ゴールデンスランバー の商品レビュー
ゴールデンスランバー★3.5 公園で出会った子が読んでて読んでみようと思った本。 突然首相暗殺の容疑をかけられた無実の一般市民青柳雅春が親友や途中で出会う人に助けられて冤罪をかけようとしてくる警察から逃げ切る物語。 あとがきにも書かれていたが伊坂先生は物語を敢えて畳まないようにし...
ゴールデンスランバー★3.5 公園で出会った子が読んでて読んでみようと思った本。 突然首相暗殺の容疑をかけられた無実の一般市民青柳雅春が親友や途中で出会う人に助けられて冤罪をかけようとしてくる警察から逃げ切る物語。 あとがきにも書かれていたが伊坂先生は物語を敢えて畳まないようにしたとのこと。確かに、予想していた結末ではなかった。ラストはいくつかの伏線が回収されていて読むのが楽しかったが、序盤中盤も盛り上がりにかけると感じた。
Posted by
Posted by
最初はあまり入り込めず、いきなり「事件から20年後」となって、えっ?ってついていけず、この話は合わないかなぁと思っていたが、4部からぐいぐい惹き込まれた。 追い詰められていく描写に読むのが苦しい箇所も多々。最後どうなるのか、結末を先に読んでしまいたい気持ちをグッと我慢しながら読み...
最初はあまり入り込めず、いきなり「事件から20年後」となって、えっ?ってついていけず、この話は合わないかなぁと思っていたが、4部からぐいぐい惹き込まれた。 追い詰められていく描写に読むのが苦しい箇所も多々。最後どうなるのか、結末を先に読んでしまいたい気持ちをグッと我慢しながら読み進めました。 散りばめられた伏線回収がすごい! 主人公の父親の人柄にぐっと来た。 面白かった!!!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
理不尽で残酷で苦しい運命に翻弄される青柳の人生、、読んでいて辛かった。 読み終えた後は自然と涙が出た。 初の伊坂幸太郎さん作品。 長編だったけれど続きが気になりサクサクと読めた。青柳はいつこの苦しみから解放されるのか、もしくはこの苦しみ以上の地獄に突き落とされるのか、常にハラハラしていた。 「習慣と信頼」というキーフレーズが常に青柳を支えていた印象。青柳の習慣が周りからの信頼を得ていたからこそ、罪を犯していないことを信じてもらえて助けを借りることができていた。 読了後にビートルズのゴールデンスランバーを聴いて、故郷(過去)を懐かしいと感じる思いとその頃には戻れないという寂しさを感じた。 「習慣と信頼」が周りに与える影響は大きいと感じたため、自分も今後の仕事や私生活において周りからの信頼を得られるような習慣を付けていきたいと思った。
Posted by
一気読みしました。面白かったです。 どうなるの?と気になって仕方がなかったです、伏線は回収されますが、なんでこんなことが起きたの!?と言うことには回答がなくもやもやします・・ 信頼、が全てつながっています。 映画、まだみたことないのでみたいなと思いました。
Posted by
非常に読みやすかったです。 最後まで生きる事を諦めなかった主人公。 家族への郵便物、グッときた。 お互いにしか分からない合図や言葉がこの作品ではそれぞれの希望になってましたね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人間の最大の武器は『習慣と信頼』 幾度と出てくるこのフレーズ。物語のキーもここにあったと思う。 濡れ衣を晴らすべく奔走する青柳。 警察なのか秘密結社なのか?陰謀と戦う青柳を救った信頼に、心が温かくなった。 家族、旧友、元同僚、行く先々で出会う不思議な人たち、みんなが青柳の仲間となってくれた。きっと青柳の愚直さが周りを動かしたんだろうなあ。 ラストの花火、郵便、花丸スタンプ、圧巻だった。 700ページ近い大作だが、青柳と仲間の共闘にハラハラし、あっという間に読み終えてしまった。 読了後に喪失感すらあるほど充実していた一冊。 顔まで変わってしまった青柳が平穏に生きていけますように。
Posted by
少年誌ジャンプのような熱さを感じた、と表現するのは陳腐だろうか。 しかし僕にとってはそれが事実であり読み終わった時に最初に思った印象だった。
Posted by
伊坂さんの作品は好きです。 勝手に犯人にされて逃亡するハラハラ・ドキドキの中に、登場人物達のユーモアにクスッとさせられました。 結局巨大な力には勝てないけど、逃げ切ったことである意味勝ちなのかな?
Posted by
うまい。おもしろい。 とは思うものの、読み手になにか残るもの、訴えかけるものが、ない。 読後感までもが爽やか。 わかっているはずだが、チョイスする、そんな作家さん。
Posted by