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アイデアを形にして伝える技術 の商品レビュー

3.8

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    39

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2011/09/30

著者は昨今の「知的生産」の類書を総覧した結果、 '70年代に流行した「知的生産の技術」の書き直しが目立ち、 いかにWebの技術を駆使するかに偏っており、 何よりも“現場感ー現場の情報を収集術ー”に欠けていることに 問題点を抱く。 その解決策として、Web時代のインプット...

著者は昨今の「知的生産」の類書を総覧した結果、 '70年代に流行した「知的生産の技術」の書き直しが目立ち、 いかにWebの技術を駆使するかに偏っており、 何よりも“現場感ー現場の情報を収集術ー”に欠けていることに 問題点を抱く。 その解決策として、Web時代のインプットとアウトプット両面において、 体系的かつ具体的に「アイデア生産のヒント」を説く必要ありと考える。 とは言え、梅棹忠夫が提示した「知的生産の技術」の全否定ではない。 その技術の多くをWebに変換しても、 概念として決して色褪せるものではないと述べる。

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2011/09/30

企画書の作成や、アイデアを練る上で「ひらめき」というものを体系立ててまとめたような感じである。よくまとまっていて、わかりやすいと思う。情報整理術は、自分の性格上合わないところがあるので参考程度の内容だった。 ここに示された基本項目を「型」としてマスターし、自分のオリジナリティを...

企画書の作成や、アイデアを練る上で「ひらめき」というものを体系立ててまとめたような感じである。よくまとまっていて、わかりやすいと思う。情報整理術は、自分の性格上合わないところがあるので参考程度の内容だった。 ここに示された基本項目を「型」としてマスターし、自分のオリジナリティを作っていくことができればよいと思う。

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2011/09/26

・自分自身がもっと現場を体感して情報循環の触媒となり、アイデア生産に寄与する、という意識こそ、会社を元気にする原動力

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2011/10/22

図書館から借りたので一時間弱でザッと読み終えました。「アイデアを形にして伝える技術」をインプットからアウトプットまで丁寧で簡潔にまとめている好著だとは思うのですが、何やらアナロジーの感性が私とズレているのか、違和感を覚えるところがあって熟読できなさそうです。私にとっては図書館で借...

図書館から借りたので一時間弱でザッと読み終えました。「アイデアを形にして伝える技術」をインプットからアウトプットまで丁寧で簡潔にまとめている好著だとは思うのですが、何やらアナロジーの感性が私とズレているのか、違和感を覚えるところがあって熟読できなさそうです。私にとっては図書館で借りて読むぐらいで正解でしたが、肌に合う人でしたら熟読してこの技術を身に付けられるとよろしいと思います。

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2011/09/03

情報を集め、仮説をつくり、アウトプットする方法が、手際良く書かれている。この手の本は多いが、中味の濃い内容である。 自分らしい表現のための「ルールづくり」として、いいものから学んでルールを抽出し、そのルールにあてはめてオリジナルをつくる。という話がでてきて、とても参考になった。 ...

情報を集め、仮説をつくり、アウトプットする方法が、手際良く書かれている。この手の本は多いが、中味の濃い内容である。 自分らしい表現のための「ルールづくり」として、いいものから学んでルールを抽出し、そのルールにあてはめてオリジナルをつくる。という話がでてきて、とても参考になった。 また、ドラッカーの執筆術 として、『まず手書きで全体像を描き、それをもとに口述で考えをテープに録音する。次にタイプライターで初稿を書く。通常は初稿と第2稿は捨て、第3稿で完成。要は、第3項まで、手書き、口述、タイプの繰り返しだ。これが一番速い。』と引用してあって、そうだよな、しゃべっていると、新しい考えが自然とでてくることもあるよなぁ、これを使わない手はないな、と思ったりした。

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2011/09/07

『アイデアハック!』共著者である原尻さんの作品。 振り返ってみると、原尻さんの著書を読むのは今回が初めてかもしれません。 「はじめに」にあるように、アイデアの出し方は『アイデアハック!』を参考にするとして、その概念を進め、仕組み化(=継続してアイデアが生まれる装置」にまで引き上...

『アイデアハック!』共著者である原尻さんの作品。 振り返ってみると、原尻さんの著書を読むのは今回が初めてかもしれません。 「はじめに」にあるように、アイデアの出し方は『アイデアハック!』を参考にするとして、その概念を進め、仕組み化(=継続してアイデアが生まれる装置」にまで引き上げる、というのがこの著書の目的であり、その具体的な方法を得ようと、手に取りました。 読んでみると、ハックシリーズのような違った視点からの方法ではなく、きっと実際に著者自身が使っている方法をありのまま紹介してくれた感じであり、具体的で参考になるものをたくさん得ることが出来ました。 <この本から得られた気づきとアクション> ・下記に記した内容を心がけたい ・インタビュー時のメモ法、連想検索、英語検索、画像検索なんかはなかなかおもしろい。 ・「5つの揺さぶり」もいろいろ応用できそうな気がする。 アイデアが溢れてくる「仕組み化」の2つの概念 (1)データベース思考 (2)民際学(民衆が際立つための学問)的思考 豊かな暮らしを形成する重要ポイント「<循環性の永続>、<多様性の展開>、<関係性の創出>を考慮した暮らしのデザイン」 インタビュー時のメモ なるべく会話に集中、大事だと思われるキーワードをおさえる、キーワード同士の関係を意識。 黒=ファクト(相手が話した内容)、赤=仮説(自分の考え)で書く 仮説を生み出す技術 (1)カテゴリーネーミング (2)コネクティング (3)トヨタ式5W1H(Why×5+How) 「連想検索」(検索キーワードや文章から関連性の高い単語を抽出し、それを含む本をもれなく探し出す方法) ・Webcat Plus ・想 IMAGINE Book Search 日本語検索+英語検索+画像検索 CiNii(論文情報ナビゲータ) Nii-DBR(学術研究データベース) 5つの揺さぶり (1)意図的欠落(不足を意図的に起こして新しい機能や構造を考える) (2)類化性能(アナロジー。一見まったく違ってみえるものの間に類似性や共通性を発見する) (3)目的変更(これまでのプロダクトの機能をまったく違うものに変えることで、全体構造を変える) (4)BTTF(バックトゥザフューチャー。過去を見つめ直し、未来へのヒントにつなげる) (5)仮説推論(情報のカテゴライズ→情報を結びつけ仮説をつくる→なぜを5回→本質的要因まで深堀り) 目次をつくる (1)型の理解:基本形を理解し、最低限の目次構成のイメージをつかむ (2)マンダラートを活用した「思考の断片」出力:マンダラートを活用して内容を書き出す。 (3)データベースを検索し、「全体像(目次構成)」をリライト 企画書の基本構造 (1)目的/目標 (2)現状分析/課題抽出 (3)戦略/戦術 (4)工程表/予算表 書くための基本3原則 (1)書きながら考えない (2)紛らわしい文章や複雑な文章を書かない (3)ペン・シャープナーを持つ 自分らしい表現のためのルールづくり (1)ベンチマーク研究:手本となる文章を見つけ分析 (2)文章表現のルールをつくる:分析結果をルールとして規定 (3)文章を磨く:他人に読んでもらい、修正点を見つける 日本古来の成長論、川上不白「守破離」 <目次> 第1部 インプットの技術 第1章 「現場の情報」力 直接ターゲット(当事者)に話を聴く習慣/インタビューのコツ/メモとノートの取り方… 第2章 情報を集める技術・読む技術 本を読むのは3段階で/ウェブ上に書棚をつくる/日本語検索+英語検索+画像検索… 第3章 データベース構築とアイデア発想 クラウドサービスを活用する/5つの揺さぶり/アウトプットへの準備がアイデア力を高める… 第2部 アウトプットの技術 第4章 型の効用 企画書の基本構造/マンダラートを活用してツリー構造をつくる/3つの編集技術… 第5章 わかりやすく自分らしい文章術 書くための「基本3原則」/自分らしい表現のための「ルールづくり」… 第6章 企画書を書く 「名作ファイル」をつくる/ビジュアルを使えば効果は倍になる/自分らしさを演出する企画書をどうつくるか… 第7章 伝わるプレゼンテーション 事前準備でおさえる3要素/スライドは「トップラインで紙芝居をつくる」/わたしのロールモデルの探し方…

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2011/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

仮説を生み出す技術として 1.カテゴリーネーミング 2.コネクティング 3.トヨタ式5W1H を挙げている. コネクティングでは,「ひねくれモード」というコツを説明している.インタビューで言ってることと腹の底にあることが違っているのではないかと少々疑った見方をすることらしい. トヨタ式5W1Hは,Whyを5回繰り返して考え,Howを考えるという「問題解決の技術」だそうだ.

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2011/09/12

IDEA HACK! の焼き直し。ちょっと中身の情報新しくしただけのような気が……まあ、著者の考えはブレてない証拠ということにしときましょうか……。

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2018/10/31

・鶴見良行は、読書カード、写真、フィールドノート(日記)の3つのデータベースを構築した。 インプットの技術 ・集めた情報から仮説を生み出す技術  -カテゴリーネーミング:似ている情報群をカテゴライズして名前を付ける  -コネクティング:情報同士をつなぎあわせて考察する ...

・鶴見良行は、読書カード、写真、フィールドノート(日記)の3つのデータベースを構築した。 インプットの技術 ・集めた情報から仮説を生み出す技術  -カテゴリーネーミング:似ている情報群をカテゴライズして名前を付ける  -コネクティング:情報同士をつなぎあわせて考察する  -トヨタ式5W1H:Whyを5回繰り返して仮説の背景まで仮説化し、Howを考える問題解決の技術 ・二次情報を扱う目的は、一次情報を確証すること。 ・アイデアの発想法  -意図的欠落:要素を意図的に欠落させて、新しい機能や構造を考える  -類化性能:一見まったく違って見えるものの間に類似性や共通性を発見する  -目的変更:プロダクトの使用目的を変更して、要素と構造を再検討する  -BTTF:過去の教訓から要素、構造、機能を見つめ直す アウトプットの技術 ・ドラッガーの執筆術:手書きで全体像を描き、口述で録音し、タイプライターで書くことを3回繰り返す。 ・文章表現については、他人の文章を読んで、そこに潜むルールを理解して身につける。 ・ブログで本や映画などの評論を書いて文章力を磨く。 ・プレゼンテーションのスライドでは、トップライン(各スライドのタイトル)を読むだけでわかるように、紙芝居のように話の流れをつくる。

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2011/07/26

少し前に読んだ本。「仕事の教科書」だから、要読み返し。 ・最初の部分に出てくる読書カードがすごい。自分もこのくらいの量の読書をし、このブクログ等に記録してアイデアを構築したい。 ・フィールドワークの重要性についても触れられている。思えば自分が大学のとき書いた卒業論文にはこれが足り...

少し前に読んだ本。「仕事の教科書」だから、要読み返し。 ・最初の部分に出てくる読書カードがすごい。自分もこのくらいの量の読書をし、このブクログ等に記録してアイデアを構築したい。 ・フィールドワークの重要性についても触れられている。思えば自分が大学のとき書いた卒業論文にはこれが足りなかったように感じる。 ・マンダラートは使い勝手がよさそう。

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