ブランケット・キャッツ の商品レビュー
どこか身勝手な人間が、猫を飼うのではなく、借りに来るお話。 2泊3日の期間で、その人間や家族が変わったり変わらなかったり。 うちには猫がいるので、どうしても猫飼いの目線でしか読めなくて、ちょっとつらいお話もありました。 「読めない」ってレビューに書いてる方がいらっしゃいますが、...
どこか身勝手な人間が、猫を飼うのではなく、借りに来るお話。 2泊3日の期間で、その人間や家族が変わったり変わらなかったり。 うちには猫がいるので、どうしても猫飼いの目線でしか読めなくて、ちょっとつらいお話もありました。 「読めない」ってレビューに書いてる方がいらっしゃいますが、私も半ばまで辛かったです。 レンタルではないんだけれど、私も家の猫に救われてる部分ってあるな。身勝手に話しかけたり、セリフを想像してたりするな。そんなことを思ったりしました。
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三日間レンタルされる猫とその借り主の短編集。 実際にレンタル猫のサービスってあるのかな?? あれば利用してみたい。 最後のリストラされたお父さんの話は痛くて読むのツラかった… タビーが逃げて子供たちを守るお話は泣けた。 重松さん、素敵です。
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レンタル猫の話。 2泊3日じゃ足りない。 でもだから返せる。 暖かくも寂しい本でした。
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TBS日9の連ドラ、「とんび」のヒットで再注目されている直木賞作家 の短編集。個人的には「流星ワゴン」以来の重松作品。キーワードは 「レンタル猫」。 二泊三日でレンタルされる猫たちが訪れる、様々な人たちのお話が7篇。 どのエピソードもハートフルでジワジワと感動出来る。だけど、素材が どれもこれも切なすぎて、若干気が滅入ってしまう、というのがちょっ と(^^;)。 特に最初の子どもが出来ない夫婦の話、ラストのリストラ親父の話に関 しては、正直なところ笑うに笑えない。ゆったりした流れであるからこ そ、何故かそこはかとないリアリティを感じてしまうのだから、ちょっ とした問題作なのかもしれない。 一応言っておくと、決して猫本の類では無いので、その手の愛好家には 向きません。念のため。
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ブランケット・キャット : 2泊3日レンタルされる猫。 その猫には貸し猫の適性もあり、体調維持の為にいつも食べているキャットフードと安心して眠れるように生まれた時から使っているブランケット等がセットされます。そして2泊3日の飼い主にショップのおじさんは猫の為にいつも同じお願いを繰り返すのです。 7話の短編構成となっていて、借りて行く人間は大凡、人生下降気味になっています。そんな人間個人や家族にとって借りた猫が「キッカケ」の様な存在となり、一波乱が起こします。 家に付くという猫にとっては大きなストレスとなるし虐待商売かと思って 読んでいたけれど、猫目線で書かれた話しもありました。そこには猫なりの気持ちや考えがあって、レンタル猫も満更ではないと読み手に納得させる部分もありました。 「とんび」の重松清著の変わり種かと思いきや、根底にある人情や心理描写も流石でした。 ・花粉症のブランケット・キャット ・助手席に座るブランケット・キャット ・尻尾のないブランケット・キャット ・身代わりのブランケット・キャット ・嫌われ者のブランケット・キャット ・旅に出たブランケット・キャット ・我が家の夢のブランケット・キャット キャッツの見方がちょっと変わりそうです。
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二泊三日だけ猫をレンタルするサービスを受ける色んな家族の話が描かれた短編集。様々な人や家族があって、それぞれ抱えてるものがあって、いろいろ考えさせられた。 ぐさぐさ刺さる痛みが著者らしい作品だなぁと。涙堪えながら読む話が多く、大切にしたい一冊。
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3日だけレンタルされるブランケットキャッツをめぐる人と、家族の物語。 家庭における猫の存在って独特かもしれない。 犬みたいに明るさや忠誠心みたいなものとはちょっと違う。 何か猫がいるだけで、そこの空気が変わるようなところがある気がする。 その猫が変える空気感と、家族の微妙な空気と...
3日だけレンタルされるブランケットキャッツをめぐる人と、家族の物語。 家庭における猫の存在って独特かもしれない。 犬みたいに明るさや忠誠心みたいなものとはちょっと違う。 何か猫がいるだけで、そこの空気が変わるようなところがある気がする。 その猫が変える空気感と、家族の微妙な空気というかそんなものがよく伝わってくる。
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レンタル猫を借りる人々のオムニバス。こんなおりこうな猫はいるのかな、いたら友達になりたいな。どうでもいいけど、やっぱりわたしは犬派です!
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『レンタル猫承ります』 毛布と共に、様々な“飼い主”の元へ行く『ブランケット・キャット』 期限は、2泊3日 ちょっと訳アリな“飼い主”と猫達との物語 アメショー・タビーの1作だけは、猫からの目線で語られており、印象に残った。 後半は、涙 涙な話が続いたなぁ。 動物...
『レンタル猫承ります』 毛布と共に、様々な“飼い主”の元へ行く『ブランケット・キャット』 期限は、2泊3日 ちょっと訳アリな“飼い主”と猫達との物語 アメショー・タビーの1作だけは、猫からの目線で語られており、印象に残った。 後半は、涙 涙な話が続いたなぁ。 動物虐待だ!と言われそうなサービスではありますが、内容としては感情移入してしまう物が多かった。
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設定はさておき、重松さんっぽい話だったな〜。 タビーが旅に出る話だけ、雰囲気がちゃいましたが…
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