ゴールデンスランバー の商品レビュー
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皆が出来る範囲の中でする手助けが、手渡しバトンとなっていてその背景や思い遣りに感動 「人間の最大の武器は、信頼と習慣だ」 青柳の人間性があったからこそ自身を救う事が出来て このストーリーの本質的な部分だなと感じた。 個人的にお父さんのキャラクターが大好きです
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伊坂幸太郎の作品はこれで2作品目でした。話の展開に常に惹きつけられ、読み始めてからは一瞬でした。この本を通して、昔からの知人、親友、愛人は本当の自分を知っていて、味方になってくれる時があると心から感じました。その状況を生み出したのは、青柳雅治さんの人柄の良さでしょう。自分が社会の敵になっても、味方というのは生きる活力になり、1番に大切にする必要があると今の自分に教えてくれました。結果的にはハッピーエンド?で読み終わりも心地よかったです。痴漢死ねの郵便物には涙が溢れました。感動をありがとうございます!
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みんなが濡れ衣を着せられた青柳に生きろ、逃げろって言ってくれてとてもよかった。 殺人犯まで味方につけるんだから、青柳くんはなかなか運がいいと思う。 恥ずかしながらビートルズのゴールデンスランバーを初めて聞いたし、スキマスイッチの「ゴールデンタイムラバー」という鋼の錬金術師の主題歌...
みんなが濡れ衣を着せられた青柳に生きろ、逃げろって言ってくれてとてもよかった。 殺人犯まで味方につけるんだから、青柳くんはなかなか運がいいと思う。 恥ずかしながらビートルズのゴールデンスランバーを初めて聞いたし、スキマスイッチの「ゴールデンタイムラバー」という鋼の錬金術師の主題歌を思い出した。 作中のセキュリティボットと、現在のマイナンバーカードが同じでないことを祈る。
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Kindleで。伊坂幸太郎の作品の中で、真面目な作品な印象。 いわゆる逃亡ものだけど、スリリングな展開の中人との繋がりだとか伏線がたくさん散りばめられた、大作。映画になったのも頷ける。
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伊坂幸太郎さんの作品は本作が初読みだった。 いきなり長編だったので少し尻込みしたものの、読み始めたら首相殺しの濡れ衣という設定と、青柳雅春という主人公の人間性にはまり、どんどんのめり込んでしまった。 マスコミ報道がいかに視聴率目的で操られているか、人の記憶がいかに曖昧で操作され...
伊坂幸太郎さんの作品は本作が初読みだった。 いきなり長編だったので少し尻込みしたものの、読み始めたら首相殺しの濡れ衣という設定と、青柳雅春という主人公の人間性にはまり、どんどんのめり込んでしまった。 マスコミ報道がいかに視聴率目的で操られているか、人の記憶がいかに曖昧で操作されやすいものか、まざまざと見せつけられた様な気持ちだった。 そんな中でも、やはり自分を信じてくれる人の存在は何よりも救いであり偉大だと感じた。 作中で、青柳雅春を信じて疑わなかった大きな存在… 元恋人 樋口晴子からのメモに残されたメッセージ そしてリポーターへ負けた父 青柳平一の台詞 見えない巨大な力を前にした青柳雅春にとって、これらがどんなに心強く響いただろうと胸が苦しくなり、目頭が熱くなった。 ラストは様々な解釈が残り、読み手が読後のこの余韻をどう判断するかで、また味わい方が変わってくる作品。 そんな風に仕掛けた伊坂幸太郎さんは凄い!! そして今から10年以上も前の作品にも関わらず、セキュリティポッドなどという犯罪の抑止、捜査情報の質や量の向上を目的とした端末が街を占拠しているという構想… つい先日ニュースで見かけた渋谷のAIカメラ100台プロジェクトが頭をよぎった。 いやぁ…事実は小説より奇なり まさにそんな時代になって来ているのだ。 本作は、この渋谷AIカメラ100台プロジェクトに疑問を抱く方にこそ特にオススメしたい作品。 これを機に、伊坂幸太郎さんの他の作品も読んでみようと思った。
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面白かった!! 人との関わりとか繋がりとかをすごく感じた。 ここまで極端なことはないとは思うけど、警察とかマスコミとか全て正しい訳ではないし、自分たちがいつもみているのは一部分でしかないんだなと実感した。
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とても面白かったです。第一部から第二部へ移る時点で物語の構成がわかり、絶対面白いやつだ!と思いました。第二部からは物語の世界にすっぽり入り込み、そのまま主人公の追体験をしているようでした。 物語の入りもとても良かったのですが、終盤にかけての状況の動きや、第三部に入ってからの衝撃...
とても面白かったです。第一部から第二部へ移る時点で物語の構成がわかり、絶対面白いやつだ!と思いました。第二部からは物語の世界にすっぽり入り込み、そのまま主人公の追体験をしているようでした。 物語の入りもとても良かったのですが、終盤にかけての状況の動きや、第三部に入ってからの衝撃など、常にワクワクしっぱなしでした。大満足です。
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無実なのに追われてばかりからどんどん犯罪に手を染めて…というやるせない気持ちにもなりましたが、社会性に訴える物語でした。 知人に勧められて読んだので新鮮な気持ちのジャンルでした。
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権力への抵抗と逃亡。初めのうちは、描写が多くなかなか読みづらいと感じていた。事件が動いていく後半になって、読むのが早くなった。有名な小説を読み終えて満足した。
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日常を忘れさせてくれるほど、夢中になれる一冊。 「天気がいいとそれだけで嬉しくなるけど、どこかで大変な目に遭ってる人のことも想像してしまう」そう仲間に話す主人公(青柳)は、優しく正義感に溢れた人物であった。そんな彼が濡れ衣をきせられ、警察から追われ続ける逃走物語。 彼の...
日常を忘れさせてくれるほど、夢中になれる一冊。 「天気がいいとそれだけで嬉しくなるけど、どこかで大変な目に遭ってる人のことも想像してしまう」そう仲間に話す主人公(青柳)は、優しく正義感に溢れた人物であった。そんな彼が濡れ衣をきせられ、警察から追われ続ける逃走物語。 彼の細やかな心情、彼を慕う人々の温かさ、スピード感溢れるエピソードの数々が巧みに描かれていた。 ピンチの度、どうなってしまうのだろう?と手に汗握る感覚があった。結末が知りたくてページをめくる手が止まらなくなった。そして、人からの恩情に涙。 ご両親の毅然とした態度に感動。 息子を信じて立ち向かう姿。尊敬せずにはいられなかった。 「逃げろ」この言葉が物語の大きな意味だと思う。理不尽なことには、逃げて逃げて逃げまくる。その先に何があるのか。不安だらけであるが、きっと何かがある。そう教えて貰えた気がする。 作品に何度も流れるビートルズのゴールデンスランバーを聞いた。 より深く、物語の世界観が好きになった。
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