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ゴールデンスランバー の商品レビュー

4.2

1595件のお客様レビュー

  1. 5つ

    608

  2. 4つ

    585

  3. 3つ

    229

  4. 2つ

    53

  5. 1つ

    11

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2023/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とっても良かった! 序盤で青柳が亡くなった事実を知ってたから逃亡劇を見ててもどうせ死ぬのか…と悲しい気持ちになってたけど、逃げ延びてて良かった! 所々に伏線散りばめてるのは流石の伊坂幸太郎! 「痴漢は死ね」の手紙、「たいへんよくできました」のスタンプはじーんと来た。 青柳としての家族や旧友にもいつか会える日が来るといいなあ。

Posted byブクログ

2023/12/23

全て回収されないその隙間に味がある まさにおっしゃる通り、ほんとにそう 最強権力vs一般市民 これにて完(?) モダンタイムスは突っ込みまくって、ゴールデンスランバーは逃げまくる 一見真逆だけど、通底するものは同じ 生きていれば終わらないし負けたことにならない 勝たなくていいけ...

全て回収されないその隙間に味がある まさにおっしゃる通り、ほんとにそう 最強権力vs一般市民 これにて完(?) モダンタイムスは突っ込みまくって、ゴールデンスランバーは逃げまくる 一見真逆だけど、通底するものは同じ 生きていれば終わらないし負けたことにならない 勝たなくていいけど絶対負けない こういう考え方は素敵だなと思った

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2023/12/16

「さすが井坂さん、さすが受賞作品」と思わず言ってしまうほどの読了感…読み終わったあと、しばらく余韻に浸ってしまいました。 毎回井坂さんの本を読んでいて思いますが、本作もまるで映画を観ているような感覚!“読んでいる”はずなのに、登場人物の息遣い、表情、動作、全て映画で観ているよう...

「さすが井坂さん、さすが受賞作品」と思わず言ってしまうほどの読了感…読み終わったあと、しばらく余韻に浸ってしまいました。 毎回井坂さんの本を読んでいて思いますが、本作もまるで映画を観ているような感覚!“読んでいる”はずなのに、登場人物の息遣い、表情、動作、全て映画で観ているような錯覚を起こすほど、物語に引き込まれます。 また、井坂さん作品は、毎回「これが伏線かな?こういう展開になるのかな?」と予想しながら読んでますが、今回も「そうきたか~~~!」と予想を裏切る(いい意味で!)作品でした。 毎回意表を付いてくるので本当に面白い!時間を置いて、また読み返したい本の1つになりました!

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2023/12/11

おもしろいおもしろい。 正直最初の省は退屈だったが、その後から展開される事件の模様と、予想をよい意味で裏切ってくる展開、現実的な面から、ユーモアまで、終幕も個人的にはとても気に入った。また読みたい作品。 個人的に伊坂作品ではtop3には入る。

Posted byブクログ

2023/12/10

首相が衆人監視の中爆殺された。そして犯人として疑われたのはなぜか俺!?目的は?なぜ俺なのか?巨大な陰謀に追われる男のノンストップ逃亡ミステリー。

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2023/12/09

2008年本屋大賞、山本周五郎賞受賞作品。約15年前の作品。 680ページの超大作、物語はケネディ暗殺事件をなぞらえながら、主人公青柳がオズワルドとして犯人に仕立て上げられ、その闇が闇すぎてそれでも無実だからこそ逃走するストーリー。 この作品の中には色んな物が含まれており、途...

2008年本屋大賞、山本周五郎賞受賞作品。約15年前の作品。 680ページの超大作、物語はケネディ暗殺事件をなぞらえながら、主人公青柳がオズワルドとして犯人に仕立て上げられ、その闇が闇すぎてそれでも無実だからこそ逃走するストーリー。 この作品の中には色んな物が含まれており、途轍もなく奥深い作品だった。 「1984」ビッグブラザー然り、ケネディ暗殺事件のオズワルド然り、ビートルズ末期のポールマッカートニー然り。 そして主軸は逃走と共に関わってくる人々と想起追想してくる青春時代の遠い記憶が織り交ざる所。 森田、樋口、カズ、轟、岩崎、そして両親。青柳本人を知る人々が今現在の彼が当時と変わらない本質の彼であるとして見ている目が全くぶれない。それは青柳本人の目も同様にぶれておらずお互いにぶれてない。彼らが今までの人生で普遍的に積んできた徳というか人間力がそうさせている。そしてそれが「習慣と信頼」という言葉に集約されている、素晴らしい。 最後の親に宛てた「痴漢は死ね」 晴子の娘がくれたスタンプ「たいへんよくできました」 秀逸すぎる。 読後、再び第三部「事件から20年後」を読んでみたが色んな真相が明らかになっておりトリックの種明かしのように感じる。読んでいる最中はあまり気付かなかったが、改めて振り返って省察すると作品の構成力が半端ない。 そして新潟の森田の墓の描写等から、この第三部は青柳本人が書いているのでは?と推測、希求してしまう。 ジャーナリストとして20年後もこの事件を追っているのだと。事件当初から思っていた青空が場所も時間も超えて繋がっているのだと。 そうであってほしいし、自分はそうと読み取りたい。 伊坂さんらしく突飛な物語、独特のユーモア満載のテンポの良さ。そして「重いのに軽い」、「軽いのに重い」の不思議な絶妙なバランス感。 最高の作品、さすがは受賞作品。

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2023/12/06

「アヒルと鴨のコインロッカー」以来、久しぶりの伊坂幸太郎作品。この作品も大変楽しめました。読んでいると、つい第3章をもう一度読みたくなってしまって読み終わるのが遅くなってしまいました。「アヒルと鴨のコインロッカー」よりスケールの大きな話でした。良かったです。

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2023/12/03

序盤は唐突にフルネームの登場人物がポンポンでてきて読みにくい。他の方のレビューで、途中から面白くなると多くあったので読み進めた。 その後、事件が展開されていくんですけど、ツッコミどころが多すぎるというか、実際だったらそんなことありえないでしょう、そんなふうに行動しないでしょう、と...

序盤は唐突にフルネームの登場人物がポンポンでてきて読みにくい。他の方のレビューで、途中から面白くなると多くあったので読み進めた。 その後、事件が展開されていくんですけど、ツッコミどころが多すぎるというか、実際だったらそんなことありえないでしょう、そんなふうに行動しないでしょう、と思うことの連続で、やや呆れながら最後まで頑張って読んだ、というのが正直なところです。 ミステリーはほとんど読まないのですが、こんな感じなんですかね、エンターテイメントと割り切ればいいのかもしれませんが、自分はちょっと苦手でした。

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2023/11/25

お話自体はハッピーエンドじゃないのに、とっても楽しくて爽やかで嬉しくなる。 誰かから見たらどうでもいい小さなことが、特定の誰かから見たらすごく特別なことだったり、それを読む人に期待させて予想以上のワクワクで応えてくれて、なんてすごい描き方だろうと思う。

Posted byブクログ

2023/11/24

伏線回収が気持ち良い。その分前半の展開がつまらなく感じてしまったけど、我慢して読む価値は十分にあった作品だった。

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