イシューからはじめよ の商品レビュー
横軸に「イシュー度」、縦軸に「解の質」をとり、 イシュー度・解の質、供に高いもの(グラフで言うと右上)がバリューのある仕事だとする。 このとき大量のタスクをこなして(つまり解の質をあげようと試みて)、右上に到達しようとする方法を『犬の道』という。 「世の中にある『問題かも...
横軸に「イシュー度」、縦軸に「解の質」をとり、 イシュー度・解の質、供に高いもの(グラフで言うと右上)がバリューのある仕事だとする。 このとき大量のタスクをこなして(つまり解の質をあげようと試みて)、右上に到達しようとする方法を『犬の道』という。 「世の中にある『問題かもしれない』と言われていることのほとんどは、実はビジネス・研究上で本当に取り組む必要のある問題ではない。世の中で『問題かもしれない』と言われていることの総数を100とすれば、今、この局面で本当に白黒はっきりさせるべき問題はせいぜい2つか3つだ。」 できることからやってみる では犬の道。 なにが問題かを見極め、やることを削ってから取り組む。 「イシューからはじめよ」 こころに刻んでおきたい。
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問題解決系の本を読んだことがなければオススメ。 全体としてはイシュー=問題は何か、が全ての起点、その上での問題解決の技法が記されている。 イシューを見極め、そのイシューを分解してストーリーラインを組み立て、絵コンテに、分析を進めて伝達へ。 少し違うのは、著者であるYahooの...
問題解決系の本を読んだことがなければオススメ。 全体としてはイシュー=問題は何か、が全ての起点、その上での問題解決の技法が記されている。 イシューを見極め、そのイシューを分解してストーリーラインを組み立て、絵コンテに、分析を進めて伝達へ。 少し違うのは、著者であるYahooの安宅さんの仕事におけるポリシーが強く出ていることと、もともと脳神経学を勉強されていたために、解決技法のアプローチに脳科学観点の説明があるところ。 数値分析のみではなく絵コンテで分析をするというのは、結局数字で説明しにくい直感が正しいケースがある、ということの説明でもあるように感じた(つまり数字だけでなく、軸の整理やイメージの具体化が、不連続な差の認知につながることもある)。 全体的には、今まで問題解決系の本を読んだことがあれば大体知っている内容ではあるので、そういう場合は安宅さんをメンターとして、実践方法を完全にトレースするくらいでないと身につかず、もったいないだろうと思った。
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たまにはビジネス本を、と手にとった一冊。 納得、感心しながら読みすすめ、あっという間に読了。 でも、せっかく断片的に残った印象的な言葉は、生かせないまま3日後には忘れてるだろうな。 こういうフレームワークは感覚的には分かりやすいが、そんなに単純なのか、といつも思う。
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良書です。 物事の考え方を1から学ぶには、とても参考になります。 1頁1頁、著者の方の考えをしっかりじっくり自分の血となり肉となるように読んでいきました。 ビジネスだけではなく、多くの事に汎用性のある考え方です。 著者の方のセミナーがあれば受けたいと思うくらいの刺激を頂きました。...
良書です。 物事の考え方を1から学ぶには、とても参考になります。 1頁1頁、著者の方の考えをしっかりじっくり自分の血となり肉となるように読んでいきました。 ビジネスだけではなく、多くの事に汎用性のある考え方です。 著者の方のセミナーがあれば受けたいと思うくらいの刺激を頂きました。 考え方を整理したい人にお勧めです。
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【読書】前々から気になっていたビジネス書。著者はマッキンゼーでビジネススキルを身につけ、今はYahooの安宅氏。経営課題を論理的かつ効率的にクリアしてきた著者だけにその思考方法は非常に勉強になる。今までの自分の仕事の仕方は「一心不乱に大量の仕事をして価値をあげようとする」、著者曰...
【読書】前々から気になっていたビジネス書。著者はマッキンゼーでビジネススキルを身につけ、今はYahooの安宅氏。経営課題を論理的かつ効率的にクリアしてきた著者だけにその思考方法は非常に勉強になる。今までの自分の仕事の仕方は「一心不乱に大量の仕事をして価値をあげようとする」、著者曰く「犬の道」であることを痛感。ビジネスマンのように、時間のない中でいかにコストパフォーマンスを高めるか。自分の仕事の課題は何か、自分がやるべき課題は何かに向き合い、その中で労力をつぎ込む場所を最適化することが必要。根性論に逃げず、自分の仕事を問い直してみたい。
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たまにこういうくだらない本を読んでしまうのだけれど(我が家では自己啓発に類する本をくだらない本と呼ぶ)、この本はなかなかどうしておもしろかった。 いわゆるホワイトカラーの仕事の価値ってどういうところにあるのかな、という疑問に対する答えを求めている人にぜひ。僕はSEなので純粋なホ...
たまにこういうくだらない本を読んでしまうのだけれど(我が家では自己啓発に類する本をくだらない本と呼ぶ)、この本はなかなかどうしておもしろかった。 いわゆるホワイトカラーの仕事の価値ってどういうところにあるのかな、という疑問に対する答えを求めている人にぜひ。僕はSEなので純粋なホワイトカラーではないが、いずれにせよ僕が高い給与をもらえないのは当然ですねハッハッハという結論が得られてよかった。 ミントの『考える技術・書く技術』もそうなんだけれど(あっちのほうが簡単)、このたぐいの本の切ないところは、読んで初めて「なるほど」と思う人はきっと読んでも実践できないし、優秀な人は読むまでもなく行動様式として身に付いているんだろうなあというところ。 自身または家族がホワイトカラーの方には一読をオススメ。
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かなり売れていた本だったので、多くのビジネスマンが読んでいる本とはどんなもんかという興味で読み始めた。数十ページ読んで、ドラッカーの「プロフェッショナルの条件」に似ていると思った。 考え方としては、システムエンジニアがトラブルシューティングする場面などでも役に立ちそう。あとはコン...
かなり売れていた本だったので、多くのビジネスマンが読んでいる本とはどんなもんかという興味で読み始めた。数十ページ読んで、ドラッカーの「プロフェッショナルの条件」に似ていると思った。 考え方としては、システムエンジニアがトラブルシューティングする場面などでも役に立ちそう。あとはコンサル系の仕事をしている人とか? 内容は易しくはないので、なぜこの本がそんなに売れたのか正直分からない。
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本書の一番最後の言葉。 「人から褒められること」ではなく「生み出した結果」そのものが自分を支え、励ましてくれる。 仕事は全てにおいて結果、会社で働いていても起業をしたとしてそれは変わらない。 チャレンジやプロセスは、失敗したらマイナスにしかならない。 著者の最後の言葉、僕自身...
本書の一番最後の言葉。 「人から褒められること」ではなく「生み出した結果」そのものが自分を支え、励ましてくれる。 仕事は全てにおいて結果、会社で働いていても起業をしたとしてそれは変わらない。 チャレンジやプロセスは、失敗したらマイナスにしかならない。 著者の最後の言葉、僕自身の経験からもその事実が身にしみました。
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「問題に対処する」ことに着目するのではなく、「問題は何か」に着目しなければ、生産性の高い結果は生み出せないということをシンプルにまとめた良書である。「書いてある事はその通りだけど、実際にはできていない」ことがこの本には詰まっている。「考える」とは何か、振り返る時に読み返したい一冊...
「問題に対処する」ことに着目するのではなく、「問題は何か」に着目しなければ、生産性の高い結果は生み出せないということをシンプルにまとめた良書である。「書いてある事はその通りだけど、実際にはできていない」ことがこの本には詰まっている。「考える」とは何か、振り返る時に読み返したい一冊である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
◆イシューとは 「決着のついていない問題」「根本関わる、もしくは白黒のついていない問題」 ⇒簡単にいうと「解決することでインパクトの大きい問題」ということ。 ◆仕事のバリューはイシュー度(問題の根本にかかわっている度)で判断 ⇒仕事のバリューは、「解(仕事)の質」×「イシュー度(重要度)」の掛け算。 ⇒イシューが低い仕事で解を上げても意味が無い。 ⇒「イシューが高い問題の解決を進め、かつ解の質を上げる努力をする」ことが非常に重要。 ◆イシューを見極めるために ・相談する相手をもつ ・仮説を立てる -良いイシューは「本質的である」「深い仮説を伴う」「答えを出せる」 ◆イシュー特定のために ①生の情報を集める ②①で集めた情報の前提となる情報について調べる ③情報を集め過ぎない ◆イシュー特定後は、仮説を立てる ・イシューを分解し、ストーリーラインを作る ・さらに、分解したサブイシューを裏付けるデータを調べ、肉付けし、確からしさを高くする。
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