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殺人鬼フジコの衝動 の商品レビュー

3.3

830件のお客様レビュー

  1. 5つ

    77

  2. 4つ

    235

  3. 3つ

    301

  4. 2つ

    120

  5. 1つ

    23

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2011/11/15

登場人物の不快さに耐えながら読んだ。投げ出したいけど、目を離せない感じ。 異常だけど人間ぽい、そんなところがこわくてぞくぞくした。

Posted byブクログ

2011/11/14

3時間ぐらいで読了。 殺人を正当化していくという思考がどうやって芽生えていくのか。 グイグイ引き込まれてしまった。 悲劇だわー、コレ。幸せな人が誰ひとりいないという悲劇。 親子って何なのだろう。絆でもあり血でもあり、カルマを引き継ぐものでもあったり。 あー、コワイコワイ。

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2011/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帯に惹かれて。読了後ちょっと呆然としました。 それは死亡フラグだフジコー!と心の中で何度も叫びました。 どう考えても不快な展開が待ってるだろうけど続きが気になる。 そんな小説。

Posted byブクログ

2011/11/13

本屋で「絶対に読むな」と書かれて平置きされてたので、そこまで言うなら…と天の邪鬼的に購入。 感想は「なんだこの胸くその悪さは…読まなきゃ良かった…」 しかし、引き込まれる文章でノンストップで読んでしまった。

Posted byブクログ

2011/11/13

帯に惹かれて購入 スイスイ読める。 あとがきまで読むと唸る。 最後の「」内が衝撃。 (多少オチが読めたけど) 面白かった。 レビューに読後感が悪いって書いてる人が多いけど、じゃあ何でこんなタイトルの本を読んだんだろう?と思った。 むしろ、ありき

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2011/11/12

グングン読める割に分かりにくかった1冊。 「?」が飛ぶ飛ぶ(笑) まぁ、その「?」も、ちゃんと“あとがき”まで読めば少しは解決されるんやけど、、、。 もぉ、家に着くまでが遠足です。て事ねぇ。って気分になった(^_^;) それにしても救いようのない主人公、、、。 色んな意味で負の...

グングン読める割に分かりにくかった1冊。 「?」が飛ぶ飛ぶ(笑) まぁ、その「?」も、ちゃんと“あとがき”まで読めば少しは解決されるんやけど、、、。 もぉ、家に着くまでが遠足です。て事ねぇ。って気分になった(^_^;) それにしても救いようのない主人公、、、。 色んな意味で負のスパイラルがスゴイよね、、、。 後はフジコの小賢しさ、、、。 元気がない時には読んだらアカン1冊かな( ´艸`)

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2011/11/11

ぐいぐい読めるものの、読後感はものすごく不快。親から子への負の連鎖がものすごく救いようがなく嫌気がさす、

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2011/11/10

読了の瞬間、理解できずに巻頭の「はしがき」、巻末の「あとがき」、〇章~△章、◇章を急いで読み返す。 理解できた時に「あー、なるほど!」と膝を叩く感じである。 いわゆる作者が読者に仕掛けるタイプの叙述トリックの部類に入るのではと思う。 フジコという少女がなぜ殺人鬼になってしまっ...

読了の瞬間、理解できずに巻頭の「はしがき」、巻末の「あとがき」、〇章~△章、◇章を急いで読み返す。 理解できた時に「あー、なるほど!」と膝を叩く感じである。 いわゆる作者が読者に仕掛けるタイプの叙述トリックの部類に入るのではと思う。 フジコという少女がなぜ殺人鬼になってしまったのかと言うストーリーではあるが、人間の醜悪な部分や、貪欲さ、身勝手さがリアルに描かれ、救いようがなく、読むのが苦痛で仕方のないストーリーである。 しかし、それにもかかわらず、目が離せず、一気に読み通してしまう作品であった。 小泉喜美子氏「弁護側の証人」、筒井康隆氏「ロートレック荘事件」などに匹敵するとまでは言えないものの、近いレベルで気持ち良く騙される。 後半になるほどフジコの行動描写が脆弱になってくるのであるが、叙述トリックでの手法によく用いられる「劇中劇」的な意味合いで意図的にそうしているのか、作者の力量なのか、真梨幸子氏の作品を初めて読んだので判断はしかねるが、十分に満足のいく作品であった。 その意味から言って、星5個をつけさせていただく。 最後に、この作品を読もうと思われる方に忠告する。 くれぐれも、「あとがき」から読んではいけない。 この作品はあとがきも含め、ひとつの作品である。

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2011/12/17

読みやすい割に、わかりにくい。 それが、今作への第一印象でした。 一人称・三人称の使い分け。 地の文を活かした会話表現。 と、リーダビリティは相当優れています。 ただ、謎が少々込み入っているんです。 作品の中に著者が居て、その著作を別の人間が公開しています。 しかも、その物...

読みやすい割に、わかりにくい。 それが、今作への第一印象でした。 一人称・三人称の使い分け。 地の文を活かした会話表現。 と、リーダビリティは相当優れています。 ただ、謎が少々込み入っているんです。 作品の中に著者が居て、その著作を別の人間が公開しています。 しかも、その物語は記録小説です。 著者は「実際」の出来事に基づいた話を書きました。 まとめると… A 「殺人鬼フジコ」の物語(記録小説) B Aの「著者」 C Aに〝はしがき・あとがき〟を足した「公開者」 D Cを読む自分(我々)である「読者」 このように、三重・四重の構造になっています。 これ、理解出来たら面白いんです、凄く。 取っ付きやすくは…ないですが。 でも、無意味にこんな構造になっているわけじゃありません。 謎解きに重要な要素なのはもちろん、 多重構造分の驚きが、しっかりと秘められています。 気を抜いてラストを読んでると、「ん…あ、あぁそうだった!」と思うこと必至です。 本筋としては、フジコの半生ということになります。 虐待やイジメ、裏切りという劣悪な環境で育まれた殺人衝動。 それが、タイトル通り、物語の肝となります。 また、イジメ・虐待・性・遺体処理の描写は若干エグいです。 淡々とした文章なので、そこまでキツくはないですが。 その分、大人に対する子供の生々しい感情が巧く書かれていて、面白いです。 子供って、大人が思うほど子供じゃありませんから。 何にせよ、極端な思考というのは、怖いものです。 読んでいて「ゾッ」とする場面も少なくないでしょう。 本作は受け身では楽しみ切れません。 頭を使ってゆっくりと、段階的な驚きを味わってみませんか? おすすめ:脳みそをフル回転させて物語を読み解きたい方 キーワード:はしがきとあとがき、見て見ぬ振り、大人と子供、チツジョ、カルマ、人間関係は諸刃の剣、夢なのか現実なのか、快適な逃げ場、友情と嫉妬、ただの間違い、野蛮な荒ぶる本能、バレなきゃ〝悪いこと〟じゃない、秘密の共有、殺意

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2011/11/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帯に惹かれて購入。 個人的には帯のあおりほどの衝撃は来ませんでした。 なんていうか波乱万丈を絵に描いたような人生と、なんか途中からの吹っ切れ感についていけないまま終わった…みたいな。 私には難しすぎたようです(笑)

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