灰色の虹 の商品レビュー
読了!★★★★☆ およそ一ヶ月前に読み終わってからのレビュー… 全体の構成が、主人公の時系列と各被害者に分かれていて、事件が前後することもあって少し戸惑った。これも計算か。 「冤罪」とはこのようにして起こるのか まるで底なしの沼に沈められてしまうかのようだ。 逃れようと岸を目...
読了!★★★★☆ およそ一ヶ月前に読み終わってからのレビュー… 全体の構成が、主人公の時系列と各被害者に分かれていて、事件が前後することもあって少し戸惑った。これも計算か。 「冤罪」とはこのようにして起こるのか まるで底なしの沼に沈められてしまうかのようだ。 逃れようと岸を目指せば、警察が蟻を通す隙間も無く包囲して、突き落としてくる。 沼の中では、検察が足を引っ張ってくる。 弁護士は引き上げようとしてくれるが、細いロープしか見つからない時はどうせ無理とやる気が無い。 まぁどう考えても最初の刑事が悪い。 功をあせって、決め打ちで捜査するなんて言語道断。結局真犯人を見逃してる訳だしね。 読み終わってみると、「乱反射」に似ているなと思った。 向こうが、「悪い事だとわかってはいるが、たいした迷惑にはならないだろう」という思いだが、こちらは「自分の職務を誠実にこなしているだけ」といった感じなので、始末が悪い。 正しい時には悪を見逃さず頼りになるのだが…
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冤罪がテーマの長編ミステリー。なんとも重い読後感。決して大袈裟なフィクションではなく、現実に無実の罪で家族も周囲も巻き込み人生が一変してしまった人が実際にもいるであろうと思うと…
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冤罪という重いテーマに取り組んだ作品。絵空事ではない恐ろしさがあります。ほのかな希望が感じられるようなラストなら尚良かったのになあと、一読者としては思います。
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2012/07/20 Osaka Prefectual Central Library 2012/08/17 Osaka Prefectual Central Library
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ある雑誌で泣ける小説という紹介をされていたので早速購入。とっても重く、悲しい小説でした。けど読んでよかった。
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【灰色の虹】貫井徳郎 / ドラマを観てからの原作読み。ストーリーはほぼ同じだけど構成がかなり変わってました。 冤罪の恐怖にゾッとします。貫井作品らしい重厚なミステリ。
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冤罪になった男が復讐していく話です。 冤罪がテーマの物語はいろいろあるけどこれはなかなか面白かったです!【乱反射】は何気ない日常が誰かの運命を変えてしまうストーリーだったけど、これは冤罪はこういう事が重なって起きてしまうんだという怖さがありました。もうほんと底なし沼です。続きが気になって一気読み。ただ読後のむなしさと言うかやるせなさ感はハンパないです(汗)
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面白かったけど、可哀想すぎる。。。 ちょっと乱反射に似てるかも。 誰も責任を取らない所とか。 この人の本は面白いんだけど、重たくなるのが多い。。。
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面白かった。 最初は登場人物がイヤなやつばっかりで、これがずっと続くのかと思い、ちょっと気が滅入った。それほどキャラ設定が上手いんだなあと後から感じる。途中で山名という正義がでてきてくれたので、ほっとしながらも、引き込まれていく。 ただ、母親が後を引き継いで殺人…ていうのは、ちょ...
面白かった。 最初は登場人物がイヤなやつばっかりで、これがずっと続くのかと思い、ちょっと気が滅入った。それほどキャラ設定が上手いんだなあと後から感じる。途中で山名という正義がでてきてくれたので、ほっとしながらも、引き込まれていく。 ただ、母親が後を引き継いで殺人…ていうのは、ちょっと無理があるのかな…。
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冤罪の話。読んでため息が出た。無実の叫びは誰にも届かず、家族等の人生がめちゃくちゃに壊れてく「復讐しても何もならない、その人達にも家族は居る」そんな言葉が虚しい。刑事、検察官、弁護士、裁判官、目撃者の性格や生活は詳しく書かれ、逆に冤罪側は控えめなのも想像力を掻き立てられ苦しくなる...
冤罪の話。読んでため息が出た。無実の叫びは誰にも届かず、家族等の人生がめちゃくちゃに壊れてく「復讐しても何もならない、その人達にも家族は居る」そんな言葉が虚しい。刑事、検察官、弁護士、裁判官、目撃者の性格や生活は詳しく書かれ、逆に冤罪側は控えめなのも想像力を掻き立てられ苦しくなる。最後のシーンも虚しい。冤罪って普通にあるんだろうな、裁く側もただの人だもの。
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