ゴールデンスランバー の商品レビュー
やっぱり伊坂さんは天才だと改めて思った。 あの人の頭の中は一体どうなっているのだろう・・・。 ただ平凡に生活していた主人公の青柳はいつの間にか総理大臣暗殺犯にされてしまうというハリウッド映画の様な題材。 伊坂さん自身もケネディ大統領暗殺を元に書いたと言っていたけど、読んでいて一...
やっぱり伊坂さんは天才だと改めて思った。 あの人の頭の中は一体どうなっているのだろう・・・。 ただ平凡に生活していた主人公の青柳はいつの間にか総理大臣暗殺犯にされてしまうというハリウッド映画の様な題材。 伊坂さん自身もケネディ大統領暗殺を元に書いたと言っていたけど、読んでいて一体この結末は何処に行くのだろう・・・と思ったり、普段報道されているニュースのこととかが酷く疑わしく感じられるように思った。 一体この結末はどうなるのかと言う気持ちと、ハラハラする気持ちに以外にも涙が出てしまう場面があって、特に最後の終わり方が個人的には凄くぐっと胸に来るものがあった。 是非色んな人に読んでもらいたい本。
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壮大なテーマを持ち創造性に溢れたストーリー。 たった2日間の話を描写で巧みに膨らませて長く・深くできるあたり…すげ。 『権力の不気味さ』を投げかてて社会的意味を感じる。 ただ、伊坂さんの集大成?最高傑作?かと言われれば、そうでもないかなと思う。
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自分は守られてる。 と思って毎日生きてる。 でも、世間なんて案外簡単に手のひら返すよね。 そんな時、自分の味方でいてくれる存在ってどのくらいいるんだろう。 今はいっぱいいる気がする。 守られてるって思ってるから。
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登場人物が魅力的でいつのまにか応援してしまった 何度かウルっとくるシーンがあったり ほんと飽きさせない! 不条理な話と結末だったけど おもしろかった!
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予想に反して面白かった。彼の物語へ引きこむストーリーあるいは文章力はやっぱり凄まじいものがある。ページを捲る作業に暇を与えない。 こーゆう陰謀説とか好きだわ。色んなことに胡散臭さを感じてしまってるしなぁ。 まあ相変わらずご都合主義的な展開・設定とかもあったけれど、それをストーリ...
予想に反して面白かった。彼の物語へ引きこむストーリーあるいは文章力はやっぱり凄まじいものがある。ページを捲る作業に暇を与えない。 こーゆう陰謀説とか好きだわ。色んなことに胡散臭さを感じてしまってるしなぁ。 まあ相変わらずご都合主義的な展開・設定とかもあったけれど、それをストーリーに取り入れる巧みさもまた、相変わらずだった。 そんでそれらを使った演出もまたそう。感動させる演出。 こう、あからさまに狙ったように仕掛けてくる。で、見事に引っ掛かってしまった。 痴漢は死ねとか、大変よくできましたとかね。 あと、読んでいて、どうしてもハリソン・フォードの「逃亡者」が頭から離れなかった。あれも名作だったなぁ。
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伊坂幸太郎は、相変わらず、なんて後悔しない1冊を提供してくれるのだろう。 「アビー・ロード」を聴きながらの読了。 お腹いっぱいです。ごちそうさまです。
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「ただ、俺にとって残っている武器は、人を信頼することくらいなんだ」 ・・・・・・『ゴールデンスランバー』371頁 映画を先に見た。気に入ったので原作も。 読んでみて、あの映画って原作に忠実だったんだと思った。主人公の堺雅人も、元カノの竹内結子も、吉岡秀隆、劇団ひとりも、伊東四朗...
「ただ、俺にとって残っている武器は、人を信頼することくらいなんだ」 ・・・・・・『ゴールデンスランバー』371頁 映画を先に見た。気に入ったので原作も。 読んでみて、あの映画って原作に忠実だったんだと思った。主人公の堺雅人も、元カノの竹内結子も、吉岡秀隆、劇団ひとりも、伊東四朗もはまり役だったのだ。映画を先に見たから、かもしれないが。 アメリカンな映画、それが最初の印象。ケネディ暗殺を元ネタにしてるから当然かも知れない。『逃亡者』と『エネミー・オブ・アメリカ』のシーンを彷彿とさせる逃亡劇。映画向きの小説だ。 だが、この物語の見せ場は、主人公と仲間が繰り広げる人情劇の方だろう。伊坂幸太郎らしい人情味あふれる登場人物とセリフ回し。 にしても、『重力ピエロ』の時にも思ったが、伊坂幸太郎が描く親父はカッコいいなぁ。いい味だしてる。おでんの大根並にいい味だしてる。 映画と小説、どっちが先がいいかと聞かれれば、難しいかも。 展開が、ほぼ同じなので、どちらかを見れば、後で見たときには、ドキドキ感が下がっちゃうだろうし。・・・わかんねぇや。
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期待が大きすぎたか、思っていたよりもまとまりすぎていた感じ。一人称が目まぐるしく変わっていく展開。クライマックスは今までの展開を総括させるような構成になっていたが、“あっ”と驚くことはなかった。もう少し振れ幅のある話にできた気がする。
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大きな罠にはめられ、逃げるしかない状況がすごく怖かった。 そんな中で絶対に信じてくれる人がいることが救いだった。 最後はの手紙にホロリ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んで感じた点は、2つ。 一つは、世の中の正しいとされている前提が崩れた時の怖さ。 二つ目は、物語に対して自分が何を期待しているかに気づけたこと。 世の中の正しいとされているものが、正しくなかったら? そういったことをあまり考えてこなかったし、考えないようにしていた自分がいると思った。 あとは物語を読み進めている時、最後の方になって「このままどう終わるのだろう?」と気になってしまった。 「残りページはこれくらいだから、そろそろ○○な展開になってないとまずいんじゃないの?え?このまま行くの?」と物語とは別のところでもハラハラしてしまった。 それで自分は「ラストはこれまでの伏線をきれいに回収して華々しく、めでたしめでたし」と終わることを期待していたことに気づいた。いろんな可能性を残してもやっと終わるんじゃなくて、物語がきれいに完結して、読んでスッキリ!ってなることを期待しているようだ。 伊坂さんの言葉の言い回しはユーモアがあって好きだし、基本的に物語は十分楽しく読めたけど、終わり方が好みから少しずれてたので、星3つ。と行きたいが、気づきを得れた部分もあったので、星4つにしました。
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