ゴールデンスランバー の商品レビュー
ハラハラしながら読み進めました! 伏線が回収されていくところは良かったです。 巨大な陰謀は一体何だったのか…? なんで青柳だったのか 最後はやるせない気持ちで終わりました。
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大きな陰謀に巻き込まれた小さな主人公の逃亡劇。散りばめられた伏線が後半になるにつれて回収されていく有り様は見事の一言。そしてなにより、終わり方が印象的でした。この終わりだからこそ、この作品をドラマ化し過ぎず、より深みのあるものにしていると思います。
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ずっと前に映画を見た記憶だけが残っていて、久しぶりにどんな話だったかなぁと読みました 文庫としては長めかもしれませんが、シリーズ物でもなく、読みすすめやすいのでふとした時に読み返したくなる1冊なのかなと思います 大学時代の仲良し4人組がメインの登場人物ですが、過去にどれだけ仲良くても現在の時間軸では殆どすれ違わないのが秀逸だなぁと思いました 1人は序盤に亡くなり、ヒロインは出番こそ多いものの主人公との接触はなし 「恋人と友だちの違いは〜〜」なんて話が作中に出てきてたような気がしますが、大人になるにつれて遠くなるあの頃がリアルだなと思いました なかなか現実味はない話だし、 結局なんで青柳?黒幕は?とか 病院の中学生とか片足骨折の人とか必要だったか?とか 全てがすっきりするタイプの話ではないですが、 「痴漢は死ね」とか「たいへんよくできました」とか「赤いオープンカー」とか 伏線回収は気持ちよく行われていて面白いです また忘れた頃に読み返したくなる本かなと思います
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ページをめくる手が止められなかった。ないけどありそうなスリリングな展開、ハッピーとは言い切れないけど清々しいラスト。 勝手に映像化したら誰をキャスティングするか考えて読み進めてたけど、実際のキャストとまるで違っていて、しかも全員ハマり役だった。
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会社先輩のオススメで読了。事件がクライマックスに近づいていく過程で本を置く事ができなくなった。 場面の転換とストーリーの組み立てが素晴らしくまた臨場感のある描写が妄想力を後押ししてくれた。
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首相爆破殺人事件の被疑者にされてしまった男の逃走劇。 登場人物みんなのキャラや雰囲気が好きで伏線回収もしっかりある。 事件の肝心な部分は明かされないけど、そんなこと気にならないぐらい面白いしまとまってる。エピローグまで素敵。映画もまた見たくなった。
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昔の仲間たちがなんとかして手助けをしてくれようとするのがアツかった ラストシーンの、検閲が入る両親の元に届いた便りや主人公に押されたスタンプに泣いてしまった
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本当に興味のあることはくだらないことばかりなんだろうと思った。自分の目で見て確かめたことが本当のこと。最後の青柳が粋で良かった。でもなんで青柳が狙われて、あの人たちは誰だったんだろう。明かされなかったことに何か意味があるのかな。
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首相暗殺の犯人にされてしまった男の逃亡劇 以下、公式のあらすじ ------------------------- 俺は犯人じゃない! 巨大な陰謀に追い詰められた男。スリル炸裂超弩級エンタテインメント。山本周五郎賞、本屋大賞ダブル受賞。 衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯...
首相暗殺の犯人にされてしまった男の逃亡劇 以下、公式のあらすじ ------------------------- 俺は犯人じゃない! 巨大な陰謀に追い詰められた男。スリル炸裂超弩級エンタテインメント。山本周五郎賞、本屋大賞ダブル受賞。 衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない──。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。 ------------------------- 映画を視聴済みなので、青柳は堺雅人、晴子は竹内結子、三浦は濱田岳をイメージしながら読んでしまった 他のキャストはあまり覚えてないなぁ あと、滝藤賢一も出てたな 映画だと、キルオの存在が何とも唐突で何故味方をしてくれるのかよくわからないまま終わってしまった印象だけど 本編の方でも明確に来歴などは語られてなかったのね でもまぁ三浦の背景がなんとなくわかった あと、青柳がスケープゴートにされた理由も、好印象の人物の反転を狙ったものだったり 一番の候補でなかった可能性など、映画では疑問として残ったところが、もう少し奥まで事情が察せられる まぁ、小説を読んでもすべてが明らかになっているわけではないのだけれどもね この辺のすべてが明らかになっていないという事情があとがきで語られている 物語の風呂敷をたたむ過程が一番つまらない、畳まなさ具合に味があるとの事 確かに、綺麗に風呂敷を畳む作家さんは多いけど、風呂敷を畳んでいないのに終わり方に読者が満足する作品というのも余計にハードルが高くないだろうか? 今作は序盤から色々と伏線があり、それは事件の解決のためのものではなく、逃亡が成功した後に向けてのもの 「よくできました」止まりではなく、「たいへんよくできました」のやりとりとか 「痴漢は死ね」というメッセージとか キャバクラの事の暴露とかね 元ネタになっているケネディ大統領暗殺事件にしても、事件当初犯人と考えられた人物は結果的に亡くなっていて、真犯人がいるのかどうかも含めて不明という状況なわけで それを元にしているのであれば、真相がわからずじまいな物語というのもまぁそれはそれでありなのでしょうねぇ スタイリッシュな社会風刺や政治風刺は伊坂さんらしいと思ってしまう セキュリティポッド導入の背景、その他にも権力者の思うような社会の実現のために情報をコントロールされている描写など そして、伊坂さんといえば、作品間のクロスオーバーだけど 他作品にも登場してる人はいるのかな? 保土ケ谷は地名なので、死神の可能性はないか? とも思ったけど、死神にしては感情豊かだし ミュージック好きな描写はないし 素手で人に触ってるので違うかな もしくは裏稼業っぽい事を言っているので、保土ケ谷や三浦は他のシリーズ、特に殺し屋関係に出てるのかな? うーん、伊坂作品はそんなに読んでないのでわからぬ
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最後の付箋回収は良かったのだが、なぜそもそも主人公である青柳が犯人に仕立てられたのか。犯人たちの狙いは何なのか。そして犯人の正体は?という根本的なところが最後まで分からずモヤモヤしたが、独特な世界観は楽しめた。 登場人物たちの会話のリズムも独特で良い。
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