ゴールデンスランバー の商品レビュー
映画を先に見ていたのですが、仙台出張に行ったときに駅ビルの本屋で購入。仙台が舞台の小説。 伊坂節ですね。映画が原作に忠実に作られたことがわかりました。
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単行本で出ているのは知っていたのですがとりあえず文庫になるまで我慢(笑)。文庫になったので早速買ってきたのですが…なかなか読み切るまで時間がかかりました。 伊坂氏の作品はあいかわらず面白いですね! 巨大な組織に狙われた時、個人として何が出来るのか。 今回は警察が対立する組...
単行本で出ているのは知っていたのですがとりあえず文庫になるまで我慢(笑)。文庫になったので早速買ってきたのですが…なかなか読み切るまで時間がかかりました。 伊坂氏の作品はあいかわらず面白いですね! 巨大な組織に狙われた時、個人として何が出来るのか。 今回は警察が対立する組織として描かれていましたがこれ、どんな状況にもあてはまりますよね。とりあえず逃げる。主張する。そして対立する際の最後の武器はそれまで築き上げた人間関係なんだなあ、なんて思いながら読みました。 とりあえず「痴漢は死ね」は最高です。 花火を見ながら、青空を見ながら、どこかで今まで袖振りあって来た誰かが同じことを思ったり思わなかったり大変なことに巻き込まれたりしているかもしれない。今度花火を見たら(もしくはきれいな青空を見たら)そんなふうに想って見ようかと思いました。 面白かったです。
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まぁ評価が微妙に別れそうではあるね。 私は好きさ。 読み終わったあと、ひだまりのような気持ちと、 黒いモヤっとした気持ちが同居するような感じ。
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2010年12月20日読了。 2009年の本屋さん大賞受賞作で、堺雅人主演で映画化もされた作品。 映画は観ていないのですが、シナリオだけは読んでいたので、大まかなストーリーは分かっていたつもりでした。が。映画と原作はやはり別物と考えたい。 映画となるとある程度の時間制限もあります...
2010年12月20日読了。 2009年の本屋さん大賞受賞作で、堺雅人主演で映画化もされた作品。 映画は観ていないのですが、シナリオだけは読んでいたので、大まかなストーリーは分かっていたつもりでした。が。映画と原作はやはり別物と考えたい。 映画となるとある程度の時間制限もありますし、エンターテイメント性が重視された作り。 原作の方がより深くて、より怖いです。怖いと言ってもホラーとかではなく、心理的な怖さですね。 ひとことで言ってしまえば、首相暗殺の実行犯にしたてあげられた男の逃亡劇。 自分は全く身に覚えがないのに、友人は殺され、守ってくれるはずの警察に追われる男。それだけでの十分怖い。 さらに怖ろしいのは、映画には登場しないセキュリティポットの存在。 これは、防犯上の理由から舞台である仙台市の街角に設置された監視カメラのようなもの。死角はあるものの、タイムリーな映像や音声などの情報を拾い出せるというもの。 現実にありそうなこのポットの存在がとにかく寒々しくて怖ろしいのです。 そして、もうひとつ。連続殺人犯キルオの存在も謎で怖い。それはきっと、現実にあちこちで起きている無差別殺人のことを思い起こさせるからこそ。 全てに現実味があるから怖いと思ってしまう。それも作者の計算なのでしょう。 先程から、怖い怖いとばかり書いて来ましたが、もちろんそれだけではありません。 主人公である青柳の人柄、そして、彼を信じようとする人々の温かさ。そういうものが全編に溢れていて、人間ドラマの部分も楽しめますし、ところどころに気の効いたセリフがあって、そこにかなり泣かされました。 これは映画を観る前に原作読んでおいて良かったと思います。映画は......TV放送を待とうかな?
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面白いけど…ワクワク引き込まれる所があまり無かった。同じ監視社会をテーマに宮部みゆきに書いて欲しいと思った。
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評価がしづらい・・・ メインをどっちにおいて良いのか分からず、どっちとも煮え切らない感じが最後まで残って、個人的には中途半端。
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前評判でちょっと期待しすぎたのかも。 伊坂さんテイストは確かに発揮されてたけど、会話がいつもよりう~ん…。まあ明るい話ではないよね。 複線を全部回収してまとめなくてもいいことに気づいたってインタビューで言ってたそうだけど、私は伊坂さんには割りとそういうことを望んでいたからがっかり...
前評判でちょっと期待しすぎたのかも。 伊坂さんテイストは確かに発揮されてたけど、会話がいつもよりう~ん…。まあ明るい話ではないよね。 複線を全部回収してまとめなくてもいいことに気づいたってインタビューで言ってたそうだけど、私は伊坂さんには割りとそういうことを望んでいたからがっかりは言いすぎだけど物足りなかった。
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「重力ピエロ」でもそうだったけど お父さんのコトバに泣けました。 なんてことないいろんなひとの一言にうるっときてしまいます。 本を読み終わった今・・・ ビートルズのCDを借りたくなった 堺雅人さん主演の映画も見たくなった
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話の題材は好きやったけど、オチはあまり好きじゃなかった。でも、文のテンポというか間の取り方っていうのは、伊坂先生っぽくてスゴクよかった。
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金曜日の帰宅時から土曜日の夜まで。一気読み。こういう本は止まらなくなる。 著者の本は初めて。映画も見ていない。予告編程度の予備知識。冒頭は女性2人のお喋り。この人が竹内さんか。 第2部、入院患者の目からテレビ聴取などを通した事件が語られる。第3部は20年後の記述。事件がすっきり解...
金曜日の帰宅時から土曜日の夜まで。一気読み。こういう本は止まらなくなる。 著者の本は初めて。映画も見ていない。予告編程度の予備知識。冒頭は女性2人のお喋り。この人が竹内さんか。 第2部、入院患者の目からテレビ聴取などを通した事件が語られる。第3部は20年後の記述。事件がすっきり解決していないことが語られる。哀しい結論を覚悟しながら、主人公の登場する本章へ。 面白かった。色々と予想を裏切られる。まさかの伏線。ちょっと非現実的と思うとこもあるけれど、作品の質とはまた別のこと。あえて言えば、第2候補云々は話の筋から要らないじゃないかな。 読み終えて、再度20年後を読み返す。う〜ん。なるほどねえ。
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