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ことばと思考 の商品レビュー

4.1

56件のお客様レビュー

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2020/04/22

とても面白い!言語に関わる人は読んだ方がいい。全体的には,言葉が認知世界を切り分けるという話.母語に依存する言葉によるモノや情報のカテゴライズ方法によって,区別を知覚はできていても認識できないとか,記憶にずれが生じるとか興味深かった.

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2019/12/17

異なる言語の話者は世界を異なる仕方で見ているのだろうか?この問いかけに答えようとしたものだ。世界は目で見えているものそのもだろうか?それとも、言葉で切り分けたものだろうか?結論的には、どちらかに決めつけられないものだ。言語によって物のカテゴライズの範囲は変わってくる。しかし、言語...

異なる言語の話者は世界を異なる仕方で見ているのだろうか?この問いかけに答えようとしたものだ。世界は目で見えているものそのもだろうか?それとも、言葉で切り分けたものだろうか?結論的には、どちらかに決めつけられないものだ。言語によって物のカテゴライズの範囲は変わってくる。しかし、言語に普遍的に共通でカテゴライズされるものもある。赤ん坊を被験者とした実験は面白い。言葉のしゃべれない赤ん坊ではあるが、その興味がどちらにあるのかをよく考えられた実験で比較する。

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2020/03/08

動詞でも言語によりさまざまな使い方がある 持つ→抱く、持つ、にぎるなど ウォーフ仮説=言語はその話者の世界観の形成に差異的に関与する 言葉により人は認識できている 言葉の違いによる認識の違いを理解すべき

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2019/05/09

kotarokさんから教えてもらって読んだ。 - オブジェクト - モノと物質 - 同一性 - カテゴリー知覚が消える(別の言語判断タスクを同時処理するときに)→ブレインハック的で面白い

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2018/11/21

言語によって表現の仕方やカテゴリー分けが違うということは、外国語を学んだり、外国人と接っしたりする人には、実は大きな問題なのだなぁということが分かった。 大変勉強になった。

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2018/10/09

使っている言葉(言語)が思考にどのような影響を与えるか、についての本。 非常に面白かった。人は意識している以上に言葉に縛られている。言葉として使われない物は、認識の対象にすら上らない(あるいは上りにくい)というのは、言葉について改めて考えさせられる。 それは意識下ではなく、無...

使っている言葉(言語)が思考にどのような影響を与えるか、についての本。 非常に面白かった。人は意識している以上に言葉に縛られている。言葉として使われない物は、認識の対象にすら上らない(あるいは上りにくい)というのは、言葉について改めて考えさせられる。 それは意識下ではなく、無意識のレベルにまで作用しているというのは、なかなか怖いところだ。文化圏によって言葉が定義され、その言葉によって文化が強化されていく、というサイクルがあるのかもしれない。 言葉と言葉の相違は、もしかしたら最後まで人類の相互理解を妨げる、ということになるのかもしれない。 しかしながら、複数そんざいする言語でも共通性と呼べるものはあるわけだから、そこに何かしらのカギはあるのと言えるかもしれない。 言葉とか言葉遣いは重要、という以上に面白い内容だった。

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2018/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メモ -- ・空間関係や時間に関しては、どのような言語を話すかによって、大きく認識の仕方が異なっているといえそうだ。 ・私たちの見る世界は、ウォーフが考えたように、万華鏡のように変転極まりなく無秩序で、言語がないとまったく整理されない、というものでもないといえる。 ・言語を獲得したあとの、異なる言語の話者の間の認識の違いより、言語を学習することによっておこる、子供から大人への、革命といってよいhどの大きな認識と思考の変容ことが、ウォーフ仮説の神髄であると考えてもよいのではないだろうか。 ・自分の言語・文化、あるいは特定の言語・文化が世界の中心にあるのではなく、様々な言語のフィルターを通した様々な認識の枠組みが存在することを意識すること、それが多言語に習熟することによりもたらされる、もっとも大きな思考の変容なのだと筆者は考える。

Posted byブクログ

2017/08/06

- 異なる言語の話者は世界を異なる形で見ている - 『サピア・ウォーフの仮説』要約 違う言葉の国の人が自分とは違う世界を生きているとしたら、興味深くないですか? 『サピア・ウォーフの仮説』を元に、ことばと思考の関わりについて書かれた本 オーストラリアのアボリジニのあ...

- 異なる言語の話者は世界を異なる形で見ている - 『サピア・ウォーフの仮説』要約 違う言葉の国の人が自分とは違う世界を生きているとしたら、興味深くないですか? 『サピア・ウォーフの仮説』を元に、ことばと思考の関わりについて書かれた本 オーストラリアのアボリジニのある言語では、『前後左右』(相対座標)に相当することばを持たない代わりに、『東西南北』(絶対座標) を瞬時に把握する能力に秀でているらしい。

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2017/06/19

目次:序章 ことばから見る世界、第一章 言語は世界を切り分ける、第二章 言語が異なれば、認識も異なるか、第三章 言語の普遍性を探る、第四章 子どもの思想はどう発達するか、第五章 ことばは認識にどう影響するか…他

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2017/02/24

難しかったけど、面白かった! 他の言語を知る意義に納得がいった。 こういう事を学校で教えてくれたらいいのに。

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