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うさぎパン の商品レビュー

3.7

306件のお客様レビュー

  1. 5つ

    49

  2. 4つ

    116

  3. 3つ

    101

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    4

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2012/08/11

富田くん・・・。 知り合いのこと、そう思えてしまうわ。 私はゆうこちゃんではなく、美和ちゃんよりだな。 『うさぎパン』も良かったけれど、『はちみつ』も良かった。

Posted byブクログ

2012/07/24

とてもかわいらしいタイトル。児童書かなと思って手に取りましたが、みずみずしい青春文学でした。 15,6歳という多感な年齢にさしかかった少女。それまでの女子校から共学に転校したとまどい。 義理の母とのどこかぎこちない関係。それらが出だしで語られます。 これがモチーフとなって話が進...

とてもかわいらしいタイトル。児童書かなと思って手に取りましたが、みずみずしい青春文学でした。 15,6歳という多感な年齢にさしかかった少女。それまでの女子校から共学に転校したとまどい。 義理の母とのどこかぎこちない関係。それらが出だしで語られます。 これがモチーフとなって話が進むのだろうと思いきや、新たに起こるクラスメイトへの初恋と家庭教師の女子大生との関係の方が、描写の比率が多くなっていきます。 義母の微妙な立ち位置が霞んだように感じた辺りで、驚きの展開が起きるのです。 平凡な物語だと思いきや、込み入った人間関係だということが徐々にわかる、おもしろい展開。 人間関係がフライング的に複雑でした。 肝心の父親が、海外赴任で不在のままという設定も、全てを知る解説者の存在がいないということで、ややこしさ、話の奥ゆきを倍増させています。 いろいろな事実や初めての感情を知り、少しずつ成長していきながらも、少女が好きなのがパンというのがほっとするところ。 描写もとてもおいしそうで、いまにも焼き立てのパンの香りが漂ってきそうでした。 パンを介しての関係、勉強を介しての関係、義理の親子という立場での関係。 少女をとりまくさまざまな人間関係が、少しずつ動いていく様が、丁寧に描かれています。 虹のシーンがすてき。キラキラしています。 同収録されている『はちみつ』は、ヒロインに感情移入するまでには至らず、話としてはちょっと弱いなあと残念に思いましたが、2編ともみずみずしい物語。 著者は、ダ・ヴィンチでデビューしたという期待の新人。 森絵都作品のようだと思いました。

Posted byブクログ

2012/07/17

私もパンがだいすきなので、パン屋めぐりの楽しさが分かち合えた気がしてうれしかった。 ちょっと変わった人格として家庭教師の人が描かれているが、ストーリーを読む限り、私にはなかなかいない、普通な人だと思ったのでそこは違和感があった。 初めての作家さんだったので、これからも読んでみたい...

私もパンがだいすきなので、パン屋めぐりの楽しさが分かち合えた気がしてうれしかった。 ちょっと変わった人格として家庭教師の人が描かれているが、ストーリーを読む限り、私にはなかなかいない、普通な人だと思ったのでそこは違和感があった。 初めての作家さんだったので、これからも読んでみたいです。

Posted byブクログ

2012/07/13

ものすごくほっこりとして、読むとあったか〜くなります。お気に入りの、しっとりとしたライ麦パンを食べたくなりました。

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2012/07/02
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何一つ、不安を掻き立てられることのない、なんとも安心する物語だった。 読んだあともほんわかして、やさしい気持ちのする本で…そしておいしいパンが食べたくなった。 私はクルミパンがすき。 しかし、高校生でパン屋さんのパンをたべるなんでリッチじゃなかろうか? まぁ、それはさておき。 身近に「何でも相談できる」親以外の大人がいるというのは、成長の助けになるんだなぁとしみじみ思った。 その点、美和ちゃんは逸材だと思う。 あんな風に迷える思春期のお相手ができるようになりたいものだ。 「世の中に必要なものしかなかったら、とんでもなく殺風景なことになるわよ。」 「まだ若いんだから、意義のあることだけに集中するには早すぎるよ」 こんなふうにやわらかく言われたら、トゲも丸くなっちゃうなぁ〜。 そうかと思えば、その美和ちゃんだって悩める女性でもあるわけで、その書き分けが絶妙だった。 疲れた時のあめ玉みたいな、そんな一冊。

Posted byブクログ

2012/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

普通の日常だけ(いい意味で)での展開かと思いきや、思いがけない再会が。でもそれが物語の雰囲気を壊しているわけでもなく、そこからまた真実が分かる、というちょっとしたどんでん返しも。 ふんわりとした物語。 「うさぎのパンはないね」という流れ、私が想像してたオチとはちょっと違ったな。私は「小さい時に聡子が作ってくれていた」んだと考えたんだけども。

Posted byブクログ

2012/06/24

瀬尾さんに似てる穏やかであったかい。心をじわじわとあたためてくれる。 うさぎパンの話は聡子もミドリさんも大人で、父親が嫌になるけど、でもゆうこちゃんをとても愛してることが伝わる。 一生懸命誰かを笑顔にしたり、幸せにしたいって思う気持ちは素敵。 いい本に出会えました。

Posted byブクログ

2012/06/19
  • ネタバレ

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ほんわかした本でした(〃ω〃) 好きな人が一緒の好みだなんて。。素敵です♡ 私もパン食べたくなりました(〃゚σ¬゚)ジュルリン.. もう一つのお話の「はちみつ」も良かったです♪ お弁当。。おいしそう(〃ノωノ)

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2012/06/12

ほんわか暖かくなる本。 母親が小さい頃に亡くなって優しい新しい母と一緒に過ごすゆうこ。 ゆうこ、と書くと優子や裕子より優しくなる。 優子よりゆうこが似合う、ほんわかした主人公が周りの人やパンに支えられて成長していく。 メルヘンの要素もあるけど、ぼけすぎないのは美和さんや富田...

ほんわか暖かくなる本。 母親が小さい頃に亡くなって優しい新しい母と一緒に過ごすゆうこ。 ゆうこ、と書くと優子や裕子より優しくなる。 優子よりゆうこが似合う、ほんわかした主人公が周りの人やパンに支えられて成長していく。 メルヘンの要素もあるけど、ぼけすぎないのは美和さんや富田くんが芯のしっかりした人だからかな。 心が暖かくなる優しい本。

Posted byブクログ

2012/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文庫本についていた帯の「ほのぼの」とは程遠い昼ドラ顔負けな設定なのに、 掴みどころの無いフワフワとした文章や、 優しいというよりも人間味が少なくお人形さんのような登場人物たちに対して、 言いようの無い気持ちの悪さを感じました。 少女漫画をそのまま文章にしたかのような深みが無い描写や ご都合主義な展開は私の嗜好とは合わず、 読み終えるまでが苦痛な1冊でした。

Posted byブクログ