木洩れ日に泳ぐ魚 の商品レビュー
夜のピクニック以来の恩田陸作品。ページを埋めるためだけのような無駄な表現が多く読み応えがなかった。登場人物も少なく、一つの場面だけで展開するため、話の切り替えかたが雑(急に何かを思い出し、それをきっかけに話が進むなど。普通は幼少期のことを急に色々思い出さないので不自然)。ミステリ...
夜のピクニック以来の恩田陸作品。ページを埋めるためだけのような無駄な表現が多く読み応えがなかった。登場人物も少なく、一つの場面だけで展開するため、話の切り替えかたが雑(急に何かを思い出し、それをきっかけに話が進むなど。普通は幼少期のことを急に色々思い出さないので不自然)。ミステリーということでびっくり展開を心待ちにしていたがそれもなし。
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ぼくには、設定に飛躍があるように感じられ入っていけなかった。 同作家他作品の「蜜蜂と遠雷」は本当に素晴らしかったので、読みきれてなかった部分があるのだと思う。 他の作品、もう一つぐらい読んでみようかな。
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初めての恩田陸作品。 背表紙のあらすじを見て、ワンシチュエーションということにとても興味が湧いて購入。 久しぶりの新品購入!! 読み進めるとびっくりするほど面白く、グイグイ進み、先が気になりすぎて電車を降りたくなかったほど! 二人の男女の最後の夜。 すっからかんの部屋での一夜...
初めての恩田陸作品。 背表紙のあらすじを見て、ワンシチュエーションということにとても興味が湧いて購入。 久しぶりの新品購入!! 読み進めるとびっくりするほど面白く、グイグイ進み、先が気になりすぎて電車を降りたくなかったほど! 二人の男女の最後の夜。 すっからかんの部屋での一夜。 二人の関係性もわからず読み進めていき、こんなに惹き込まれたの久しぶり。 最後まであの日の出来事や、二人の関係が盛り込まれていて一息つく間もなく読了。 すごい面白かった!!! これから恩田陸作品をチェックせねば!!
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別々の道を歩む事を決めた男女が、アパート引っ越しの前夜にあーだこーだと語り合う(^^;)その話にゾワゾワして、続々と判明する新事実に「えーっ!Σ(´□`;)」と思うものの大体が予想範囲内で、良かったのか悪かったのか自分でもよく分からない(--;)まぁ別々の道を歩む決断は正しかった...
別々の道を歩む事を決めた男女が、アパート引っ越しの前夜にあーだこーだと語り合う(^^;)その話にゾワゾワして、続々と判明する新事実に「えーっ!Σ(´□`;)」と思うものの大体が予想範囲内で、良かったのか悪かったのか自分でもよく分からない(--;)まぁ別々の道を歩む決断は正しかったなと(^o^;)
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久しぶりに一気読みした。 なんかとても切なくて、アキの心情が急に冷めたりするのも少し理解できて、けど心の奥底ではヒロのことを人として人間として愛していたのかな。って解釈してみたり。 なんだかとてもステキだった。 余談だけど、死ぬこともステキに思えてしまった。
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読み進めるほどに心が複雑な気持ちになっていきました。この男女の間に一体何があったのか。どんどん物語に引き込まれる作品でした。 恩田陸さんの作品は、最後に複雑な気持ちから解き放たれるような感じがして好きです。
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2018/06/19読了 明日から別々の道を歩む事が決まっている男女の一夜の物語。 冒頭からの互いが持つ猜疑心の描写と、中盤の互いの関係性が明らかになっていくドキドキする展開に引き込まれて一気に読み終えた。 が、序盤ミステリーだったのが、後半恋愛・人間臭さにシフトが変わって行ったようで拍子抜け。 最終的に何を感じ取ったら良いのか、イマひとつ掴めなかったというのが感想。 障害の無くなった恋は醒める。←これが言いたかった? 序盤の伏線が回収されずに終わったり、何もない部屋に1つだけ残された物が初めはミステリー調に描写されていたのに、いざ蓋を開けてみたら思い出を美化する為の写真立てだったり、結果的に後半の展開は尻すぼみな感じ。 急に自殺の話しが出て来たのも"えっ?急に?"という印象。 "写真は思い出を美化する"ってのはなんとなく頷けた。 所詮人間の記憶なんて、曖昧で都合の良いように出来てるよなぁーと思った。 設定として1つの場所にたった二人の主人公でここまでストーリーを膨らませられるのはすごい。 ただ、序盤の引き込まれる感じに期待感大だったので少し辛口評価で…。
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2018/6/17 本屋の話題の本のコーナーに置いてあったので読んでみた。 この人の作風なのか、続きが気になるようなプチミステリー的な要素を含んだ話で、でも男女の恋愛もそこに絡んでいて、何だか不思議な作品だなという印象。 部屋の一室での男女の一晩の話なのだが、話がいろいろな方向に...
2018/6/17 本屋の話題の本のコーナーに置いてあったので読んでみた。 この人の作風なのか、続きが気になるようなプチミステリー的な要素を含んだ話で、でも男女の恋愛もそこに絡んでいて、何だか不思議な作品だなという印象。 部屋の一室での男女の一晩の話なのだが、話がいろいろな方向に展開していく。また話の主体が章ごとに男女で入れ替わっていて、視点の違いから書かれているので面白い。一気に読み進めるのがいいと思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
一夜を過ごす中でいろんな感情が生まれは消え、朝を迎える時そんなことを考えていたことが遠い昔のように思えてしまう、あれはなんだったのか、虚しくもなるけど開放感を感じてしまう。 恋が終わる状況に立たされることが今後の自分にも訪れるだろうと思ったらその結末を知りたい!と欲求が高まって一気に読んでしまいました。最後の解説で出てきた「この小説は、やがてあなたが苦しい恋をするときのシミュレーションになるでしょう」という言葉がとても腑に落ちました。
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2人の心の動きが激しすぎて追いつけなかった。 写真は当時の思い出を改ざんさせるってのがごもっともだしいい気づきだなと思った。
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