連続殺人鬼カエル男 の商品レビュー
怖い人間は側に…
殺し方の大胆さと人の自分本意の醜さを供えた一冊でした。 自分が生きている中でも自己中心的な人が多くなってきている世の中に怖さを感じました。
のんのん
刑法39条(1. 心神喪失者の行為は、罰しない)への問い掛けのようなストーリー。 あれ?このままストレートな展開?と思いきや、真相は三重構造になっていた連続殺人事件。 猟奇的で執拗な描写も多いのであまり好みではなかった。
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中山七里さんの作品は好き嫌いがかなり分かれるものがあって、今回はどうなんだろうとドキしながら読み進めた。古手川刑事がこんなところにと驚きながらも暴力描写が多く胸をえぐられそうになりそうで、二転三転する内容に素直に翻弄され、まんまと作者の思う壺にはまりまくった感がぬぐえない(笑)そろそろ御小柴シリーズも読み始めようかと。どうやらピアノのさゆり先生がリンクしているらしいし。それにしても真人くんの人生って。。
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途中までは何となく見当ついてた展開だったけど、最後の最後の1番の黒幕がまさかのどんでん返しで面白かった! 渡瀬班長は良い上司過ぎるわ格好良すぎるわだし古手川も若くて青臭いところがまたいい味出してて応援したくなるわで良いコンビ。 「ピアノが上手い」「さゆり」って御子柴シリーズにもいたような…と途中で気づき確認したら案の定。別作品との関連があったのも興奮ポイントだし気づけたのも嬉しかった^ ^ 乱闘シーンが多くて、そういうところはまるで自分もダメージを負ったかのような疲労感があったけど、その分臨場感や疾走感のようなものが感じられて良かったとも思う。 ただテーマは、 現実でも今一度考え直した方がいいだろうと思える、B級らしいタイトルにそぐわない社会派な内容で、自分でも法律やそういう事件について勉強してみようかなと考えさせられるものがあった。 めちゃくちゃ気になる終わり方してたので早々に続きを読まねば!
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描写はところどころグロテスクだが、ストーリーは非常に精緻で洗練されたものだった。それに、展開の速さ、起承転結もしっかりしていて面白かった。
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サイコサイコサイコ! さよならドビュッシーと同じ作者とは思えないサイコ。で、サイコミステリーとして、とても楽しめる1冊。最後、どんでん返しにつぐどんでん返し。 何?続編がある?読まなきゃ!
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「連続殺人鬼カエル男」。なんともB級サイコサスペンスを彷彿とさせるタイトルだ。 「セブン」や「羊たちの沈黙」が好きな私にとって触手を伸ばさずにいられなかった。 冒頭からしばらくはサイコサスペンスの定石通りというか、凄惨な描写と残虐な性質を思わせる殺人鬼の跳梁、それに振り回される...
「連続殺人鬼カエル男」。なんともB級サイコサスペンスを彷彿とさせるタイトルだ。 「セブン」や「羊たちの沈黙」が好きな私にとって触手を伸ばさずにいられなかった。 冒頭からしばらくはサイコサスペンスの定石通りというか、凄惨な描写と残虐な性質を思わせる殺人鬼の跳梁、それに振り回される警察を描く、よくある展開であった。 ところが、作者は今では「どんでん返しの帝王」と異名を取るお方である。一筋縄でいくはずがなかった。意外な展開、伏線の妙が炸裂し、驚愕のラストへと導かれた。 最後の最後まで、決して気を抜くことは許されない。タイトルからは想像出来ない社会派な面も持っており、しっかりした問題提起には深く考えさせられるものがあった。 調べたら、どうやら三部作らしい。 これは続きを追うしかない。
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ずっと読もうと思いつつ後回しになっていた1冊。格闘シーンがやや冗長だったが、刑事小説として面白く読めた。後半のスピード感と怒涛の展開に、非常に惹き付けられた。刑法第39条について恥ずかしながら未知だったので、法律の話なども興味深かった。連続殺人によって恐怖が駆り立てられていく様は、現実味があって恐ろしかった。精神異常を取り扱うことの難しさを考える機会にもなった。続編、完結編もあるようなので、手に取ってみようと思う1冊だった。
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中山七里さんは初読み。ネットなどで調べると面白かったと必ず出てくる作品だったので図書館で借りてみたけど、本のタイトルちょっとふざけ気味?表紙の絵がなんかカワイイ…とナメてかかってたら何度驚いたことか。世間の恐怖による状況などがちょっとくどかったと感じたのと格闘シーンがエグい。もうサラッと流し読みするしかない気持ち悪さ。そして最後の1行でゾッとした。
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初見の中山七里さん。 めちゃくちゃ面白すぎて神。 1.一気読みさせる 2.どんでん返しがある 3.最後の一行で驚かせる この3つを条件として作品を完成させたそうですが、まじで完璧。 あー!これこれ!このどんでんね! このタイプ!大好きなやつやん(*'▽'...
初見の中山七里さん。 めちゃくちゃ面白すぎて神。 1.一気読みさせる 2.どんでん返しがある 3.最後の一行で驚かせる この3つを条件として作品を完成させたそうですが、まじで完璧。 あー!これこれ!このどんでんね! このタイプ!大好きなやつやん(*'▽'*) グロテスク好きにも最高の一言でした(笑) 生々しい死体の描写や、親からの性被害など 読むのが厳しい読者もいると思う 13階から吊り下げられた全裸の女性の死体 口蓋をフックにかけられ、その口元からはウジが蠢く。 傍には子供が描いたようなカエル男からのメモが… 刑法39条心神喪失した者は罰さない が要になっている
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