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フリークス の商品レビュー

3.4

136件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

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2024/03/17

輪郭を持たない記憶の曖昧さ 見えている世界の 白い闇のような怖さ 結末が想像出来ない永遠に続く悪夢と 現実の狭間のようで足元がぐらぁっと揺らぐ感じがする 同じく綾辻先生の『深泥丘奇談』と『人間じゃない』を数話並読してその揺らぎを満喫しました

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2024/03/08

 ホラーミステリーというよりは怪奇幻想小説といった方がしっくりくる短編集。不思議な事件や出来事が起こり、ラストで今まで見ていたものがひっくり返る構成が面白かった。

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2023/12/30

とある精神病棟を舞台とした、三作の短編集。 舞台が舞台だけに、奇妙で、不可思議な話が展開されます。 しかし、そこはしっかりミステリィでしたよ。 面白かったです。

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2023/12/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

4.5年振りに読み直した本です。当時の記憶がほぼ無くなってきたので読み返すことにしました。私は「信頼できない語り手」のいる物語がすごく好きなので、精神病棟が舞台となっているこの本は自分の予想もしなかった展開ばかりでとても面白いと思いました。日記をメインに物語が進むので読みやすく、話も短いのであっという間に読み切ることが出来ます。またこの記憶が無くなった時に読みたいです。(いつになるかな?)

Posted byブクログ

2023/11/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

サラサラと読める3つの短編ミステリー。 個人的には初めの「313号室の患者」の終わり方が1番シンプルでありながらストレートな衝撃を受けた。 この作品を読みながら感じたことは、変わっている、頭がおかしいと思うのはお互い様であって、正常な思考ではない人の話と思って読んでいるこちらは果たして本当に正常なのか、おかしいと思うことが実は狂っているのではないか、と自分を疑いそうになった。 しかし、、そもそもこれは精神病患者の話だった、と独りごちた。

Posted byブクログ

2023/10/21
  • ネタバレ

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精神病棟の患者をテーマにした3つの物語。 3作品ともどんでん返しで面白かった。 日記や小説がこの小説の中で語られるのが面白い。複雑なように思えたがかなり読みやすく分かりやすかった。 精神病となれば、語り手は信用できず虚言、多重人格、記憶喪失は当たり前でどんでん返しには小説・映画共に乱用されているがそれを考えても特異性があって楽しめた。 1つ目の物語は二転三転と物語が展開していくのが中々スリリングであったし、2つ目の物語は根拠のない当てずっぽうでもしや夫なのではと思った予想が当たってしまったが新鮮味があるし、3つ目の物語は小説の中の小説とそれを読んでいる彼のリンクに読む手が止まらなかった。 個人的に3つ目の物語の探偵さんがタイプ。少しシャーロック・ホームズ気質なのが良い。 解説が道尾秀介さんなのもなんだか嬉しい。

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2023/04/23

短編集。「フリークス 五六四号室の患者」が一番好き。“あちら”と“こちら”の曖昧なところが良いんだよね。あと、道尾秀介の解説が世界観の説明をしてくれてて、すごく分かりやすい。

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2022/10/22
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綾辻さんの本は、館シリーズが好きで、他の本も色々読んでは見たが、いまいち刺さらない。 面白く無いわけではない。 どの話も精神科の入院患者の話で、なんとなく結末が予想できた。 特に、自分が奥さんな愛人がどちらか分からなかった話では、夫だと何となくわかってしまった。

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2022/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

氏の著作とはいえ、やはり多重人格モノというか、精神科絡みのモノは、どうしてもあまり受け付けない。というか、極論すれば何でもアリなんじゃないの?って思えてしまうところがどうも…。本作は短編ないし中編集なんだけど、どれを取っても印象は似たり寄ったり。すなわち、個人的に”これ!”っていうのが無かった訳で。

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2022/07/18

とても読みやすくてすぐに読み終えた。 精神異常者の心のあり方が手にとるように読み取れる。どれが真でどれが偽物か、それは全て内にあるものなのかなあ。

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