フリークス の商品レビュー
再読。 ホラー、どんでん返し、本格とバラエティを出しつつ、統一感を持たせる力がすごい。 道尾秀介の解説にもあるように、『深泥丘奇談』にも通じる一人称のあやうさが好き。
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精神病院での、3つの短編集を繋げた物語。 基本、叙述トリックのようなものがあり、読み直すことでそれぞれのミスリードに気づかされます。 内容としては、3つの作品の患者達が、日記を書き、その中身を読みながら物語を進んでいくといった内容です。 一応繋がりもありますが、基本別々の作品です...
精神病院での、3つの短編集を繋げた物語。 基本、叙述トリックのようなものがあり、読み直すことでそれぞれのミスリードに気づかされます。 内容としては、3つの作品の患者達が、日記を書き、その中身を読みながら物語を進んでいくといった内容です。 一応繋がりもありますが、基本別々の作品です。 トリックは2つ読むとわかってしまうようなものもありますが、作品の中でさらにミステリーがあるので、一度で二度楽しめるような作品です。
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すごくすごく興味深くて読み進めると怖いというのは、わかるんだけども、それでも読んでしまう。私の好きな感じですぐ読んでしまいました。 表紙の絵に惹かれて、初めて綾辻さんの本を購入しましたが、内容も私好みで嬉しかったです! 本を読みつつ、真実はこうなんだろうか、ああなんだろうかと予想...
すごくすごく興味深くて読み進めると怖いというのは、わかるんだけども、それでも読んでしまう。私の好きな感じですぐ読んでしまいました。 表紙の絵に惹かれて、初めて綾辻さんの本を購入しましたが、内容も私好みで嬉しかったです! 本を読みつつ、真実はこうなんだろうか、ああなんだろうかと予想しますが、それを上回って裏切られる感覚でした。(良い意味で) 綾辻さんの本、読んでみたいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初の患者は、自分の過去の日記を発見してから狂ってます。 まあ、最初から狂ってるんですけどね… ラストは「看護婦さん面倒くさそうだな~」と言う感じ(笑) 次の患者は、「自分は誰?」という感じです。 ラストは、「ま・さ・か・の第3の選択肢が答えでした…」 ちょっと予想してたけど、そっちか~ 園子と沙奈香の名前のくだりはおもしろかったです。 ただ、最後に2人のことにもう少し触れてほしかったです。 結局2人は別人なの!?同じ人なの!? 私的には、後者だとおもってます。 マヤとか知らね… フリークス これは、一番好きですね。登場人物全員がお気に入り♪ 途中の小説の部分も良かったです。 後半の探偵の推理が説得力があり、私にでも犯人の目星がつきました。 ただ、最後はもう少し、わかりやすくしてくれたらいいかな? 最後の意味は、再読してから考えます。 今の私には分からない… 余談ですが、私がこの本を買うきっかけになったのは表紙です。 一度はスルーしていたんですが、この表紙が頭から離れず買ってしまいました。 本当にこの本に出合えてよかったと思いますね。 この本をよんでから、ミステリーにはまってしまいそうです^^
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「夢魔の手 ―三一三号室の患者―」と「四〇九号室の患者」は面白かった。最後でひっくり返された。表題作「フリークス ―五六四号室の患者―」はグロテスクな感じが楽しめたけど…。 表題作中の次の文が印象に残った。 「“正常”という概念のいかがわしさについて、僕たちは常に、もっともっと...
「夢魔の手 ―三一三号室の患者―」と「四〇九号室の患者」は面白かった。最後でひっくり返された。表題作「フリークス ―五六四号室の患者―」はグロテスクな感じが楽しめたけど…。 表題作中の次の文が印象に残った。 「“正常”という概念のいかがわしさについて、僕たちは常に、もっともっと自覚的であらねばならない。そう思わないかい?云うまでもない話だが、この世界に厳密な意味でのノーマルなど存在しやしない。多かれ少なかれ、僕たちはみんな畸型なのさ。」
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館シリーズとはまた違う面白さがあった。個人的には3話目より1、2話目のほうが好きかな。ラストのドンデン返しが良いな。
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角川文庫の新装版が出たので、何度目かになる再読。 やはり「夢魔の手」の眩暈のしそうな雰囲気がたまりません。あの世界が崩れていく感覚がなんとも恐ろしく、美しくて。何度も読み返しているのに、どっぷりと浸りこんでしまいました。 もちろんあとの二編も素敵なことは、いうまでもないことです。
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なんでもかつて光文社から出た本の再版ものらしい。ということで、先月発売されたばかりの本だけれど、その初出は「四〇九号室の患者」ならば1989年にまで遡ることになるようです。 さて、そんな背景は抜きにしても、どうも新鮮味に欠けるミステリという感じがするなあ。もちろん、一編一編...
なんでもかつて光文社から出た本の再版ものらしい。ということで、先月発売されたばかりの本だけれど、その初出は「四〇九号室の患者」ならば1989年にまで遡ることになるようです。 さて、そんな背景は抜きにしても、どうも新鮮味に欠けるミステリという感じがするなあ。もちろん、一編一編はさすが、ちょー面白いんだけど、でも「うわ、スゲー」感がなかった。綾辻さんの作品は本作と『十角館の殺人』しか読んだことがないんですが、そっちにあった衝撃ほどのものはない感じ。 【目次】 夢魔の手 ――三一三号室の患者―― 四〇九号室の患者 フリークス ――五六四号室の患者―― 角川文庫版あとがき 解説 道尾秀介
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