民宿雪国 の商品レビュー
なんとも「感想」が書きにくい。のんびりした印象の書名と、大きくかけ離れた(意味はちゃんとあるんだけど)壮絶な中身に圧倒される。激しい渦のような本だ。怪作とはこういう本の事だ。
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昭和史の出来事を絡めながらあるカリスマ画家の人生を軸に物語は進んでいく。 陰惨な、また性的に倒錯した場面が冒頭から出るが読み終わるとイントロダクションとして秀逸。 また人生に戦争が、それを取り巻く価値観がどれだけ影響を与え、現在においてもまだ根強いことがわかる。
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「さらば雑司ヶ谷」の著者の作品という事もあり、 中盤までは戸惑いつつも期待を持って読み進んだが、 後半も、ついに乗りきれないまま読了してしまった。 エピローグはシラケてしまったし、 あとがきは著者ご本人がおっしゃている通り蛇足だと思う。 結局深い所へ連れていってもらえず残念であっ...
「さらば雑司ヶ谷」の著者の作品という事もあり、 中盤までは戸惑いつつも期待を持って読み進んだが、 後半も、ついに乗りきれないまま読了してしまった。 エピローグはシラケてしまったし、 あとがきは著者ご本人がおっしゃている通り蛇足だと思う。 結局深い所へ連れていってもらえず残念であった。 期待をしている作者さんなので、今後のご活躍を望みます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
水道橋博士のtweetにのせられて購入。良質のエンタテイメントでした。昔ならアクションとかに劇画として載ってたりしてそう。こういった小説がもっと手軽な値段で様々な人に読まれるようなら電子配信はありだよなと思った。昔ならメディアはカッパブックスとかだったかもなあ。とか思う。
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新潟の民宿の主人にして画家の人生を、実際にあった事件や実在の人物を絡め描いた物語。 この話の感想を書くには、人生経験が10年も20年も自分には足りないと思いました。とりあえず圧倒された。
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こういうお話だ、とヒトコトで説明するのが不可能。民宿雪国の経営者で、国民的画家でもある丹生雄武郎の昭和から現在までの物語、なのだけどそのあまりにも濃い物語に圧倒されまくり。あえてヒトコトでいうなら「人間の尊厳とは」なのか。
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1,4章は面白い。なかなか意表をつく展開で、突飛な話ではあるけれども真に迫るものがあった。ただ読み終わって振り返ると、2章と3章はもっと効果的な話が書けたんじゃないかとも思う。ニュージャパン火災とオウムをネタに持ってこられても。 作品外の部分ではあるけれども、あとがきが魅力がそい...
1,4章は面白い。なかなか意表をつく展開で、突飛な話ではあるけれども真に迫るものがあった。ただ読み終わって振り返ると、2章と3章はもっと効果的な話が書けたんじゃないかとも思う。ニュージャパン火災とオウムをネタに持ってこられても。 作品外の部分ではあるけれども、あとがきが魅力がそいでいる気がする。人間そのものの業について語られていたと思っていたのに、問題が幾分矮小化されてしまったという感じ。作者は伝えたいことがあれば作中で語りきり、その受け止め方は読者にゆだねてほしい。
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事実と虚構が絶妙に絡み合う昭和史は、思いがけない出口に繋がる迷路のようで非常に面白い。 でも単純に楽しんでばかりもいられない。予想を裏切り二転三転していく展開に、「この物語は一体どこに転がって行くんだろう?」と非常に不安定な気持ちになりつつ読了。 人間の業と暴力と、信仰の様に盲...
事実と虚構が絶妙に絡み合う昭和史は、思いがけない出口に繋がる迷路のようで非常に面白い。 でも単純に楽しんでばかりもいられない。予想を裏切り二転三転していく展開に、「この物語は一体どこに転がって行くんだろう?」と非常に不安定な気持ちになりつつ読了。 人間の業と暴力と、信仰の様に盲目な愛情。 根底に流れるのは凶暴なまでに差別を憎む感情。 んー評価が難しい。 ただ、他の作品も読んでみたくはなった。
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新潟のしがない民宿の主人であり、国民的画家でもある丹生雄武郎の数奇に彩られた人生とは。 単なる与太話のような感じもするし、それでいて人間の本質を描いているような気もするし、なんともいえない味わいのある作品。 今まで読んだ事が無いタイプかもしれない。
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『民宿雪国』読了。んー、読み物としては面白いし、よく練られている。筆致も見事。だけど、(作者本人が言うように)あとがきが蛇足もいいとこ。鼻白む。くれぐれも後ろから読まないように>これから読む方。
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