木洩れ日に泳ぐ魚 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
別れる最後の夜の男女の会話、という設定に惹かれて購入。 序盤、兄弟の禁断の愛というキーワードが出てきて、ドロドロした予感にちょっと嫌だなと思ったけど、それだけではなかった。 ストーリーよりも、二人の(特に男の)心理描写が印象的。 すごく共感する部分があった。
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同棲を解消する最後の一晩の会話のお話し。 たった2人の一晩の会話という設定や流れはすごく面白く、 先が気になり一気に読めました。 でも結末は「うーん…」という感じでした。 何も思わずに終えてしまいました(・・;)
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同棲している男女が別れる最後の晩に、二人の心理戦が繰り広げられるミステリー。 淡々と流れる中にも互いの心理を探ろうとする緊迫した雰囲気が文面で精巧に表現されていた。 内容も、昼ドラ並のドロドロさな割に、夜明けと共に迎えるラストはどこか張り詰めていた糸が解けたような印象。 状況...
同棲している男女が別れる最後の晩に、二人の心理戦が繰り広げられるミステリー。 淡々と流れる中にも互いの心理を探ろうとする緊迫した雰囲気が文面で精巧に表現されていた。 内容も、昼ドラ並のドロドロさな割に、夜明けと共に迎えるラストはどこか張り詰めていた糸が解けたような印象。 状況に錯覚して燃え上がる女と、 女の演技にまんまと騙される男、なんか、、男女の哲学も見え隠れしたような作品だった。。
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同棲(?)していたカップルが別々の道を進むことになり、一緒に過ごす最後の夜の話。 「殺した」って言葉で一転、「あいつ」の登場でさらに一転。 ストーリーに惹きこませる展開はさすが恩田さん。 最初から最後までふたりがすごした部屋が舞台で、回想シーン以外はふたりしか出てこないっていうの...
同棲(?)していたカップルが別々の道を進むことになり、一緒に過ごす最後の夜の話。 「殺した」って言葉で一転、「あいつ」の登場でさらに一転。 ストーリーに惹きこませる展開はさすが恩田さん。 最初から最後までふたりがすごした部屋が舞台で、回想シーン以外はふたりしか出てこないっていうのも、舞台台本っぽい作品を書く恩田さんらしい。 ふたりの複雑な感情についてはちょっと理解できなかったけど、それまで愛していた男性を一気に冷めた眼で見つめる女性の感情の変化はちょっとわかる。 一番のポイントは堅ちゃんの「大きな古時計」について言及している1行。 平井堅好きとしては一番嬉しかったところ。
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どうもしっくりこない、飾られた言葉たち。小説を読むのならわたしは、その作家がたましいのような部分から絞り出した、そうせざるを得なかった言葉が読みたい。ストーリーが面白そうだからと、つぎはぎの言葉で出来た本を読むのは少し悲しい。ついに恩田陸を楽しめないわたしになってしまった。今まで...
どうもしっくりこない、飾られた言葉たち。小説を読むのならわたしは、その作家がたましいのような部分から絞り出した、そうせざるを得なかった言葉が読みたい。ストーリーが面白そうだからと、つぎはぎの言葉で出来た本を読むのは少し悲しい。ついに恩田陸を楽しめないわたしになってしまった。今までありがとう、
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なんだか詩集みたいな小説 例のごとく、実際には何も事件が起こらない、さらさらしてて、個人的には好きなパターン でもちょっとミステリ風味がつよすぎるかなぁ、引き込まれるから読みやすいけど。何回も読むのに耐えうるだろうか。
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恩田陸っぽい。柴山先生の授業で使えそうwww 読むに従って、さまざまな真実が浮上してくる。 アキとヒロの心理戦、、、 「私が人を好きになったのは、彼が私を好きになったからではないか」 人はそんなものではないかな 片想いは行すぎれば相手の迷惑になる
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先の展開は読める。 でも、二人のキャラクターは好きだ。 自分と似ているとこがあって、ぐさぐさ突き刺さった。 夏目漱石のこころの件も好きだ。
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双子じゃなくいとこだった… 禁断の愛と殺人事件⁈ 舞台を見ているような小説で一気読み。 私の好きな恩田陸ワールド!
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お互いに疑惑•疑念•不信感をもった男女が、別れの前の最後の夜を過すお話。 アパートの一室、一組の男女が一夜を通して語り合う二人の話は、途中で息苦しくなったりしながら、ぐぐっと本の中に入り込めるような作品でした。 読み終わった後の開放感より途中の圧迫感が強すぎて、読み終わったあとは...
お互いに疑惑•疑念•不信感をもった男女が、別れの前の最後の夜を過すお話。 アパートの一室、一組の男女が一夜を通して語り合う二人の話は、途中で息苦しくなったりしながら、ぐぐっと本の中に入り込めるような作品でした。 読み終わった後の開放感より途中の圧迫感が強すぎて、読み終わったあとはグッタリ。。。
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