オジいサン の商品レビュー
年寄りってだけで 傲慢に振る舞ってもいいと思ってる中高年に読ませたい そうじゃなくても 老いを自分には降りかからないものと 勘違いしている若者から老人まで なんかもうみんな読めばいいのに 豆腐小僧も哲学みたいでヨカッタけど これも人生観を問う(割にはライトな語り口)名作なので ...
年寄りってだけで 傲慢に振る舞ってもいいと思ってる中高年に読ませたい そうじゃなくても 老いを自分には降りかからないものと 勘違いしている若者から老人まで なんかもうみんな読めばいいのに 豆腐小僧も哲学みたいでヨカッタけど これも人生観を問う(割にはライトな語り口)名作なので 豆腐〜が好きな人は好きかも 星は4つ 図書館で借りたけど 年老いたらまた読みたいから ほしいなーと思っている
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「オジいさん」の思考、のんびりぐるぐる散らばりすぎて、着いていくのがツライよー。 でもこのぐるぐる感が年配者の思考のリアルの一つなのかもしれない。 徳一さんの真面目さが思考に現れている。 ラストは急展開。「オジいさん」の謎はいまいち分からなかったけど、ハッピーでよかった。
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「オジいサン」という微妙なニュアンスの呼び方が気になってしょうがない徳一老人。悠々自適な老後を独り侘びしく過ごしつつ、あっちへこっちへ思索をめぐらします。その思考の散らばりをいちいち拾わねばならないこちらとしては少々じれったいような。 しかし、そこには徳一なりの“スジ”が通っています。 「加齢」「体感時間」「子ども」そして「地デジ」。 まとまりがないように見えた日常のあれこれが、ラストでスッと綺麗な着地を遂げたのが気持ちいいです。
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リアルに老人の気持ちになってしまいそうでしたこれこわい…。 年を取ったら本当にこうなるんだろうなあ、と思わされるふしぎなリアリティと日常感、一人暮らしの老人のわびしさがひしひしと伝わってきました。 曜日の感覚がおかしくなりそう…となったところで下を見ると、時計の絵が。徐々に時間が進んで行っているのがなんともニクい演出です。 ちょっと偏屈なのかな?と思う部分もあるけれど、言っていることはなんとなーくそうかもなー、って思う部分があって、電器屋の息子(今の店主)から凄く気にかけられている。 オジいサン、と呼んだ子どもが後々また出てくるのかと思いきやまったく出てこず(笑) 最後は家族、ではないけれど、それに近い形で見てもらえていてよかったなー、とちょっとほのぼのとしました。 しかし、ちょっとこのままボケが出てしまいそうなのが不安要素。
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※うまくアップできてなかったから、やり直し。 うーん。のんびり。 ミステリの印象で読むとなんか違う、のんびりとゆっくり。 そして最後はちょっとほっこり。 紳士的な南極(笑)みたいなオジいサン。 いや、南極よりはだいぶ紳士的でまともな人か。 これだけ一人の人間の話で一冊の本にな...
※うまくアップできてなかったから、やり直し。 うーん。のんびり。 ミステリの印象で読むとなんか違う、のんびりとゆっくり。 そして最後はちょっとほっこり。 紳士的な南極(笑)みたいなオジいサン。 いや、南極よりはだいぶ紳士的でまともな人か。 これだけ一人の人間の話で一冊の本になるとはね。 益子氏のキャラは好きです。
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京極っぽい話。 おじいさんが、おじいさんと呼びかけられて、おじいさんになったことを自覚していく話。 んで、よくわからない終わり方。 でも、おじいさんはオジいサンで幸せなのかも知れない。
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独居老人益子徳一の日常。 昨日は何をしたか、あれをやったのはいつだったか。そういう些細なことから、近隣住民とのやりとりと地域の移り変わり、地デジや携帯電話についてまで。生真面目な「オジいサン」益子徳一の口から地デジや塩辛いウィンナー、回覧板のおばさんなどが語られると、どこかユーモ...
独居老人益子徳一の日常。 昨日は何をしたか、あれをやったのはいつだったか。そういう些細なことから、近隣住民とのやりとりと地域の移り変わり、地デジや携帯電話についてまで。生真面目な「オジいサン」益子徳一の口から地デジや塩辛いウィンナー、回覧板のおばさんなどが語られると、どこかユーモラスで、そして切ない。 京極夏彦って老人が好きだよね、というのはおいておいて。老人って、そうだよ。自分が思うんじゃなくてまず周囲に認識されてしまうんだよなあ。それは切ないぞ。地デジの話、携帯電話の話も、独居老人ゆえの寂しさがしみた。枯れた老人ゆえの、面白さと寂しさが詰まってたなあ。
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七十二歳と六箇月のオジいサンがとまどい、愁い、怒り、諦め、そして少し笑う、長くて短い一週間の物語。 何でもない日常だけど、何でもなくない。 他人には分からないけど、矜持を持って生きている。 作者の老境への想いが、清々と伝わってくる小説でした。
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オジいサンのごく普通の日常が書かれた本。 読んでいて、頭のいい人が書いた本だっていうのをひしひしと感じた。 いったい世の中にいる年配の方の中でどれだけの人達が徳一さん(この本の主人公)のように理論的な考え方をするのか、少々疑問に思わなくもない。 矍鑠としたご老人というのは徳一...
オジいサンのごく普通の日常が書かれた本。 読んでいて、頭のいい人が書いた本だっていうのをひしひしと感じた。 いったい世の中にいる年配の方の中でどれだけの人達が徳一さん(この本の主人公)のように理論的な考え方をするのか、少々疑問に思わなくもない。 矍鑠としたご老人というのは徳一さんのような人の事を言うのかな、と思ってみたりした。 見た目とかじゃなく、ものの考え方が。 でも、凄く納得できるところも多くて、老人になろうが考え方や生き方ががらっと変わってしまう訳じゃないってのは強く感じました。 そんなわけで、★3つ。
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オジイサンがいちいちついていけない事があっても色々考えて答えをゆっくり出していくのが可愛い。将来私もこんな感じで置いていかれるのかな。電気屋さんみたいなひとを今から作っておかないとかな(笑)
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