円卓 の商品レビュー
小学3年生のこっこのひと夏の物語。 ありがちな設定でありがちなお話ではあるんだけど大阪弁がなかなかイキイキしててよろしい。 ★はちょっとおまけの4つで。 映画も見たけど芦田愛菜の演技力に驚嘆。
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一気読み。面白かった。 西加奈子さんは相当な変わり者、という感じがする。良い意味で。才能ある。サラバ!と舞台を読んだけど、円卓が一番好き。 登場人物の面白さ、琴子とぽっさん、いい!クスッと笑えるし、終わり方も良かった。センスいい。 久しぶりの星5つ。
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「ひ、ひとりにして、す、すまんかった。」 ああ!そう言って透明の涙をはらはらと落としたぽっさんが男前すぎて泣ける。 肉子ちゃんを抜いてわたしの中で西加奈子No.1に躍り出た小説。
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こっこの気持ちが分かる。 分かろうとする、知りたいと思う、 小学3年生の頃の気持ちが蘇る。 誰も悪くない。 みんなそれぞれ、 生まれ出たときから、死に向かって、生きている。 円卓。 なんか中華料理食べに行きたい。
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大いに笑ってしまう。こっこのノートの内容が特に秀逸。 「ししゅんきはだれにもやってくる おまえにもおまえにもおまえはだれだ ししゅんきです」
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大家族の話。 末っ子の達観した、大人びた性格、孤独を素敵と思うのは、やはり大家族に生まれたからだと思う。 核家族ばかりの現代だけど、こういう大家族の話は素敵だ。 うさぎのくだりが面白かった。
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2015.07.30 西加奈子初読書。 とっても好き。児童文学に近い、小学生の成長や思春期の気持ちの変化を伝える作品は見たり読んだりしたことはあったけれど、この円卓は一味違う。とっても面白かった。 文章のリズムがとっても好き。説明の仕方や、言葉の選び方もしっくり。 一夏で子供って...
2015.07.30 西加奈子初読書。 とっても好き。児童文学に近い、小学生の成長や思春期の気持ちの変化を伝える作品は見たり読んだりしたことはあったけれど、この円卓は一味違う。とっても面白かった。 文章のリズムがとっても好き。説明の仕方や、言葉の選び方もしっくり。 一夏で子供ってこうも成長するのか。 初読書とか思ってたら、10年くらい前にさくら読んでた。ワンコの話やよね。けっこう一味もふた味もあるような家族の、ワンコによる心温まる話のような覚えが。
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主人公の琴子は小学3年生。同級生の友人たちや三つ子の姉妹なども登場する。舞台は大阪。 著者の西加奈子は『サラバ!』で2015年に直木三十五賞を受賞したこともあり、期待して読んだが、それほどでもなかった。半分ほど読んだとき、どの辺から面白くなるのかな、と思ったが、結局、それほど盛り...
主人公の琴子は小学3年生。同級生の友人たちや三つ子の姉妹なども登場する。舞台は大阪。 著者の西加奈子は『サラバ!』で2015年に直木三十五賞を受賞したこともあり、期待して読んだが、それほどでもなかった。半分ほど読んだとき、どの辺から面白くなるのかな、と思ったが、結局、それほど盛り上がらなかった感じ。全然面白くない、というわけではないのだが、込み上げてくる何かしらまではあまり感じられなかった。
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中2の三つ子の姉を持つ、少々変わった感性の小3女子の物語。先回読んだデビュー作に比べると格段に文章がうまい。地の文のツッコミとか流石としかいいようがない。
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孤独に憧れる小学三年生のこっこ。 担任のジビキにまじでつっこまれ、子供ができて、夏休みを越す。 こっこに変化が訪れ、無口になっていく。 強い、利口、ツッコミ、気持ちが良かった。
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