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うさぎパン の商品レビュー

3.7

306件のお客様レビュー

  1. 5つ

    49

  2. 4つ

    116

  3. 3つ

    101

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    4

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2012/09/05

ほんわかあったかい気持ちになった。最後のプレゼントの所は思わず泣いてしまいました。聡子が作ってくれたパンが、ずっと心に残っていたんだなぁ。パンが食べたくなった。はちみつもとても良かった。吉田先生がなんかすき。

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2012/09/02

恋をすること、恋を失うこと。上手にできてこそが恋愛上手だと思っていたので、わたしは自分のことを恋愛下手だと思っていた。考えてみれば恋はいつも初めてのことなのだから上手になんて出来ないものなのかもしれない。それが高校生であれ、大人であれ。 誰かを好きになって、どうしようもない気持...

恋をすること、恋を失うこと。上手にできてこそが恋愛上手だと思っていたので、わたしは自分のことを恋愛下手だと思っていた。考えてみれば恋はいつも初めてのことなのだから上手になんて出来ないものなのかもしれない。それが高校生であれ、大人であれ。 誰かを好きになって、どうしようもない気持ちになる。誰かを好きだったからこそ、どうしようもない気持ちになる。恋をするのも、恋を失うことも結局は同じことで、思い出を積み重ねる楽しさは思い出を失う恐怖や哀しみと背中合わせなのだろう。 パンの甘い香りと恋の甘い香りを結ぶ、ほんのりと優しい2つの恋の物語。不思議と恋をしたくなるような気持ちと、優しいパンの香りが恋しくなる、そんな作品。

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2012/08/28

可愛らしい表紙に惹かれて買ってしまいました。こんなに優しいお話は今まで読んだことがない。登場人物みんなが優しい。小説に癒されるっていうのは、こういうことを言うんだなあ。やわらかい世界。おだやかな気持ち。 歳が近いのもあってか、美和ちゃんがすごく好きだなあと思って読んでいました。...

可愛らしい表紙に惹かれて買ってしまいました。こんなに優しいお話は今まで読んだことがない。登場人物みんなが優しい。小説に癒されるっていうのは、こういうことを言うんだなあ。やわらかい世界。おだやかな気持ち。 歳が近いのもあってか、美和ちゃんがすごく好きだなあと思って読んでいました。彼女の言葉には前触れもなくふっと心にくるものがあったりして、こんなお姉さんになりたいなと思ってしまいます。村上さんとの関係も、うらやましいほど優しい。 「はちみつ」も「うさぎパン」よりはビターだけど、優しさに溢れたお話。桐子ちゃん、がんばれって言いたくなる。 すっかり瀧羽さんのファンになってしまったので、これから開拓していきたいと思います♪

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2012/08/25

「京都大学出身の女性作家」に興味をもったので読んでみた。 万城目氏や森見氏といった異色の作風を誇る男性陣に対し、こちらは非常に素直な癒し系の作品でした。 勝手にもっと重厚な作風を想像していたので予想とは違いましたが、素直さが心地よい作品だったので少し得した気分です。

Posted byブクログ

2012/08/25

自分が好きな物が大好きな人も好きなんだって、とても幸せですよね。 それが美味しいものだったら、ますます幸せ。 ゆうこちゃんが富田くんと食べたパンは、とても幸せな味だっただろうな。

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2012/08/19

これは随分前に読んだ本だが、今でもはっきり良かったことを記憶している。"うさぎパン"なんてありふれた、というかいわゆるほっこり系の典型そうなタイトルだな、なんて思っていたが中身はシリアスでもあり、ファンタジックでもあり、でもそれでいてどこか懐かしい、温まる物語...

これは随分前に読んだ本だが、今でもはっきり良かったことを記憶している。"うさぎパン"なんてありふれた、というかいわゆるほっこり系の典型そうなタイトルだな、なんて思っていたが中身はシリアスでもあり、ファンタジックでもあり、でもそれでいてどこか懐かしい、温まる物語だと思う。日本のこういったほんわかファンタジーには疎いのだが、これはとても良かった。

Posted byブクログ

2012/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルからほっこり系な雰囲気がぷんぷんしてましたが、実際そんな印象の読後感。「うさぎパン」は、幼い頃に母を亡くし、継母と暮らす高校生女子ゆうこの、こそばゆい恋愛譚+家族にまつわるお話、でしょうか。家庭教師の美和さんと、意外な人物が絡んで来る、何気ない感じの日常的なエピソードですが、うさぎにまつわるエピソードはちょっと寂しげでほろりとさせられました。 後半の「はちみつ」は失恋した美和さんの同級生の桐子さんのお話。ショックのあまり食が異様に偏ってしまった桐子さん。研究室の先生の、一見なんでもない行動に、彼女が心揺らされてしまう場面。他人から見たら何で?って思うし、理解もしづらいけれど、人それぞれそういう何かって持ってるんじゃないだろうか、と妙に共感。 雰囲気的には瀬尾まいこさんの作風によく似ていると思いました。それに少し恋愛系の要素を加えた、淡いピンク色なイメージ?ほっこりと、ちょっぴりしんみりとさせられる佳作って感じの作品でした。

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2012/08/16

叔母さんから勧められて読んでみた本の一つ。 一言で言えば柔らかい感じで、パンが食べたくなる本。丁度思春期になった位の女の子から大学生、おばあちゃん程ずっと年上の人までの色々な恋が書かれていました。 失恋や恋の始まり、その恋にも一人に熱中してたり、素っ気ない感じだったり。そ...

叔母さんから勧められて読んでみた本の一つ。 一言で言えば柔らかい感じで、パンが食べたくなる本。丁度思春期になった位の女の子から大学生、おばあちゃん程ずっと年上の人までの色々な恋が書かれていました。 失恋や恋の始まり、その恋にも一人に熱中してたり、素っ気ない感じだったり。それでも人によって考え方は違っても恋は人に幸せをもたらしてくれることを教えてくれる様な本でした。 余談ですが本の中に出てくるパンが美味しそうでした。今度買いに行きたいですw

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2012/08/13

「しあわせのパン」みたいなお話かなと思って購入。 同じパンをモチーフにした本ですが、全然違うテイスト。 ファンタジーというか、ふあふあしていて、何も考えたくない時に読むとスッと心に届く感じ。こういう時間の流れの中で生きていきたいと思ったりする作品。

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2012/08/11

あっという間に読み終わってしまった。高校生女子と男子とカテキョーのお姉さんと継母と、あともうひとりによるお話。パンとヒトのぬくもりが感じられる佳作。あまり本を読まない人にもとっつきやすそうな、易しい(優しい)日本語で綴られている感じ。

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