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円卓 の商品レビュー

4.1

188件のお客様レビュー

  1. 5つ

    55

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

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2024/09/11

あー、笑う。 なんでこんなに面白くせつなく書けるんだろう〜 「パニックん」とウサギを顔に乗せるところ好き。 こっこがずっと真面目にものごとを捉えているところが好き。 子供の頃の感覚を思い出す。

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2024/08/28

前半は、「じゃりんこチエ」を高密度かつ高速にした感じで、しゃべくり漫才のドライブ感。一つひとつの言葉選びや言葉運びが光る。(50頁の「理子が連れてくるあの男は精神性がやかましい上に、あかん穴がうほど空いて」のセリフには笑った)。しかしそれだけでは終わらず、後半は思春期の入口に立っ...

前半は、「じゃりんこチエ」を高密度かつ高速にした感じで、しゃべくり漫才のドライブ感。一つひとつの言葉選びや言葉運びが光る。(50頁の「理子が連れてくるあの男は精神性がやかましい上に、あかん穴がうほど空いて」のセリフには笑った)。しかしそれだけでは終わらず、後半は思春期の入口に立った少女が「世界」を見つけ直し受け止め直す物語に仕上げている。ラストの仕掛けも見事。

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2024/02/12

風が凄げぇなw ってな事で西加奈子の『円卓』 やっぱり西加奈子ワールドは最高♪ 内容はどうでもええ(笑) そんな事無いけど、西加奈子ワールド全開の内容♪ 少し普通の子とは視点、観点がストロング過ぎる琴子こと、こっこ。 こっこのピュア過ぎる感覚が何ともキュンときて、ゾッ...

風が凄げぇなw ってな事で西加奈子の『円卓』 やっぱり西加奈子ワールドは最高♪ 内容はどうでもええ(笑) そんな事無いけど、西加奈子ワールド全開の内容♪ 少し普通の子とは視点、観点がストロング過ぎる琴子こと、こっこ。 こっこのピュア過ぎる感覚が何ともキュンときて、ゾッとするw 登場キャラも相変わらず皆愛おしいキャラで皆好き過ぎるけど、鼻糞鳥居だけはNG(笑) ぽっさん、石太がグッと来るw じゃが、最後に締める言葉にグッとくる。 『そいつはその声を、決して忘れないだろうと思う。だが、忘れてしまう。生まれたら、死ぬために、生きてゆく。』 そうなんよな。 装丁裏の西さんのイラストかな? こんなん好きじゃなぁ♪ 2016年24冊目

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2023/04/02

自我が強くて人と同じは嫌な小学3年生琴子と、3つ子の姉と両親と祖父母、クラスメイトに幼なじみと、それぞれ個性的な人に囲まれたひととき。 ここまで強くはなかったけれど、具合が悪くてみんなに心配されたいがために病気を切望したり、でもいざなると普通に戻りたいと思ったり、誰もが1度は思...

自我が強くて人と同じは嫌な小学3年生琴子と、3つ子の姉と両親と祖父母、クラスメイトに幼なじみと、それぞれ個性的な人に囲まれたひととき。 ここまで強くはなかったけれど、具合が悪くてみんなに心配されたいがために病気を切望したり、でもいざなると普通に戻りたいと思ったり、誰もが1度は思うことが書かれていて共感した。 関西弁なのもあるけど、語り口がとても軽快でリズムもよく、どんどん先が読みたくなる文だった!

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2022/12/27

サラッと読み終わった。 読み始めると止まらないということはハマってるのか、そうじゃないのかわからない。けど、ほとんど1日で読んだから面白かったのだと思う。

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2022/10/20

琴子みたいな子供、意外といると思います。 何か悟っているような雰囲気がとっつきにくくもあるけれど、 どこか憎めない可愛らしさもあって、クスッと笑えて楽しい物語でした。

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2022/10/08

主人公である琴子と同じ小3ながら、七福神の中でもマイナーな寿老人をこよなく愛するぽっさんは、もはや人生を達観していてその貫禄がすごい。 22.09.04読了

Posted byブクログ

2021/09/11

自分は唯一無二の存在だと信じていたが、実は大勢の中の1人・・?と、何となく気づき始め、いや、そんなはずはない・・とグラグラする年頃の感情が面白く書かれていて何度も笑いました。

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2021/07/17

子供が自分の発する言葉の責任に気づく瞬間ってあると思う。 私は多分4年生くらいの時に、バカとか死ねとかフツーに意味なく発していて、伯母に叱られた。 本気で叱られたことにびっくりしたのと、今までの言動に対する猛烈な後悔で、恥ずかしい、いたたまれない、と、初めて感じた。 未だに考えな...

子供が自分の発する言葉の責任に気づく瞬間ってあると思う。 私は多分4年生くらいの時に、バカとか死ねとかフツーに意味なく発していて、伯母に叱られた。 本気で叱られたことにびっくりしたのと、今までの言動に対する猛烈な後悔で、恥ずかしい、いたたまれない、と、初めて感じた。 未だに考えなしに言葉が出る方で、日々反省はあるのだけど、あの時気づかなければと思うとおそろしい。 コッコの素直さ、子供らしさゆえの残酷さ、言葉の重み、ずしんときた。

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2021/04/03

ぽっさんが、こっこに、ジビキが怒った理由を一生懸命説明する場面がなんだかすごく良かった。 周りと違うことをカッコいいと思うこっこと、周りと一緒でないことを苦しいと思う子のギャップに、こっこ本人が最後の方で気が付きつつある感じでしょうか。

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