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連続殺人鬼カエル男 の商品レビュー

3.7

762件のお客様レビュー

  1. 5つ

    139

  2. 4つ

    298

  3. 3つ

    223

  4. 2つ

    37

  5. 1つ

    11

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2024/02/15

終盤の真相がわかる段になってからの怒涛の展開がおもしろい。 そこに至る被害者の状態や、犯人の過去など目を背けたくなるような場面描写が多く、苦手な人は注意。バトルシーンが密でやや長いのが気になった。

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2024/02/12

面白かった。この人の他の作品で数ページで書き方合わんなと思って読むのをやめたけど、この作品はパラパラ読んでみて面白そうだったので購入。 主人公が警察官のミステリーもの。男性主人公で、途中の展開でこの主人公大丈夫かな、闇落ちしてしまわないかなとハラハラしながら読んでいたのも事実だが...

面白かった。この人の他の作品で数ページで書き方合わんなと思って読むのをやめたけど、この作品はパラパラ読んでみて面白そうだったので購入。 主人公が警察官のミステリーもの。男性主人公で、途中の展開でこの主人公大丈夫かな、闇落ちしてしまわないかなとハラハラしながら読んでいたのも事実だが、特に嫌悪感を感じるということも無く読み進めることが出来た。 連続しておこる猟奇的な殺人とそれを追い詰めていく警察と、そんな警察を追い詰める市民の模様が描き出されている。善とはなにか、法とは何か、人間とは獣とは。立場が変われば、見方が変われば誰でも考えも意見も変わっていく。それらを描き出した作品。

Posted byブクログ

2024/01/29

凄惨な連続猟奇殺人事件! 事件の犯行動機。 犯行手順の吐き気を催すほどの詳細な記述。 そして、カエル男の正体!? 物語は全てが自分の予想を遥かに超えて進行していく!

Posted byブクログ

2024/01/19

中山七里のデビュー作「さよならドビュッシー」と一緒に「このミス」にダブルノミネートされた作品であり、渡瀬&古手川シリーズの第一作目。 ノミネート当時はどんでん返しに次ぐどんでん返しで話題になったようだが、残念ながら中山七里作品を数多く読んだせいで、物語半ばで最後の犯人まで予想が...

中山七里のデビュー作「さよならドビュッシー」と一緒に「このミス」にダブルノミネートされた作品であり、渡瀬&古手川シリーズの第一作目。 ノミネート当時はどんでん返しに次ぐどんでん返しで話題になったようだが、残念ながら中山七里作品を数多く読んだせいで、物語半ばで最後の犯人まで予想が出来てしまった。だからと言ってこの作品の評価には何も影響はなく、デビュー作からしてこの構成力、ストーリーテリングの巧みさ、社会問題の提起などには舌を巻くほかなく、さすが中山七里と思わせる。 大事件が起こる度に議論になる刑法39条の問題。正直言って、誰がこの法律を支持したいのかと思う。原初的な発想の「目には目を」は現代にそぐわないとは理解しながらも、人を殺めて、ましてや複数の人間を殺めながら心身の問題で刑事罰に問われないというのは、被害者遺族でなくとも如何なものかと思う。批判を恐れずものすごく簡単に言えば「バランス悪くないですか?」という話だ。 思うに中山七里は作品を変えながらこの問題については、本人が疑問に思っているため幾度も提起しているのではないかと思える。 みなさん、自分の肉身や大切な人が殺されて、第39条のために死刑にも無期懲役にもならなかったら、どう思いますか? 作中で渡瀬が冤罪について絶対にあってはならない事だと力説する場面がある。この作品の後に上梓される「テミスの剣」はまさにそのテーマを取り上げているのだが、デビュー作からしてその後の刊行有無に関わらず、キャラクターのバックグラウンドを丁寧に設定している事を窺わせる一幕だ。さすが中山七里。

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2024/01/17

犯行声明付きの連続殺人事件が発生。 最初から最後まで刑法第三十九条がテーマ。 これに関しては様々な意見があると思います。 ナツオの場面は胸糞。 警察の横柄さも苦手です。 会話のシーンでは普段使わないような難しい言葉を使う作者だなぁと思いました。 余計なパートが多く、垂れてしまいま...

犯行声明付きの連続殺人事件が発生。 最初から最後まで刑法第三十九条がテーマ。 これに関しては様々な意見があると思います。 ナツオの場面は胸糞。 警察の横柄さも苦手です。 会話のシーンでは普段使わないような難しい言葉を使う作者だなぁと思いました。 余計なパートが多く、垂れてしまいました。 結果、私情で動く不死身警察官が自分には合いませんでした。

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2024/01/16

ポップ?な表紙とタイトルとは裏腹にハードな内容なんでしょ?という期待と共に読み始めたが、予想以上のエグさに驚いた。 基本的には刑事目線で猟奇殺人犯を追っていくという王道展開。こういうのを読みたかった。 猟奇殺人のグロさは陰惨。 途中から誰が犯人なのかという疑問がどうでもよくなるく...

ポップ?な表紙とタイトルとは裏腹にハードな内容なんでしょ?という期待と共に読み始めたが、予想以上のエグさに驚いた。 基本的には刑事目線で猟奇殺人犯を追っていくという王道展開。こういうのを読みたかった。 猟奇殺人のグロさは陰惨。 途中から誰が犯人なのかという疑問がどうでもよくなるくらい先が読めない展開となっていく。 目次で何が起きるのかはある程度わかるのだが、クライマックスのジェットコースターにこれでもかと揺さぶられるような構造は本当にすごいなと思った。

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2024/01/14

いや~~カエル男ね、実は2023年からずるずると読んでたんです。 なっかなか読み進められなくて、併読して後から 読み始めた方を何冊読了したことか、、、 前半部分、どうしても眠くなってしまってね…   中~後半からやっと面白くなってきて、 後半は一気にいきましたよ~!笑   暴力暴...

いや~~カエル男ね、実は2023年からずるずると読んでたんです。 なっかなか読み進められなくて、併読して後から 読み始めた方を何冊読了したことか、、、 前半部分、どうしても眠くなってしまってね…   中~後半からやっと面白くなってきて、 後半は一気にいきましたよ~!笑   暴力暴力暴力な後半、 暴力的な表現が苦手な人にはとにかくきついと思う。 全然大丈夫なわたしでもやめてくれ…って思ったもん。   そしてお決まりのどんでん返し。 中山七里作品読んでたら、何となく予想してしまったと思うんだけど それもやっぱり裏切られ、そしてまた裏切られ…… どんでんどんどん転がされましたよ(笑)

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2024/01/12

かなりキツイ表現があり、顔を顰めながら読みました。展開が二転三転とし、最後までどうなるか分かりませんでした。 最後の一行で鳥肌が立ちます。

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2024/01/10

ストーリーの構成はさすがでしっかりできた内容だと思う。残虐さ等は好みが分かれると思うが、群衆や犯人との描写があまりに長いなと感じる。小手川があんなことになっても死なないのが疑問に感じる部分でもあったしそれこれ異常だと思った。最後のどんでん返しは半分は容易に想像でき、半分は無理があ...

ストーリーの構成はさすがでしっかりできた内容だと思う。残虐さ等は好みが分かれると思うが、群衆や犯人との描写があまりに長いなと感じる。小手川があんなことになっても死なないのが疑問に感じる部分でもあったしそれこれ異常だと思った。最後のどんでん返しは半分は容易に想像でき、半分は無理があるのではと感じた。

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2024/01/08

ミステリーのおすすめを探していたところ、いろんなサイトでこの作品が紹介されており、一度読んでみたい!と読む前から期待が高まっておりました。結論から言うと、一気読みしてしまう面白さで私が読みたいと思っていた内容そのもの、という感じでした。 まず猟奇的な事件が次々に起こるのですが、そ...

ミステリーのおすすめを探していたところ、いろんなサイトでこの作品が紹介されており、一度読んでみたい!と読む前から期待が高まっておりました。結論から言うと、一気読みしてしまう面白さで私が読みたいと思っていた内容そのもの、という感じでした。 まず猟奇的な事件が次々に起こるのですが、その事に目が離せません。次はどんな事件が起こるのだろう?とワクワクして読み進められました。 犯人は誰なのか判明してからが怒涛の展開で、1ページ毎にとんでもない事実が描かれており私の予想は裏切られ続けました。笑 ラストが実に綺麗なオチで、舌を巻くとはこの事だなぁ…と大満足でした。 登場人物も魅力的だと思っていたら、同一の人物のシリーズものがかなりたくさん出ているようです。 中山七里さんの作品は初めてだったのですが、カエル男の続編(やはり一作目の方が面白いという評価が多い様ですが)や他の作品も是非読んでみたいと思いました。

Posted byブクログ