ゴールデンスランバー の商品レビュー
絶望と希望の配し方が絶妙で、一気に読めた。 この人の伏線回収するところは好きだったから、ちょっと残念ではあったけど。 読む前の期待値も上がりすぎてたかな。
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2010/12/25読了。相変わらずの伊坂節が絶好調!と思える本。ただ登場人物が多く、話が長い分、少し間延びしている気もする。だから?だからどうしたの?と気ばかり焦り、先へ、先へ、と走りたくなる。 細かいパズルのピースが、最後にかなりピタッと合ってくるのだけど、今回はまだ埋まらな...
2010/12/25読了。相変わらずの伊坂節が絶好調!と思える本。ただ登場人物が多く、話が長い分、少し間延びしている気もする。だから?だからどうしたの?と気ばかり焦り、先へ、先へ、と走りたくなる。 細かいパズルのピースが、最後にかなりピタッと合ってくるのだけど、今回はまだ埋まらないところも結構あるかも。 送られてきた「痴漢は死ね」で涙し、「たいへんよくできました」のハンコウでまたウルッ。普通の人たちの普通の生活を奪うのは、やっぱり許しがたい事じゃないの?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
友人に伊坂作品を薦められて読んでみました。 上手い。です。 何となく、ストーリー的には現代のプライバシーに関する恐怖系で、映画The Enemy of the States系かな。 でも、なんか事件を20年後から振り返る1節があるのですが、これ全く生かされていない気がします。 最終的にこれがもう一度出てくるかと読んでいたのに出てこない。何故?
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ずうっと読みたいと思っていながら、 なぜかハードカバーでは手に取りつつも買うに至らず、 ひたすら文庫化を待って、ついにこの間手に入れた。 忙しい毎日の合間を縫って、夢中で読み、 あっという間に読み終えてしまった。 巨大な陰謀- 突拍子もないようでいて、 こういうことは意外と普...
ずうっと読みたいと思っていながら、 なぜかハードカバーでは手に取りつつも買うに至らず、 ひたすら文庫化を待って、ついにこの間手に入れた。 忙しい毎日の合間を縫って、夢中で読み、 あっという間に読み終えてしまった。 巨大な陰謀- 突拍子もないようでいて、 こういうことは意外と普通にあることなのかもしれない、 そう思ってちょっと恐怖を感じた。 国家権力などというものほど信用ならないものはないし、 マスコミに対する風刺はまさしくその通りだと思った。 セキュリティポッドなるものが出てきたり、 携帯電話を盗聴していたり、位置情報を掴んだりするが、 この本はフィクションだが、実際には行われているんだろうなあ、 なんてちょっと想像してしまう。 監視社会ってやつはわりと目の前にあるんじゃないだろうか。 「逃げる」っていう選択肢と、 仲間がいることの心強さが印象に残っている。 ラストはなんかちょっとジンときた。
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友達や身内がいいですね。 でも何か納得いかない、何か残る、もうちょっとだけ幸せになってほしいような気持ち。 そうはいきませんよね いつものことですよね
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なんかしっくりこない感じの終わり方がしている。 主人公の青柳くんが、なぜ不幸な結末にならなくてはいけないのか? 不思議な感じ。 それにしても、警察批判な内容だな、と思う。 主人公の仲間も結局は警察に巻き込まれてしまっている。 入院中のおじさんはいったい誰だったのだろう??
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これも安心して読める伊坂幸太郎の作品だ。 ストーリーの細かい所の詰めや、そんな偶然はチョットという点もあるが読み心地の良い作品であるので許せてしまう。 ミステリーというよりは、どんな苦境に立っても諦めない、頑張るという教訓を語った様な作品かな。 いつも通り伏線が多いのも、また楽し...
これも安心して読める伊坂幸太郎の作品だ。 ストーリーの細かい所の詰めや、そんな偶然はチョットという点もあるが読み心地の良い作品であるので許せてしまう。 ミステリーというよりは、どんな苦境に立っても諦めない、頑張るという教訓を語った様な作品かな。 いつも通り伏線が多いのも、また楽しいかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ロックだよ…! ロックな小説だったよぉぉぉぉぉぉおぉぉぉおおぉぉぉお! ちくしょー、国家め。 誰だ。誰の陰謀なんだーーーーー!!!! ケネディ暗殺にすごく興味が沸いてきたよ。 関連映画を観ようとおもう。 浦沢直樹の「BILLY BAT」もそれ関連の漫画だったなんて。 読まなきゃ! 最初はやっぱり何だか良くわかんなかったな~。 「事件から20年後」の章も何言ってるのかわかんなかったし。 この章は読み終わってからもう1回読まないとダメだね~。 伊坂孝太郎さんの本を読む度に思うこと。 それは 「もっと私に記憶力をください」 ですね。 伊坂さんが撒き散らしてる伏線を私はたぶん80%くらいしか拾えてないよ~。 今回も例にもれず、そぉ思いました。 君も出てきちゃうのか~。 って感じで、なんかみんなが青ヤギさんを信じて応援してるのがすごく感動した。 心があったかくなったよ。 私が青ヤギさんみたいになって、信じてくれる人がどれだけいるんだろうって話ですよ。 自信ないけど、「人間の最大の武器は習慣と信頼」だと森の声も言ってるし、信じてる!(笑) 国家って本当に怖いね。 監視社会もヒトゴトじゃないよね。 でも、実際に商店街とかにあるもんねー。 そのうち、本当にセキュリティポッドみたいなのが置かれそう。 監視されて困るような生活しなきゃ良いんだよってか?! 上から目線で気分悪いね。 24とか観ててもすごいもんね。 いざとなったら衛星使って追跡しちゃうもんね。 何でもかんでもすぐにわかるもんな~。 それでも捕まらない犯人もまだ日本にはたくさんいるしね。 運だなぁ。。。 青ヤギさんを助けた大勢の人たちの中でもいちばん三浦が好きだな。 青ヤギさんのコトを知らないのに助けてくれたしね。 あと、青ヤギさんの事件に巻き込まれて死んじゃったけど、それを青ヤギさんのせいにしないで、最後までちゃんと力になってくれてるところがロックだったよ。 青ヤギさん、もぉちょっと三浦に感謝しても良かったのでは。 国家ってゆー巨人を敵に回したら、やっぱり逃げるしかないよね。 どんな無様な姿になっても生きてればそれはすごいことだもん。 違う本だけど、「60年、死なずに生きてきたことは、すげぇことなんだよ」って木村さんが言ってたし。本当にすごいことだと思うよ~! 青ヤギさんは幸せになって欲しい。 でも、樋口さんとよりを戻して欲しいけど、無理なんだろうな~。 あ、意外に将門くんが頑張ってるのがビックリしました。 あなた、めっちゃ脇役だと思ってたけど、超活躍してるじゃん! 功労賞だよー。 青ヤギさんのパパンは殿堂入りだけどね。 もぉすげぇロックだよ、あの人! 「事件」の章は終始ハラハラドキドキでした。 現在の話を軸にときどき過去のお話に。 のんきな学生時代の話と、緊迫して死にそうな現在の話。 その温度差が笑えて楽しい。 本を読むのって楽しい。 1冊の本を読むだけで、ビートルズの「アビィ・ロード」聴こう。とか ケネディ暗殺関連を観よう。とか つながって響きあうのが嬉しい。
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ようやく文庫化。 なんだろう、釈然としない理不尽さが残る結末なのに、このさわやかさは・・・! ミステリー作家だと最初は思っていたのに、最近はなんだか凄いメッセージ性を感じますね。映画も見てみたいです。
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ミステリーは好きでよく読むのですが、今回が伊坂幸太郎さんの作品は初めてでした。 ページ数がある割にそれを感じさせないストーリー展開はとても素晴らしいと思いました。 これからほかの作品も是非読んでみたいと思います。
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