木洩れ日に泳ぐ魚 の商品レビュー
正確に書くと星3.5。 簡単に書くと、恋人が別れ話をするために、ある一つの問題を話し合って片付ける話。 読んでいくうちにこの恋人がよくある関係じゃないことがわかってきたり、殺人のことが出てきたりする。ミステリーの要素が入っている。 最後の男性の方の感じはよくあると思った。 あと最...
正確に書くと星3.5。 簡単に書くと、恋人が別れ話をするために、ある一つの問題を話し合って片付ける話。 読んでいくうちにこの恋人がよくある関係じゃないことがわかってきたり、殺人のことが出てきたりする。ミステリーの要素が入っている。 最後の男性の方の感じはよくあると思った。 あと最後の女性が電話するのもどうかと思う。
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最後の解説がよかった。 恋愛感情は必ず終わる。幸福であれば、慈愛や友愛などに移行する。相思相愛でなく一方的な恋愛であれば、恋愛感情が長く続く場合がある。恋愛という精神活動はそういうものだって書かれてて、安堵するような悲しいような気持ちになった。 アキが兄弟じゃないと分かって気持ちが冷めるのがリアルだなって思った。
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最初から最後までドキドキと衝撃的な展開の連続で、引き込まれる作品だった。登場人物の設定だったり父親の死に方がちょっと無理やりな気はした、、、 それを踏まえても、この分量でこの内容はすごいと思う。 誰もが少しは感じている恋愛観から、罪の意識まで、登場人物の感じる気持ちのリアリティが...
最初から最後までドキドキと衝撃的な展開の連続で、引き込まれる作品だった。登場人物の設定だったり父親の死に方がちょっと無理やりな気はした、、、 それを踏まえても、この分量でこの内容はすごいと思う。 誰もが少しは感じている恋愛観から、罪の意識まで、登場人物の感じる気持ちのリアリティが凄い。 ただ、真相が明らかになったあとにだらだら話を続けていたのが蛇足な気がした。 読んでる途中、これまだ続くの?って。 2人で心中するか、普通に寝て終わるエンドで良かった気がする。
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2人の関係性はなんとなく推測がついた。 男はなぜ死んだのかいまいちよく分からなかった。 最後にもう1段階なにかあるのかなーと読み進めたけど、そこまでではなかった。 ストーリーの進み方は面白かった。
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恩田陸の小説を読んでは途中でリタイア しちゃったりで今回の作品で初めて読み切った。 確かに展開はあったけど、なんかパッとしない 感じだった笑 自分が思うよりも、恋愛小説すぎたのかもしれない。
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山登り、会話劇、過去の謎に対する推察で黒と茶の幻想に少し似てるなと思ったけど黒茶ほどのめり込めなかった。会話劇の中に雑談がなかったのとボリュームが少なめだったからかな。千浩がほんとにズルい男に思えた
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ずーっとなんだか分からない、けど零してはいけない、すれすれの液体の入ったカップを揺らしている。著者のミステリは読むと毎回そんな気持ちになる。恋は障害があるから盛り上がるもの というのは少しわかるなあ。 結末にして、一番のキモである部分がやや強引だったかな。亡くなった人って誤魔化せるもんか? アキとヒロの関係が最初に分かるところが個人的に一番ピークだったかもしれない。全体的に消化不良。
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図書館本が読み終わり 借りに行くのも億劫で やっと家にあった積本に手を出しました笑 久々の恩田さん作品です 舞台はアパートの一室 男女が交互に語っていきます 最初はイマイチ話をつかめず 雲を掴む感じで読むのに苦労しましたが 全貌がわかると進んでいきました ただア...
図書館本が読み終わり 借りに行くのも億劫で やっと家にあった積本に手を出しました笑 久々の恩田さん作品です 舞台はアパートの一室 男女が交互に語っていきます 最初はイマイチ話をつかめず 雲を掴む感じで読むのに苦労しましたが 全貌がわかると進んでいきました ただアパートの一室で話が終わってしまうからか 展開が少ないというか 物足りなさを感じてしまいました。 結局二人の記憶だけが頼りで そこから謎を解いていくので 真実なのか??と思ってしまうところもありました。 恩田さんの描く空気感は好きなんですが 最終的にビビッと来るものと そうでないものとあります どちらかというと解説の鴻上尚史さんの 映画の宣伝について話されていたのが 共感しかありませんでした!笑 さっと読める一冊です(^^)
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何と言うか、読んでいて心が布で覆われるような感じがしました。 ラストはどうなるかと少しハラハラしながら読んでいました。 最後は父親の死の真実が知りたかったです。
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恩田さんの、蜜蜂と遠雷が大好きなのだが、それとはまた違う面白さがあった。同じ作者とは思えない。禁断という障害がなくなった途端、冷めてしまうのには、驚いたが、恋愛に永遠はないから、そういうものなのかもしれないなと思ったラストだった。
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