喋々喃々 の商品レビュー
何度も何度も読み返す本です。 栞と春一郎さんの不倫だけど純愛模様を、移ろい行く季節と共に丁寧に描いた作品。 背景は人情味あふれる谷中。 普段はインモラルなことなどしなさそうな、栞と春一郎さん。丁寧に真っ当に生きている人だって、不倫をすることはある。 不倫はいけないことだけど、だか...
何度も何度も読み返す本です。 栞と春一郎さんの不倫だけど純愛模様を、移ろい行く季節と共に丁寧に描いた作品。 背景は人情味あふれる谷中。 普段はインモラルなことなどしなさそうな、栞と春一郎さん。丁寧に真っ当に生きている人だって、不倫をすることはある。 不倫はいけないことだけど、だからこそ小説の中くらいは肯定してあげてもいいのかな。 花子と栞の元彼氏さんの間には何があったのか、何度読んでもあまりわからなかった。
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不倫しておいて罪悪感のかけらも抱かない主人公がサイコパスだとしか思えない。 不倫すれば理解できるのか? 食べ物の描写は良かった。
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柔らかくて心地良い文体が、舞台である谷根千の雰囲気を一層引き立てる。岩盤浴やマッサージなんかに行くよりも、この作品読んだ方がよっぽどデトックスになるな。地に足をつけた暮らし方のヒントがこの中に、そして答えはすき焼きの中に。
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谷中の街の雰囲気がわかる本です。最初はそれだけかと思いましたが、一人の男性と出会い、別れを丁寧に描いた本です。不倫の題材なのに、なぜか綺麗で神聖なもののようにみえる。糸さんの世界にのめりこんでしまいました◎
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このどうしようもない状況がどうなるのか?と読み進めたけど、何にも変わらない。優しすぎて前にも後ろにも進めない妻子ある男性とアンティーク着物のお店を営む女性のお話。 風景などの描写に心弾かれたけど、食べ物のシーンが多すぎて、そしてリアルに美味しそうなだけお腹が苦しくなった。 最...
このどうしようもない状況がどうなるのか?と読み進めたけど、何にも変わらない。優しすぎて前にも後ろにも進めない妻子ある男性とアンティーク着物のお店を営む女性のお話。 風景などの描写に心弾かれたけど、食べ物のシーンが多すぎて、そしてリアルに美味しそうなだけお腹が苦しくなった。 最後まで読んだけど、どうだろう?わからないわ。不倫は苦手だわ、というのが正直な感想です。
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【あらすじ】 東京・谷中でアンティークきもの店「ひめまつ屋」を営む栞(しおり)。きものを求めるお客ばかりでなく、ご近所さんもふらりと訪れては腰を落ち着ける、小さなこの店に、ある日、父とそっくりの声をした男性客がやってくる。その人は、栞の心のなかで次第に存在感を増していき――人を大切に思う気持ち、日々の細やかな暮らしが、東京・下町の季節の移ろいとともに描き出される、きらめくような物語。 谷中・根津・千駄木近辺に実在するお店や場所も多数登場し、街歩き気分も楽しめる作品。『食堂かたつむり』で鮮烈なデビューを果たした小川糸の第二作。 【感想】
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重たくてせつない...でも文章は終始爽やか 谷中は個人的にも甘くて苦い記憶の街 なんだかな...
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日々の暮らしが丁寧に、おいしそうに描かれる。四季折々の日本ならではの小さな行事ごとのなか、とくに鷽(うそ)がとてもいい仕事を。「帰って」で涙腺が決壊、桃が食べたい。
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昔読んだ本でうろ覚えのレビュー 食べ物の描写が良い。どの食べ物もおいしそうで、おでんのシーンとか実際にお店があるなら食べに行きたいくらい。 印象に残ってるのは、栞が作ったおかずなのに、ハルイチロウさんには「スーパーで買ったお惣菜」と嘘をつくシーン。どうしてわざわざ嘘を?と思ったが、恐らくハルイチロウさんに「手作りの重さ」を感じさせないためだったのかな…と思ったり。それか、万が一まずくてもスーパーだからと理由付けできる保険か…(笑) 総じてせつないなぁ。といった感想。 不倫でなかったらどんなにキュンキュンしただろう。
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憧れる暮らし。谷中に行ってみたい。 主人公・栞も春一郎も魅力的で、穏やかで綺麗な話。だからこそ、不倫なんだよなーって思ってしまう。
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