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ゴールデンスランバー の商品レビュー

4.2

1595件のお客様レビュー

  1. 5つ

    608

  2. 4つ

    585

  3. 3つ

    229

  4. 2つ

    53

  5. 1つ

    11

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2010/12/13

最近はあまりにも広げた風呂敷を畳まずに 「どうだあとは好きに考えろわはは」という傲慢な話が多い中で、 この本は、畳むべきところは畳むけどもすべては畳まない、 その程よいバランス感が心地よかった。

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2010/12/13

はじめは「またケネディ暗殺事件の模倣か」だの「話がうまく行きすぎる」だの批判的な気分で読み進めてたけど、中盤以降ハマりにはまって、最後にはジ~ンとしてたっ!さすが伊坂作品、すんませんでした。

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2019/01/16

中盤くらいから淡々としていて正直ちょっと飽きてしまいました。ハラハラドキドキもあまりしませんでした。伊坂幸太郎氏は政治的な背景を取り入れた作品が多いですね。

Posted byブクログ

2011/03/20

 スリリングでスピーディーなんだけど、すごく丁寧に書かれている感じがする。度肝を抜くような展開はなかったけど、「うーん。ここでこれが出て来るかあ」みたいなのは多かった。あらゆるところに伏線がある。全く無駄がない。間違いなく面白い。

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2012/04/14

Once there was a way to get back homeward 「俺にとって残っている武器は,人と信頼することくらいなんだ」 「偉い奴らの作った,大きな理不尽なものに襲われたら,まあ,唯一俺たちにできるのは,逃げることくらいだな」 「花火ってのは,いろんな場...

Once there was a way to get back homeward 「俺にとって残っている武器は,人と信頼することくらいなんだ」 「偉い奴らの作った,大きな理不尽なものに襲われたら,まあ,唯一俺たちにできるのは,逃げることくらいだな」 「花火ってのは,いろんな場所でいろんな人間がみてるだろ。もしかすると自分が見てる今,別のところで昔の友達が同じものを眺めてるかもしれねえな,なんて思うと愉快じゃねえか?たぶんな,そん時は相手も同じこと考えてんじゃねえかな。俺はそう思うよ」 「天気がいいとそれだけで嬉しくなるけど,どこかえ大変な目に遭ってる人のことも想像してしまうって」 「名乗らない,正義の味方のおまえたり,本当に雅春が犯人だと信じているのなら,賭けてみろ。金じゃねえぞ。何か自分の人生にとって大事なものを賭けろ。おまえたちは今,それだけのことをやっているんだ。俺たちの人生を,勢いだけで潰す気だ。いいか,これがおまえたちの仕事だということは認める。仕事というのはそういうものだ。ただな,自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれねえんだったら,覚悟はいるんだよ。」 これ以降は伊坂第二期の作品らしい。 つまんなくなってたらどうしようかと恐れてたけど,相変わらず面白いし,登場人物の細かい会話とかが良いし(特に七美ちゃん)。現代社会へのいろいろな問題意識も強く出ている作品。

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2019/01/16

これまで敬遠気味だった伊坂作品、三作目にしてようやく気持ちがしっくりなじんだ気がします。 ずいぶん時間がかかりましたが、最近の作品ならまたほかにも読んでみたいなと思います。 「重力ピエロ」の時の、なぜだか思い出せないけれど、読み進めるのが苦痛になるようなあの感覚は、この作品で...

これまで敬遠気味だった伊坂作品、三作目にしてようやく気持ちがしっくりなじんだ気がします。 ずいぶん時間がかかりましたが、最近の作品ならまたほかにも読んでみたいなと思います。 「重力ピエロ」の時の、なぜだか思い出せないけれど、読み進めるのが苦痛になるようなあの感覚は、この作品では感じられず、 ハッピーな気持ちで読み終えることができました。 場面や人物が目まぐるしく変わる手法には幾分手こずりましたが、 それぞれのキャラクターに親しみが持てたのと、 ありえないシチュエーションに戸惑いながらも自分らしさを失わず、進み続ける主人公がよかったです。 読み終えた後、間髪いれず映画を観たのですが、 これが小説以上に、三割増しぐらいでキャラクターが生き生きしていて(ロックな先輩が特にお気に入り)、 挿入歌も心にグッと来て、改めていい作品だと思いました。

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2010/12/19

2010年12月 01/99 名作。 映画版を先に観たので、そのイメージでしたが、ぴったりでした。

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2010/12/12

今年読んだ本の中での最高峰は、ゴールデンスランバー。 まさに伊坂幸太郎ワールドの集大成。個性溢れる登場人物。スピード感のある映画のようなストーリー展開と爽快感。友情っていいよね、やっぱり最後まで信じてくれるのが家族だよねって言いたくなる様々な人物描写と伏線は、まさに感情線であり...

今年読んだ本の中での最高峰は、ゴールデンスランバー。 まさに伊坂幸太郎ワールドの集大成。個性溢れる登場人物。スピード感のある映画のようなストーリー展開と爽快感。友情っていいよね、やっぱり最後まで信じてくれるのが家族だよねって言いたくなる様々な人物描写と伏線は、まさに感情線であり本作の生命線。 もう本当にグッとくるシーンが盛り沢山。一気読み間違いなし。

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2015/03/01

この本、映画化された時でも文庫にならず、そういう意味でも待望久しい文庫化。 出張の新幹線で読もうと持ち込んだけれど、伊坂本の例に洩れず、前に戻って伏線張ってあったところを確かめたりしながら読むもんだから、長尺をこなし切れず、それでも休日の今日には一気読み。 例に洩れずとは書いたけ...

この本、映画化された時でも文庫にならず、そういう意味でも待望久しい文庫化。 出張の新幹線で読もうと持ち込んだけれど、伊坂本の例に洩れず、前に戻って伏線張ってあったところを確かめたりしながら読むもんだから、長尺をこなし切れず、それでも休日の今日には一気読み。 例に洩れずとは書いたけれど、最後のピースが嵌って見てみると綺麗な絵になる作品とはまた異なり、ピースを嵌めていく過程をあっちこっちから見せてもらって堪能させられたって感じ。いや、面白かった。 物語は「首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか…」という逃亡劇なのだけれど、逃亡の合間で、登場人物の現在と過去が交錯しながら、湧き出る思い出とそれに纏わるかつての友人知人が直接間接に絡まる展開は、ある意味、青春の物語でもあって、ことある度に出てくる『習慣と信頼』という言葉は、伊坂本らしい洒脱さを身に纏った登場人物たちの魅力も相俟って、生きる上で大事なものは人との繋がりや信頼なのではないかという作者の考えを端的に示して印象的。 勿論、逃亡劇としても、最後の投降に至る件りはどうなることやらともうドキドキ。そして迎える思いも掛けない未明の顛末。もう、お見事。

Posted byブクログ

2010/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あっと驚かせるようなタイプのミステリではないけれど、これはこれでなかなか良かったと思う。 第三部は、誰の視点から書かれているか、という点について、読み手によって解釈に違いがでるのではないでしょうか。

Posted byブクログ