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木洩れ日に泳ぐ魚 文春文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/11/09 |
JAN | 9784167729035 |
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木洩れ日に泳ぐ魚
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商品レビュー
3.3
730件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「続きが気になりすぎて、電車を乗り過ごしてしまいました!」 あまり面白くなかった。 男女の恋愛小説に少し過去編のミステリーが絡んでる感じ。 恋愛小説でもなく、ミステリー小説でもない。 後出しの設定で伏線回収感出されるのがウザイ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
設定は面白かった、2人で住んでた男女が2人で過ごす最後の晩に2人で語る話。 結末があまりすっと入らなかった、特に崖から落ちた場面の理由のところ。 お母さんに会わせるかどうかの話も、いる?って思っちゃった。あんなに好きな感じなのに最後に冷めるのもちょっとわからなかった。。
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一組の男女が狭い一部屋で繰り広げる心理戦。たった2人の登場人物たちの記憶に私は巻き込まれていく。この心理戦、結末が少しばかり曖昧であった。女側の記憶によって、ある出来事の真実を結論付けることとなるのだが、それが真実なのかを客観的に明示する場面ない。だが、彼らにとってはそれが紛れ...
一組の男女が狭い一部屋で繰り広げる心理戦。たった2人の登場人物たちの記憶に私は巻き込まれていく。この心理戦、結末が少しばかり曖昧であった。女側の記憶によって、ある出来事の真実を結論付けることとなるのだが、それが真実なのかを客観的に明示する場面ない。だが、彼らにとってはそれが紛れもない真実になるのだ。私は、この本のミステリー的要素に加え、記憶と真実の曖昧さに面白さを感じた。 P268 「やっぱり、死は『生きる』ということの無数の選択肢の中のひとつなんだよ。生と死が別個にあるんじゃなくて、死は生の一部分なんじゃないかな」 →この一節、やけに心に残る文章である。死ぬことは、『生きる』ことを辞めるわけではなく、『生きる』ための選択肢であり、『生きる』ことの一つのかたちである、という死生観。なぜこの文章に私が執着しているかと考えてみると、かつての自分が同じような事象に頭を巡らせていたことを思い出した。まだ20歳前後の小娘が死生観だなんて生意気であるが、当時思春期だった私は真剣に『生と死』を考えていた。なぜ人は生きるのか、何のため。いや、そもそも生きることに目的などあるのか。そしてなぜ人は死ぬことを恐れ、死を悲しいものとしてとらえるのか。自ら死を選ぶことを"弱さ”ゆえの選択肢であるとし、容認しようとしないのか。 私は、「人は皆、使命がある。その使命を全うしなさい。」と教えられてきた。だからこそ、大きな使命も役に立っているという感覚もないままで、特に大きな目標も目的もない人生をどう生き永らえればよいのだろうと思っていた時期があった。でも、今、私は真剣に思う。私に大きな使命が無くても、私の人生に大きな意味はなくても、幸せな時間を紡いでいきたい。そして幸せな記憶を重ねていきたい、と。だって、私の中にある幸せの記憶は、それが客観的にどんなように思われたとしても、”幸せであった”という真実になるのだから。 追記。この本を一緒に読んだ人は、この死生観に賛同できないらしい。「自分は永遠に生きたい。決して死にたくない。」と言っていた。笑けるくらい『生きる』ことに貪欲で、誠実で、真剣だ。
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