ゴールデンスランバー の商品レビュー
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青柳が殺されずに済んだのも人間の武器である習慣と信頼を持っていたからではないかと思った。 森田 人間の武器は信頼と習慣 青柳 人間の武器は笑うこと
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これで伊坂のファンになりました。こんなに集中して一気に読んだ本はなかなかありません。それくらい私の中でどストライクでした。
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伏線の回収がやっぱりすごい。どんな結末になるのか、大体を想像させておきながらハラハラしたー。最後は逃げて生き残ることを選択したんだね。生きてるとバレないように両親に伝えるのはグッときた。最後の親指の癖から、よくできましたの判子を押してくれるところまでやっと報われた気がする。
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伏線回収が綺麗すぎる。 最近、心臓がハラハラドキドキするのが苦手で、逃亡劇とか避けてました。でも終末のフールを読んでから伊坂幸太郎に興味を持って、ゴールデンスランバーは避けては通れない道だと知って、最初のほうは頑張ってページをめくりました。 すると途中から、心臓がバクバクする...
伏線回収が綺麗すぎる。 最近、心臓がハラハラドキドキするのが苦手で、逃亡劇とか避けてました。でも終末のフールを読んでから伊坂幸太郎に興味を持って、ゴールデンスランバーは避けては通れない道だと知って、最初のほうは頑張ってページをめくりました。 すると途中から、心臓がバクバクするのにページをめくる手が止められない!なんだこれは!伊坂幸太郎って何者だ!?…後半は一気読みしました。 読み終わった後、思わず溜息が出てしまいました。 もっと青柳のいるその世界にいたかった、そう思いました。 見落とした伏線がまだ沢山あると感じたので、次はゆっくり読もうと思います。とは言うものの、いざ読むと続きが気になって速く読んでしまうんですよね。
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面白いと言えば面白いが 個人的にはもっと面白い作品が伊坂にはたくさんあると思う。 ただ、ボタンを押すときの癖や 最後の大変良くできました。 はよかった
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第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞受賞作品 700ページ近い長編 元宅配便の配達人が首相殺人の犯人にされ逃亡する物語 とんでもない事件だし、さらに知らぬ間に犯人にされるという恐ろしさ でもその中で主人公は逃亡しながらもなんとか濡れ衣を訴えようとする 孤独な逃亡だけど協力者もいて...
第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞受賞作品 700ページ近い長編 元宅配便の配達人が首相殺人の犯人にされ逃亡する物語 とんでもない事件だし、さらに知らぬ間に犯人にされるという恐ろしさ でもその中で主人公は逃亡しながらもなんとか濡れ衣を訴えようとする 孤独な逃亡だけど協力者もいて頼もしかった とても面白かったです
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本が思ってたよりも分厚くて、 読めるか心配だったけど、気になりすぎて、 一気に読めたよー!! 主人公の青柳雅春が首相暗殺の犯人と 報道されちゃう。 本当は違うのにぃー。 犯人じゃないのに逃げるっていうのもおかしいけど 青柳さんは、一生懸命逃げる。 その中での、友人や昔の恋人、...
本が思ってたよりも分厚くて、 読めるか心配だったけど、気になりすぎて、 一気に読めたよー!! 主人公の青柳雅春が首相暗殺の犯人と 報道されちゃう。 本当は違うのにぃー。 犯人じゃないのに逃げるっていうのもおかしいけど 青柳さんは、一生懸命逃げる。 その中での、友人や昔の恋人、 逃げてる途中に出会った人たちのおかげで 青柳さんは、最後まで逃げきる。 森の声が聞こえる、森田森吾の存在が なんとなく切なかった。 報道の仕方については、実際に 不思議に思うことはあるなーって思った。 マスコミやネットの情報は 完全に信用しちゃいかんなー、って思えたよ。 何が正しいのかは、自分が決めるしかないね。 青柳さんの他人にも気を遣うところがあるから、 みんな青柳さんを助けたかったんだと思う。 読んでて、「青柳さん、がんばれー」って思ったよ。
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映画化もされた、伊坂幸太郎の『第二部』スタート作品。 仙台で行われた、話題の新首相・金田のパレード。 その時、主人公青柳は大学時代のサークル仲間である森田に呼び出されていた。 昔話に花を咲かせている中、突然森田が「お前は陥れられている」「逃げろ」と言い出す。 何の話だかわからぬ...
映画化もされた、伊坂幸太郎の『第二部』スタート作品。 仙台で行われた、話題の新首相・金田のパレード。 その時、主人公青柳は大学時代のサークル仲間である森田に呼び出されていた。 昔話に花を咲かせている中、突然森田が「お前は陥れられている」「逃げろ」と言い出す。 何の話だかわからぬままの青柳だが、直後にパレードにおいて首相暗殺が行われる。 逃げ出す青柳。即座に現れ、青柳を射殺しようとする警官達。 「何故俺が追われるんだ」「何もしていないのに」 様々な思いが青柳の頭を巡るが、答えは出ないまま。 とにかく今は逃げるしかない。 こうして、青柳の奇妙な逃走劇が始まった。。。 久しぶりに本当に面白い、と感じる物語であった。 理不尽な逃走の中にも、少しずつ希望を見出し続ける青柳。 最初は周囲の人間が全て自分を陥れようとしているのではないか、と疑心暗鬼になるものの、 徐々に増えていく協力者達によって、何とかして逃げ切ってやろうと思うようになる過程は、 読んでいる側も何だか心強くなってくる。 一部「ご都合的過ぎる」というような批判もあるようだが、 そもそもこの小説の背景からしてアメリカ的な選挙によって首相が指名されるという、 物凄い「ご都合的」な社会を舞台にしたフィクションなのである。 確かに、連続殺人犯がたまたま青柳を乗せているパトカーにぶつかってくるなんてのは とんでもなく都合が良い。 が、それは物語を面白くするためのエッセンスであり、ある意味伊坂ワールドなのではないか。 どちらかというと「こんな風に都合良く助かったけど、次はどうする?」という舞台を用意したまでであって 作者が都合よく話を進める為という事はないように思える。 物語の全編に流れる雰囲気としては、仲間の大切さと「信頼」の意味。 実際にあったらこんな酷い話はないが、全体的に流れる空気は非常に温かみがある。 また、伊坂作品としては珍しく「全ての謎を明らかにしない」という終わり方になった。 これはあとがきにも書かれているように 「今までは『全てを明らかにしないといけない』と思っていたが、そうするのをやめた」 訳であって、これまた色々な想像が出来る余地を残したという面では批判するのはお門違いかと。 今までの伊坂作品も非常に面白かったが、また一つ魅力が増したようにも思える。
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話が、あちこちに飛ぶので、頭の中で繋ぎ合わせるのが大変なのだけれど、その作業が心地良く楽しいのが、伊坂作品の不思議なところ。 文句なく面白かったが、それだけに森田森吾のことが残念でならない。学生時代の友情と繋がりは強いんだな、と思うと同時に、どうして青柳が晴子と別れたのかが明確でなかったように思う。 また、肝心の首相爆殺事件の犯人についても、明確には解き明かされない。それで良いのか、と思う分、少しだけ評価が下がったが、これだけ多彩な人と伏線を張り巡らせて織り上げる技は、他の作家にはないものだと思う。 どなたかの感想に 「腑に落ちないのに後味すっきり」 と書いてあったが、まさに、そんな感じだった。 ともかく、生き抜いた。 「たいへんよくできました」&「ロックだぜ」(^^)。
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冤罪逃亡系伏線回収型スピーディ小説。 好きな登場人物はキルオ。 スケールが大きすぎて真犯人が出せなかったところだけモヤ。筆者は好みではないが本書は最高。
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