木洩れ日に泳ぐ魚 の商品レビュー
続きが気になる作品です 意外な展開、ラストまで 目がはなせません。 恩田ワールドが炸裂です。お気に入りの一冊に登録したいと思います。
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木洩れ日に泳ぐ魚読了。西澤系の話かと思ったら、まあ西澤系なんだけどドロッドロの愛憎劇とまったく見つめたくない人間の本性をえぐりたてる話でした。鏡に映る自己愛、っていうと有栖川のマジック・ミラーも思い出すなあ。そこまで人間汚くないよ!と多少言いたくなる。これは別れて正解
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とあるアパートの一室で同居していた男女。 明日には別離が待っている彼等が最後の夜にとある事件を回想する。 相変わらずの恩田陸。 別に面白くはないし、これと言った事はない。 恩田陸にしてはまとまっているほうだろうか。 うーん、何故か読んじゃうけど別に読まなくてもいい。 そんな感じ...
とあるアパートの一室で同居していた男女。 明日には別離が待っている彼等が最後の夜にとある事件を回想する。 相変わらずの恩田陸。 別に面白くはないし、これと言った事はない。 恩田陸にしてはまとまっているほうだろうか。 うーん、何故か読んじゃうけど別に読まなくてもいい。 そんな感じの、相変わらずの恩田さんでした。 また気が向いたらあいましょう。
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詩のような作品。 成就した恋愛より、しなかった恋愛のほうが より強く残るもの。 そこに障害があれば尚更。 サラッと読めるミステリー。
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恩田陸の木洩れ日に泳ぐ魚を読みました。 引っ越しの荷物が運び出された後で男と女が会話をしています。 その会話は交互に男の側からと女の側からの視点で物語られていきます。 1年前の登山の記憶、二人の昔の記憶、それらが会話の中でだんだん明確になるに従い、二人の関係も揺らいできます。 ...
恩田陸の木洩れ日に泳ぐ魚を読みました。 引っ越しの荷物が運び出された後で男と女が会話をしています。 その会話は交互に男の側からと女の側からの視点で物語られていきます。 1年前の登山の記憶、二人の昔の記憶、それらが会話の中でだんだん明確になるに従い、二人の関係も揺らいできます。 そして、朝の光が差すとき頃に現れる真実とは、何なのか。 ただ二人が会話をしているだけなのに、だんだん隠された真実が現れてくるという構成は面白いと思いました。
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久々に恩田陸であたり。 短くてさらっと読めてよい。 これぞ先が気になる作品です。 主人公二人の関係も当初思っていたものとどんどん変化し、 謎がぽこぽこ出てくる。 最初とは印象が変わってくるかな。 男性よりも女性のほうが共感できる作品かもしれない。 結構好き...
久々に恩田陸であたり。 短くてさらっと読めてよい。 これぞ先が気になる作品です。 主人公二人の関係も当初思っていたものとどんどん変化し、 謎がぽこぽこ出てくる。 最初とは印象が変わってくるかな。 男性よりも女性のほうが共感できる作品かもしれない。 結構好きな世界観でした。
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ストーリーの中の時間はたったの一晩なのに、回想などが加わりながら一つの真実を発見していくカップルの話。 サスペンスっぽい恋愛系の本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
語り手が一章ごとヒロとアキで入れ替わるのが面白い。 そしてその章ごとに新しい事実が現れて休む暇が無く、止められないまま最後まで読み切った。 ただ、帯に大きく「違和感」と書かれてあったせいか、早い段階でそれが何を意味するのか分かってしまった。 好きになってはいけない人を好きになってしまうことの辛さ、そしてそれを自分でもどうすることもできない辛さは私も知っている。 でも、そこに相手も同じ想いであるという事実が加わった時の、歓喜と絶望は想像できない。 私は…最後は二人は結ばれてhappy endingになるのかと思っていた。夜明けを強く意識させる終わりなので、ある意味そうなのかな。
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男女が部屋の中で会話を進めるだけのシチュエーション。読んでいる方の想像力を書き立てられる。会話の中に出てくる事件や、男女の秘密がどんどん明らかになっていくのは面白いが、読んでいて、会話から事件を想像していくので結構疲れた。ラストはちょっと物足りない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
‘真実’がいつも大切とは限らない。知らないほうが幸せな時もある。途中諦め半分にそう感じさせられる場面がある。しかし結末は、真実を受け止めた上でそれをすがすがしく乗り越えていく姿が描かれていた。夜通し痛みの中を戦い抜いた先には、当たり前のような夜明けが待っていた。 幼い頃に離別した双子の、二人それぞれの視点から交互に語られていることが心理戦の緊迫感を際立たせている。 結局、「真実」がどうであったかは闇に葬られたままだが、ヒロもアキもこの夜を乗り越えたことによって、それまで抱えていた鉛のような重しからいくばくか解放されたのは確かである。 どうしようもないこと・乗り越えがたいと思われる障害も、ぶつかってみないと結果など分からない。ふたりに夜明けが待っていたように、もしかしたら、浮上のきっかけを与えてくれるのかもしれない。 昔の事故がキーワードになる小説って、結構あるある。
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