1,800円以上の注文で送料無料

喋々喃々 の商品レビュー

3.7

276件のお客様レビュー

  1. 5つ

    66

  2. 4つ

    86

  3. 3つ

    67

  4. 2つ

    21

  5. 1つ

    7

レビューを投稿

2013/11/30

妻目線の、純愛気取りのエゴな不倫はほんっと嫌気が差すけど、こういう青春みたいなものだったら読んでいるこちらが微笑ましくなってしまう。まさに「蝶々喃々」。 時々、話の筋の瞬間がすっ飛ばされていて戸惑ったり、料理の描写がそんなに詳しく必要?と思ったりしたけど、久しぶりに楽しい読書だ...

妻目線の、純愛気取りのエゴな不倫はほんっと嫌気が差すけど、こういう青春みたいなものだったら読んでいるこちらが微笑ましくなってしまう。まさに「蝶々喃々」。 時々、話の筋の瞬間がすっ飛ばされていて戸惑ったり、料理の描写がそんなに詳しく必要?と思ったりしたけど、久しぶりに楽しい読書だった。

Posted byブクログ

2013/11/25

「おいしいものを、いっしょに食べたい人がいます。東京、谷中で、アンティーク着物店を営む栞の、恋と家族の物語。」 とても、切ない、ラブストーリー。主人公の家族は、とても複雑で、それでも、彼女は、みんなが大好きで。それに、彼女は、辛い恋を経験していて、でも、今の彼を、純粋に愛している...

「おいしいものを、いっしょに食べたい人がいます。東京、谷中で、アンティーク着物店を営む栞の、恋と家族の物語。」 とても、切ない、ラブストーリー。主人公の家族は、とても複雑で、それでも、彼女は、みんなが大好きで。それに、彼女は、辛い恋を経験していて、でも、今の彼を、純粋に愛している。しかし、それは、不倫の恋で…。美しくも切ない恋が、情緒溢れる、四季の風景と共に描かれている。そして、「小川糸」といえば、忘れてわならないのが、「おいしい料理」の数々である(笑)

Posted byブクログ

2013/11/19

◆美味しいものを一緒に食べられるしあわせ◆ タイトルや装丁から何となく想像がつく通り、「和」な小説です。下町の風景、きもの、そして四季折々のおいしいお料理、お菓子の数々…。 東京の下町で、アンティークきもの屋を営む栞の、ゆったりとしたつつましい暮らしぶりに、読んでいる側もゆったり...

◆美味しいものを一緒に食べられるしあわせ◆ タイトルや装丁から何となく想像がつく通り、「和」な小説です。下町の風景、きもの、そして四季折々のおいしいお料理、お菓子の数々…。 東京の下町で、アンティークきもの屋を営む栞の、ゆったりとしたつつましい暮らしぶりに、読んでいる側もゆったりほっこりとした気分を味わえます。 家族と、また好きな人と、食事を共にできるという平凡なしあわせを改めて考えさせられる一冊です。

Posted byブクログ

2013/11/17

東京の下町でアンティークきもののお店を営む、栞の恋と家族の物語。 季節を感じ、和の良さを感じる、やわらかくてせつないお話でした。 他愛もないことを共有したい人がいる。 おいしいものを一緒に食べたい人がいる。 出てくる江戸っ子のおじいちゃんが粋であったかくて素敵でした。台詞のひ...

東京の下町でアンティークきもののお店を営む、栞の恋と家族の物語。 季節を感じ、和の良さを感じる、やわらかくてせつないお話でした。 他愛もないことを共有したい人がいる。 おいしいものを一緒に食べたい人がいる。 出てくる江戸っ子のおじいちゃんが粋であったかくて素敵でした。台詞のひとつひとつが心に落ちてくる。

Posted byブクログ

2013/11/11

切ない気持ちになった。不倫のお話と思えないくらいに、ドロドロとか憎しみとかそういうのが無く、純愛という印象を受けた。丁寧に慎ましく日本人らしい暮らしを営む主人公に好感が持て、春一郎さんと幸せになってほしいと思いつつ、家庭を持つ春一郎さんが家庭を捨てる姿は見たくないという矛盾した気...

切ない気持ちになった。不倫のお話と思えないくらいに、ドロドロとか憎しみとかそういうのが無く、純愛という印象を受けた。丁寧に慎ましく日本人らしい暮らしを営む主人公に好感が持て、春一郎さんと幸せになってほしいと思いつつ、家庭を持つ春一郎さんが家庭を捨てる姿は見たくないという矛盾した気持ちになる。街、人、食べ物の描写が細やかで、巻末にはMAPも載っているので、谷中に遊びに行きたくなる。

Posted byブクログ

2013/11/04

谷中でアンティークきもの店を営む栞とたまたまお客で現れた春一郎の恋物語。 人を好きになるのは理屈じゃない。 たとえ結ばれない、許されない恋であっても… そんな恋愛を季節の移り変わりと、料理が彩りを添えている。 2013.11.4

Posted byブクログ

2013/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

きもの屋さんを営んでいる女性のお話。 日常生活の感覚がとっても素敵で こんな感覚を感じて生きてないなと 思いました。 ご飯の描写がとっても多くて 美味しそうでした。

Posted byブクログ

2013/10/01

東京・谷中でアンティークきもの店「ひめまつ屋」を営む栞(しおり)。きものを求めるお客ばかりでなく、ご近所さんもふらりと訪れては腰を落ち着ける、小さなこの店に、ある日、父とそっくりの声をした男性客がやってくる。その人は、栞の心のなかで次第に存在感を増していき――人を大切に思う気持ち...

東京・谷中でアンティークきもの店「ひめまつ屋」を営む栞(しおり)。きものを求めるお客ばかりでなく、ご近所さんもふらりと訪れては腰を落ち着ける、小さなこの店に、ある日、父とそっくりの声をした男性客がやってくる。その人は、栞の心のなかで次第に存在感を増していき――人を大切に思う気持ち、日々の細やかな暮らしが、東京・下町の季節の移ろいとともに描き出される、きらめくような物語。 けど、うーん、不倫かぁ・・・なんていうか・・・ひっそりとした感じが栞には似合うけど、うーん・・・相手の男もはっきりしろよ、と思ってしまいました。小説の雰囲気は好きなんだけどなぁ。 ちょうちょうなんなん  【喋々喃々】  男女がうちとけて小声で楽しげに語りあう様子。

Posted byブクログ

2020/02/29

2013.9月。 街の描写がいい。イキイキとした様子が目に浮かぶよう。こんな街でこんな風に暮らせたらすごくいいなあと思いました。

Posted byブクログ

2014/05/19

春一郎と栞が一緒に食事をするシーンが印象的でした。 好きな人と食卓を囲める。 それだけで幸せだと気づける人は少ないですよね。

Posted byブクログ