ナニワ・モンスター の商品レビュー

海堂尊【著】

2011/08/21

序章から第一部キャメルの、国やマスコミの情報操作や、
パニックに陥った時の人々の対応や認識外の不当な差別、
面白く読み始めたのに、
途中から本当に大ほら吹きにしか思えず、
最後にそこを受け入れちゃったら意味ないんじゃ？
って思った所で終わっちゃった感で、
いっぱいになってしまいました。
作者さんの不満や憤りは実際の世の中に蔓延していて、
腹立たしく思っているのでしょうが、
設定と世の中が微妙にリンクしている物語にしたいのか、
ファンタジーにしたいのか、と。

白鳥さんがでるシリーズだけ読むかなあ、なんて
思ってしまったけど、そうすると出て来る人が分からない
って事になって面倒臭いかなあ。

2011/08/20

田口、白鳥コンビこそ出てこないが、お得意のAIを中心に、地方分権等の社会・政治状況も踏まえつつ、スピーディーにお話は進む。若干めまぐるしいのが欠点か。浪速の町医者など、これからも海堂小説に出てきそうなネタがいっぱい。

2011/08/17

名誉院長徳衛さんが解決するのかと思いきや…
最近、海堂作品読んでなかったから色々忘れてる
またバチスタから読み直すとするか

2011/08/16

　一冊の本の中に起承転結がない……。いや、ないわけじゃないんだけれど、下手に前のシリーズを読んでいるから「なんだっけ？　誰だっけ？　この時代だと、どの事件とどう関わるんだ？」とかそういう方向に意識が向くためか、最初から最後まで私の頭の中は謎だらけ。

　インフルエンザの話かと思ったら結局Aiでした。そこもやはり「また？」です。著者プロフィールとあわせて読むと、小説を、それこそこの方が政治利用している気がして冷める冷める。

　一作目と比べて、良くも悪くも書きなれたためなのか、修辞が多すぎて、文章も苦手になってきました。あんまり表現が大袈裟なもので、医療関係の記述がどこまで本当で、どこから架空なのかもよく分からなくてなんだか混乱するのです。

　惰性で読んでいましたが、私はそろそろこのシリーズリタイアかしら。

2011/08/16

2011/8/16読了。

司法と医療の線引きをめぐる綱引きと、国やマスコミに翻弄される地域医療と住民の生活がテーマとなっている。また、実際に起きた事件をモチーフにしているように思われる話もちらほら。
それぞれのパートごとにスピード感はあるが、一つの物語としては途切れ途切れになってしまっているような印象を受けた。

2011/08/14

新型インフルエンザ「キャメル」を題材に最後まで書いて欲しかった。結局この人はなにを書いてもAiにいきつくんだな。はっきり言ってくどい。

2011/08/12

新型インフルエンザのパンデミックものかと思ったらさにあらず。政治の話だった。人に対する修辞が大げさで苦手。

2011/08/09

第１部・第２部は面白かったんだけど、第３部で…。(-_-;)
まぁ、桜宮サーガだからそっちの話になってしまうのはわかるのだが、料理の仕方でもっとサスペンスとして纏まった話になったのではなかろうか。
続編が気になるところです。

2011/08/05

バチスタシリーズではない。。白鳥はちょっと出てくるけど。
大阪と官僚の争いに医療が利用されて巻き込まれるという話で、前半はスピード感があって面白い。
その分、後半の失速感がハンパないのが残念。

2011/08/04

内容（「BOOK」データベースより）
新型インフルエンザ「キャメル」患者が発生した浪速府。経済封鎖による壊滅的打撃、やがて仄見える巨大な陰謀。ナニワの風雲児・村雨府知事は、危機を打開できるのか?村雨が目論む、この国を破滅から救うための秘策とは―。