- 中古
- 書籍
- 書籍
オジいサン
定価 ¥1,650
220円 定価より1,430円(86%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2011/03/10 |
JAN | 9784120042096 |
- 書籍
- 書籍
オジいサン
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
オジいサン
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.3
102件のお客様レビュー
一人暮らしの益子徳一の72歳6ヶ月と1日めから一週間の日々が綴られていた。本をパラパラめくると、時の流れの速さを実感できる。 歳を重ねると、ひとつのことを思い出すのに時間がかかる上に、次から次に気になることか増えて考えてしまうようだ。その上億劫な気持ちもあるから、物事が進まない...
一人暮らしの益子徳一の72歳6ヶ月と1日めから一週間の日々が綴られていた。本をパラパラめくると、時の流れの速さを実感できる。 歳を重ねると、ひとつのことを思い出すのに時間がかかる上に、次から次に気になることか増えて考えてしまうようだ。その上億劫な気持ちもあるから、物事が進まない。一人暮らしで情報も限られる。そして、わからないことを聞く相手もいない。話し相手がいないから、急に話しかけられると声がでにくい。 ああ、そうだったんだ、と今ごろ気づかされた。徳一が、私の父と似ているところがあった。あれやこれや聞いてきた理由が、よくわかった。徳一さんが、色々と思いめぐらす間に時間があっというまにたつ、と言っているのは、父からよく聞かされたことと同じだった。 最後は、田中電気の繁さん、ありがとうねという気持ちになった。徳一さんに楽しみができてよかった。
Posted by
帯背 じんわり沁みる老人小説! 帯裏 徳一が遅くなっているのではない、周りが速くなっているのだ。 徳一は新幹線に乗っているのだ。だから。 車窓を横切る風景は、確認する間もなく、あっという間に遠退いて行く。 目の前の景色がどんどんどんどん遠くなる。すぐに見えなくなってしまう。 つ...
帯背 じんわり沁みる老人小説! 帯裏 徳一が遅くなっているのではない、周りが速くなっているのだ。 徳一は新幹線に乗っているのだ。だから。 車窓を横切る風景は、確認する間もなく、あっという間に遠退いて行く。 目の前の景色がどんどんどんどん遠くなる。すぐに見えなくなってしまう。 ついさっきのことだって。 もう、何キロも、何十キロも離れてしまっている。 見えなくなればみな一緒である。 -『オジいサン』本分より 初出 『中央公論』 二〇〇九年五月号、八月号、十一月号、 二〇一〇年二月号、五月号、十一月号十一月号
Posted by
年をとってボケてくる過程って こんな感じなんだろうなあ。 ずっと主人公の思考で進んでいくので 自分まで70代のオジいサンになったような気持ちになります(笑) だからといって、嫌な気分とかではなく 真面目に生きていけば 年をとることも不安に思うことはないのかも と不思議に読後感が良...
年をとってボケてくる過程って こんな感じなんだろうなあ。 ずっと主人公の思考で進んでいくので 自分まで70代のオジいサンになったような気持ちになります(笑) だからといって、嫌な気分とかではなく 真面目に生きていけば 年をとることも不安に思うことはないのかも と不思議に読後感が良い話でした。
Posted by