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グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた の商品レビュー

3.8

193件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    80

  3. 3つ

    54

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    3

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2012/02/24
  • ネタバレ

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本書を読んで良かった点 1. 1980年台後半から2010年くらいまでの、世界のビジネスの潮流の変化が著者の経験したソニーとグーグルの視点から鳥瞰することができる。 具体的には、アナログ→デジタル・オフライン→オンライン・パーソナルコンピューティング→クラウドへetc そのパラダイムシフトを体感し、今後の世の中の流れを考える上でとても勉強になった。 2. 著者に好感が持てる。 ソニー出身で、Google日本法人の前社長なんて、どんだけエリートかと思いきや、(エリートであることに違いはないのだが) ・ハローワークに通ったことがある! ・横柄な外国人に、文句を言っている! ・上司にたて突いている! ・2ちゃんで悪口を書かれている!! ・事業部のリーダーになったときに、製造現場のラインに入って現場を学ぼうとしている!! など 文章や構成も上手くて、とてもいい本だと思います。

Posted byブクログ

2012/02/21
  • ネタバレ

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自由闊達なイメージがあるグーグル. かつてのソニーもそうだったに違いないのだが、 今は大企業として、どうしてもセクショナリズムを 優先してしまう組織になっていると、筆者は言っています。 ソニーや、グーグルの社風なども、面白く読みました。 そして、クラウド なる言葉も、この本で概ね理解できあした。 よろしければブログでも http://ameblo.jp/kymt/entry-10908265146.html

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2012/02/16

自分で切り開いていくことの大切さ、ビジネスにおいてスピード感が非常に重要であることの重用さを勉強できた。 ヒエラルキーや形式にこだわらず、チャレンジし続けなければ、自分の人生を切り開いていかなければ。

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2012/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感想は以下。 http://masterka.seesaa.net/article/251679160.html

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2012/02/10

題名から、ソニーの経験はグーグルでも活かせるという内容かと思ってが、ソニー時代の取り組みや苦悩が書かれていた。外から見ているソニーのイメージと違うところあり、日本のメーカーは、どこも同じなんだな〜と感じた。グーグルに入りクラウドビジネスを実感され、人や企業は常に変化し続けて行かな...

題名から、ソニーの経験はグーグルでも活かせるという内容かと思ってが、ソニー時代の取り組みや苦悩が書かれていた。外から見ているソニーのイメージと違うところあり、日本のメーカーは、どこも同じなんだな〜と感じた。グーグルに入りクラウドビジネスを実感され、人や企業は常に変化し続けて行かないと行けないと最認識されているところが、ソニーで色々な取り組みをされてきた辻野さんだからこその説得力のある発言だと感じた。 現在の自分にとって大変参考になりました!

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2012/01/31

第一にソニー愛を,第二に筆者の非常な有能さを感じた.自分が信じる正しいことをこれ以上通せないと感じたとき,もう一度読み返したい.

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2012/01/22

著者のソニーに対する一方ならぬ愛情に感動した。 同時に現在のソニーへの失望にも稿を割いており、ソニーの実情を知る上では(一面的かもしれないが)役立つ書だ。

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2012/01/15

内容に対する論評は立場上差し控えますが、読了後元気になりました。渋谷のジュンク堂でこれを購入した後に松陰神社に行って志お守りとおみくじを引きました。中吉で、古いことにこだわるなというメッセージが書かれていたのですが、なんと本書でソニー退社後に九州で辻野さんが引いたおみくじの内容が...

内容に対する論評は立場上差し控えますが、読了後元気になりました。渋谷のジュンク堂でこれを購入した後に松陰神社に行って志お守りとおみくじを引きました。中吉で、古いことにこだわるなというメッセージが書かれていたのですが、なんと本書でソニー退社後に九州で辻野さんが引いたおみくじの内容が全く同じでした。シンクロニシティー。

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2012/01/14

「グーグルの社員たちは、インターネットやクラウド・コンピューティングの将来を確信して疑わない。」 グーグルとソニーの共通点が気になったので本書を読みました。 ソニーの中で、自らリスクを取らない偉い方々に反対されながら、常に新しいことにチャレンジし製品を開発している様子が書かれ...

「グーグルの社員たちは、インターネットやクラウド・コンピューティングの将来を確信して疑わない。」 グーグルとソニーの共通点が気になったので本書を読みました。 ソニーの中で、自らリスクを取らない偉い方々に反対されながら、常に新しいことにチャレンジし製品を開発している様子が書かれ、グーグルに関しては、ワークスタイルやカルチャーの説明があったと思います。 ソニー時代の内容が多かったのですが、その信念や方向性はグーグルに通じる点が多くあったのが分かりました。 内容が充実しており、最後までしっかり読むことができる素晴らしい本でした。これから日本企業が世界で活躍できない理由を知りたい方にお勧めします。 本書を読んで、自分もインターネットとクラウドを信じて仕事をしようと思いました。 また、変化を起こしたり、変化に身を投じ時代に遅れないように しないと行けないと自分に警告をすることが出来ました。

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2012/01/13

読了しました。 いやー、この辻野晃一郎さんという方は熱い!そしてあまりに真っ直ぐ、かつ、世の中の大きな流れがよく見えていらっしゃる。 私は初代メモリースティックウォークマンを感動しながらVAIO505とともに使っていたし、当時PDAとか電子手帳とか呼ばれていたCLIEも愛用し...

読了しました。 いやー、この辻野晃一郎さんという方は熱い!そしてあまりに真っ直ぐ、かつ、世の中の大きな流れがよく見えていらっしゃる。 私は初代メモリースティックウォークマンを感動しながらVAIO505とともに使っていたし、当時PDAとか電子手帳とか呼ばれていたCLIEも愛用していたし、二代目メモリースティックウォークマンも持っていた。 つまり、SONYが大好きだった。AppleがiPod&iTunesで瞬く間に市場を席巻し始めた頃、私は 「私がSONYの立場だったら、Appleの攻勢に対し、まず社内にSONYミュージックエンターテイメントやSONYピクチャーズ(コロンビア)といったコンテンツ部門を持っていることを最大のアドバンテージとして、ネット配信に踏み切る。 かつ、ホームサーバーに力を入れ、それらのコンテンツをサーバーに落としておけば、あらゆるSONYのデバイスで共有できるようにする。(注:当時はまだクラウドという概念は無かった) もっと言えば、音楽くらいは携帯に直接ダウンロードできるようにする。」 という内容を、インターネットの掲示板に書いたことがあった。 SONYは、素人の私でも考えるようなことをなぜやらない…ともどかしい思いを抱きつつ、私自身がだんだんとAppleに取り囲まれて行った。 しかし、やっぱり中には分かっていらっしゃる方はちゃんといらしたんですね! かつ、私の素人考えの生煮えのアイデアレベルではなく、ちゃんとその思想をVAIOやコクーン、スゴ録、コネクトカンパニーといったところで形にしかけていらした… が、結局あのSONYでさえ「出る杭」は打たれてしまった…という、当時の状況が中の人、その本人の弁で綴られていて、大変に興味深い。 そして、その多くは現在の日本企業、特にモノづくりとか品質管理に力を注いで来た企業ほど当てはまる共通の問題点が多いことと思う。 その意味で、著者の辻野さんの戦いの歴史はSONYといういち企業の問題ではなく、まさにいまの日本が抱えている問題である。 そんな辻野さんの第十章までの戦記を踏まえた、日本、日本人、日本企業への提言として書かれている第十一章「グローバル時代のビジネスマインドと日本の役割」は本当に興味深いとともに私自身肝に銘じたい。 辻野さんに心から共感。 そして私もまたそろそろ本格的にファイティングポーズをとろうと思う。日本への適応のリハビリ的な期間は終わりだ。

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