ゼロから始める都市型狩猟採集生活 の商品レビュー
『当たり前』を脱ぎ捨てれば、普段何気なく暮らす日常が探検フィールドと化す‼ 普段、見えないものが、聴こえない音が響き出す♪( ´▽`) そして、自分に本当に必要なものだけが、浮かび上がってくる‼そんな感覚になれる一冊。
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一切のお金も無く、その身一つでこの都市に放り出されたら。 多くの人が絶望してしまうだろうが、そうでない生き方、視点を授けてくれる本。 読み終わって路上生活者のことが気になりだした。 あそこまでの生きるのに逞しい想像力を、自分達は有しているだろうか。 都市が吐きだすゴミに対して潔癖...
一切のお金も無く、その身一つでこの都市に放り出されたら。 多くの人が絶望してしまうだろうが、そうでない生き方、視点を授けてくれる本。 読み終わって路上生活者のことが気になりだした。 あそこまでの生きるのに逞しい想像力を、自分達は有しているだろうか。 都市が吐きだすゴミに対して潔癖になりすぎているのに気付く。 ゴミを汚いものだと思い込んでいる他、高い金を出すものがいいものだとか、こうでなければいけない、とか。 思い込みが一層自分自身を狭苦しいものにさせているのだと気付く。 意識を領域、視点を引き上げていくのをこれから試みようと思う。
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2012年07月 01/51 偶然、フリマで見つけてゲトした一冊。出会いは縁だと改めて感じました。ついでいうとドキュメンタリーの上映情報も教えていただけて、感謝感謝。 「自力で生きていく方法」を得たいというフレーズに共感。山やランニングは具体的にそのつもりでやっているし、仕事もそ...
2012年07月 01/51 偶然、フリマで見つけてゲトした一冊。出会いは縁だと改めて感じました。ついでいうとドキュメンタリーの上映情報も教えていただけて、感謝感謝。 「自力で生きていく方法」を得たいというフレーズに共感。山やランニングは具体的にそのつもりでやっているし、仕事もそう。 具体的な話中心ですが、わくわくさせられます。まんまはさすがに実践できないけれど、この視点をどう取り入れるか、自分で考えよう。
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最終章で一気にページが進みました。 著者の子どものころの「学習机の巣」にはじまり、ジャック・ケルアックの「路上」や鴨長明の「方丈記」そしてマルセル・デュシャンや今和次郎。 著者の都市や社会を見る目は、先人のさまざまな思想から影響されたんですね。 そして、著者が丹念に調べ実...
最終章で一気にページが進みました。 著者の子どものころの「学習机の巣」にはじまり、ジャック・ケルアックの「路上」や鴨長明の「方丈記」そしてマルセル・デュシャンや今和次郎。 著者の都市や社会を見る目は、先人のさまざまな思想から影響されたんですね。 そして、著者が丹念に調べ実践した路上生活者のレポートも面白かった。人とかかわって得た情報や実感もまた無くしては、ものを見る目や考える頭脳は育たないということですね。
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「労働して、対価を得て、商品と交換して、生活をする」のが人間だなんてやめてしまいたいな。路上生活と今の都会生活の中間のカタチがあればいいのに。 人間が住むのに広い空間はいらないし、頑丈である必要もないことに感銘を受けた。
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自分が生きていくために、何がどれくらい必要なのか かつて人類は野山で狩猟採集生活を営んでいた。植物や動物を生きる糧とし、土や木や葉を利用して住処を作った。 都市でも、狩猟採集生活ができる。まだ食べられるもの、まだ着られる服、まだ使える材木など、生きていくために必要なものすべて...
自分が生きていくために、何がどれくらい必要なのか かつて人類は野山で狩猟採集生活を営んでいた。植物や動物を生きる糧とし、土や木や葉を利用して住処を作った。 都市でも、狩猟採集生活ができる。まだ食べられるもの、まだ着られる服、まだ使える材木など、生きていくために必要なものすべてが、都市ではゴミとして存在している。都市に実る、まさに都市の幸である。 僕は、これからの時代、自立が必要だと考えているが、このような生活ができる人も自立した人で、サバイバル能力が極めて高いと思う。 憧れる。僕もそのへんにある材料で、簡単な家をつくってみたいな。 どこにつくろうか。 そうだ、あの内川の山奥なら、作ってもいいって言ってくれそう。相談してみよう。
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大層面白く読んだ。 本書の中に「レイヤー」とか「解像度」とかいう比喩表現が何度か出てくるが、この本の肝はここだろうと思う。 「都会で、無一文、仕事と衣食住なしで一人解き放たれたら、果たして生活は可能か」 所謂ホームレスの生活を紹介しながら、検証していく。 この個別の事例が(自分...
大層面白く読んだ。 本書の中に「レイヤー」とか「解像度」とかいう比喩表現が何度か出てくるが、この本の肝はここだろうと思う。 「都会で、無一文、仕事と衣食住なしで一人解き放たれたら、果たして生活は可能か」 所謂ホームレスの生活を紹介しながら、検証していく。 この個別の事例が(自分自身は経験がないゆえ)すごく興味深く、それだけでも楽しめる。 が、本書を通じて共感したのは、本来的に、創造性というのが生活のコア、生活そのものである、という態度だ。 一般的な現代日本の、都会での生活をしていると、世の中のルールやしくみを基準に、効率よく賢く生活することがよしとされる。お金を稼ぎ、税金や生活コストを払うことが一人前の大人の一つの基準である。 でも、果たしてそれは本当にそうか? 生活というのはそういうことだろうか? 人にとって、自分にとって住まいとは、食べ物を得るとは、健康を維持するとは、本当はどういうことか。仕事とは何か。 住まいを得るには、食べ物を得るには、健康に暮らすにはどうすればいいのか。 朝目覚めてから夜眠るまで、すべての場面で頭を使い、手足を動かし、発見し、楽しみ、工夫していくこと。 人間はもともと、そういう事におもしろさを感じるところから、つまり創造性から発展していったのじゃないか。 昨今多くの人が、やり甲斐や自分らしさを求めて彷徨っているが、その実感というのは、この創造性に直接繋がっているのじゃないのか。 「レイヤー」や「解像度」を変えて世の中を見る、とは、つまり、自由自在に視点を変更しながら生活を紡ぐ=創造すること=生活そのもの。 私自身の日々の実感とリンクして、深く共感した点。 著者の他の本も読んでみる予定。
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この本の巻末に著者の坂口氏は「建築家/作家」と紹介されているが、著者の関心は考現学者や社会生態学者に通ずるものがあり、ソーシャルウォッチャーという表現が一番しっくりくる。無機的な都市生活の中でも「解像度」を高めて観察することで、ジャングルのように多様な人間生態を見出している。 ...
この本の巻末に著者の坂口氏は「建築家/作家」と紹介されているが、著者の関心は考現学者や社会生態学者に通ずるものがあり、ソーシャルウォッチャーという表現が一番しっくりくる。無機的な都市生活の中でも「解像度」を高めて観察することで、ジャングルのように多様な人間生態を見出している。 著者はダンボール等で造られた仮設ハウスを切り口に、様々な生活スタイルや価値観をこの本に盛り込んでいる。例えば、 ①ホームレスや路上生活者というボトム・オブ・ピラミッドの生活 ②社会や組織のしがらみから解放された自由人としての生活 ③無駄な消費をせずに自給自足で生きる環境調和型の生活、等々。 多くの論点を含んでいるため、見方によっては評価も異なる。ブクログにも高い評価をするレビューもあればそうでないものもある。しかし、これからの世の中は経済格差、人間疎外、資源・エネルギーの不足がますます深刻になることは間違いない。本書は来るべき時代に求められる新しい価値観を示しているように思われる。 資本主義の限界が見え始めている現在、著者の関心は、個人の生き方を越えて、既存の社会システムそのものに向かい始めた。次作「独立国家のつくりかた」にも注目したい。
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独身男性ならば実行可能だと思いますし、実に楽しそうに描かれています。 しかしながら、女性や家族連れの場合は…
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