木洩れ日に泳ぐ魚 の商品レビュー
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男女が引っ越し前の最終日の夜に共に過ごす。その時に過去にある男を殺害したのではないかと、お互いに疑い、心理戦を繰り広げる。 最終的にどのような結末に陥るか、全く読めなかった。非常に面白い話だった。
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ひと組の男女が、別れの前の1夜を過ごす引越し直前の部屋、この1室、1晩だけのうちに、記憶をたどる形でひとつの謎が解きほぐされていく。この二人の関係は?どんな過去が? というのが超制約条件のもとで明かされていくかんじは、どこかでみたような気はするけれど、先が知りたくてむずむずするか...
ひと組の男女が、別れの前の1夜を過ごす引越し直前の部屋、この1室、1晩だけのうちに、記憶をたどる形でひとつの謎が解きほぐされていく。この二人の関係は?どんな過去が? というのが超制約条件のもとで明かされていくかんじは、どこかでみたような気はするけれど、先が知りたくてむずむずするかんじはよくできていた。ちょっと強引だったけどね。。やむを得ないかな。 一場面、1日以内に完結する条件下のミステリに挑戦してみたよ、どう?というかんじの作品。そういう系がお好きな方に。
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恩田さんの作品は久しぶりです。 途中から一気読みでした。 それぞれの出来事は重いのに、何故か淡々と進んで行った感じでした。 真実を解き明かした? あとの彼女が少し怖かったです。 やっぱり女性の方が強いのかな。 面白かったです。
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引っ越し前夜に、何もない部屋で向き合う男女二人。別れを迎えた恋人かと思いきや、男女それぞれの目線で会話が進んでいくと驚きの結末が…。これまでの恩田さんの作品の中で、一番好きな作品になりました。
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1組の男女がアパートの1室で夜通し語り明かす。 その会話の中で様々な真実が明かされていく。 たった2人での会話だけで成り立っているにも関わらず、展開を大きく二転三転させられるのは、物語の進め方の丁寧さゆえかなと思う。 ただ、全体を通して息がつまる雰囲気で、ラストでもそれは払...
1組の男女がアパートの1室で夜通し語り明かす。 その会話の中で様々な真実が明かされていく。 たった2人での会話だけで成り立っているにも関わらず、展開を大きく二転三転させられるのは、物語の進め方の丁寧さゆえかなと思う。 ただ、全体を通して息がつまる雰囲気で、ラストでもそれは払拭されることはないので、好みが分かれそう。
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名言がたくさんの本だった。 たしかになぁ、と思わされることがいっぱい アキとヒロは兄妹だと思ってたから、2人の描写を読んでいてずっと胸が締め付けられたけど、いとことわかった瞬間に気持ちが冷めたアキの様子を見て、それも現実なんだなと思った。 朝は全てを救ってくれる、本当だな〜
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最初から最後まで緊張感があった。出自の真実が明かされていく展開は、かなり捻りがある(個人的にはちょっと捻り過ぎと思う)。
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舞台は終始アパートの1室。登場人物はそこに住んでいた男女。二人は恋人同士ではなく、幼いときに生き別れた双子の兄妹。引っ越し前夜から明け方にかけ、男性目線、女性目線が切り替わりながら話が進みます。 はじめは登山に行った際に起きた死亡事故の真相を、お互いがお互いを犯人ではないかと疑いながら話していきますが、途中からは話がずれていきます。 なんだかな~。 妄想力豊かな彼女の思い込みの推理のみを事実としています。何の解決にもなっていません。彼女のピアスだったり、彼のナイフだったり、ばら撒いた伏線が全然回収されず。部屋の片隅に置き去りだった写真立ては、最初から引っ張る必要があったのだろうか。最初に「実は1つだけあるものが残されている」と書いてあったとき、死体かなくらいに思っていたのに写真立てかよと突っ込んでしまった(笑) 出だしの期待感は見事に裏切られます。 心理戦を繰り広げていますが、大袈裟だなという印象。タイトルはステキなのに、なんだかほんと残念。
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21018.2.18 読了 文章と言葉と話の雰囲気がどれも好み。 特に途中からの流れはどんどん引き込まれる。
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最初の出だしはサスペンスの様に男女二人のやり取りが スリリングな展開でどうなって行くのかワクワク したが中盤から不穏な空気感はあるもの、何となく 二人の関係性が自分ではハッキリ掴めず余り 面白いとは感じなかった。
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