対に最後まで読まないと面白くない本だ。

追記、もう一度読んでみた。
映画セブンもそんな噂を知りながら観たが、見終わった時と同じ気分になったことを思い出した。
ちなみに、私はセブンを秀作だと思っているので、この本も秀作なんだろう。

でも、やっぱりこの作品を映像化することはないであろうことを再認識。

2011/10/14

お薦めすべきなのかどうか、非常に迷うので、評価はなしで。

しかし…
こんなどん底地獄人生があったら、本当に怖い。

読んだあと、軽くパニックになったので(笑)
落ち着くためにレビュー書いてます。

出張中に一人で読まなくてよかったー
怖くて寝れなくなるところだった(^-^;