木洩れ日に泳ぐ魚 の商品レビュー
良い意味でも悪い意味でも期待通りの展開。面白くないわけじゃないけど。 主人公たちが話を進める内に新しい事実が浮かび上がって「そんな、まさか…!」っていう展開で構成されてるにも関わらず、そこにゾクッとくるものがない。スピードが足りない。
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登場人物は2人の男女で、場所も引越し前夜のアパートっていう 閉鎖的な場面なのに、 それぞれの心理描写と展開がすごくおもしろくて どんどん読み進めていった。 記憶を思い出す事に変化していく今の状況に、ページをめくる手が早くなる。笑 相手を客観的に見て書いてる箇所にいつも感心するけど...
登場人物は2人の男女で、場所も引越し前夜のアパートっていう 閉鎖的な場面なのに、 それぞれの心理描写と展開がすごくおもしろくて どんどん読み進めていった。 記憶を思い出す事に変化していく今の状況に、ページをめくる手が早くなる。笑 相手を客観的に見て書いてる箇所にいつも感心するけど ドラマや映画など視界で表現されにくい恩田陸の心理描写は 読んでてものすごく悲しくなる時もある。
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舞台を見ているかのようでした。実際に、二人は劇を演じていたわけですが。 この本の主題は千明の一言に詰め込まれていると思います。 「愛がなければ嫉妬もない」 以下は千明のれっきとした愛の言葉でした。 「しかし、私の愛は、実際には存在しないことになっている愛なのだ」
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恩田陸はやはり長編小説が面白いですね。 行き場のない男女の心理戦、心理描写がなんとも面白かった。 恩田さんの心理描写は自分の心の中の闇をえぐりとられるような、代弁してくれるようなそんな感じがする。 数々の謎もノスタルジックに想像力を掻き立ててくるんだよね。 日常に潜む怖さ? 怖さの中に潜む暖かさ? とでも言うのでしょうか。 ジルコニアのピアスの行方は…綺麗にしつこくなく謎を残してくれるから恩田さんの長編小説が好きですね。 松任谷由実の真珠のピアス、夏目漱石のこころについて語ってるとこなんかも興味深い。 先生の気持ちなんて私は分かりたくないけど。。 二人が死について話してるときのこの一言はぐっときた。 「人間の場合、自分で死ねるって凄い。死が生の選択肢に入ってるっていうのは、なんか意味深だよね。」 何回か読んでもっと分析したい話。
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最後の最後、彼女が醒めて行く心情は、とても共感してしまった。 私はもう少し、ロマンチストになったほうが良いのかも。
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まるで2人芝居を見ているようだ。濃密で張り詰めていて、行き場のない世界で繰り広げられる人間模様という印象。
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翌日引っ越して離れていく男と女の話。 一気に読んだけど すっきりするようなしないような。
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さすが恩田先生! かなりわかりやすい読みやすい方の内容でしたが、主人公双方の描写の掛け合わせがさすがでした。
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うーん。。。 さらっと読めたけど、なんか疲れました。 一晩中かけて納得いく結論がでたようですが、それが真実なのかはまた微妙だし、、個人的にはイマイチでした。
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たった一晩の語らいだけなのに。 そんな数時間の出来事なのに ぐいぐい引き込む恩田さんの文章すごし。 読み終わりはいつも通り、風のごとし。 でもそんなのどうでもいいくらい引かれる、文字。
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