ゼロから始める都市型狩猟採集生活 の商品レビュー
著者は建築家と言うよりも生活のための時空間に 思いを巡らす研究者と言えるだろう。 ホームレスが創る住空間からヒントをもらい、 「都市の幸」と言う生活環境を探り当てる。 作者はもし君が天涯孤独で着たきり雀の状態で 東京のど真ん中に立っていると創造して、 さてどうするか...
著者は建築家と言うよりも生活のための時空間に 思いを巡らす研究者と言えるだろう。 ホームレスが創る住空間からヒントをもらい、 「都市の幸」と言う生活環境を探り当てる。 作者はもし君が天涯孤独で着たきり雀の状態で 東京のど真ん中に立っていると創造して、 さてどうするかと言う所から道先案内をしてくれる。 最初に確保しなければならないのは衣服だと言い、 只で手に入れる手解きををする。 そして食・住・インフラ・仲間・教師・職業と進み、 独り立ちする所までを導く。 こうしたストーリーの中で、生命本来の営みを観察し、 現代社会の仕組みのヒズミをとらえ、 その落差と摩擦の中で解放されて楽しく生き抜くことが可能だと解く。 現代のホームレス哲学者の生き様とともに、 ボブディラン・ジャックケルアックの「路上」・ソロー「森の生活」・ 鴨長明「方丈記」今和次郎の考現学・などが登場する。
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昔親が戸建て建売を購入した時、毎週末建てているところを見に行った。ちょっと離れた敷地では家族総出で家を自分達で建てている人たちがいた。家って自分で建てられるんだ、とちょっと衝撃だった。それ以来、家は自分の手で建てればいいんだ、と思えるようになった。じゃぁ、どんな家が欲しいんだろう...
昔親が戸建て建売を購入した時、毎週末建てているところを見に行った。ちょっと離れた敷地では家族総出で家を自分達で建てている人たちがいた。家って自分で建てられるんだ、とちょっと衝撃だった。それ以来、家は自分の手で建てればいいんだ、と思えるようになった。じゃぁ、どんな家が欲しいんだろうと妄想したのは、アトリエ5のハーレン・ジードルンクみたいに地面に埋まった家だった。そしたら上にいろいろ植えられるのに。。とか。考えていた。 こういう経験はやってみたいが。女でこれをやるのは結構リスクが高い。しかも社会的動物である子どもを育てながらとなるとなると。無理がある。まぁ。生活ってなんだろうと、根本から考えるには。ちょうどよかったかな。。
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建築科を卒業した著者が、「住む」という事の根本を考え、次第に路上生活者の必要なものが最低限度に整えられた「家」に出会い、その内容をまとめたものです。 イラスト付で面白く、生きていくさまざまな知恵と工夫がつまった本です。 「あらゆるものから解放され、都市で創造的に生きるための方法論...
建築科を卒業した著者が、「住む」という事の根本を考え、次第に路上生活者の必要なものが最低限度に整えられた「家」に出会い、その内容をまとめたものです。 イラスト付で面白く、生きていくさまざまな知恵と工夫がつまった本です。 「あらゆるものから解放され、都市で創造的に生きるための方法論」 【福岡教育大学】ペンネーム:朱
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仕事なし、お金なし、家なし、という状態で生き抜いていくことができるのか? つまりは路上生活のことですが、著者はいたってまじめに路上生活のことを観察・実践(?)して書かれた本です 今の自分の視点というものを改めて考えさせられるよい本でした 面白かったです ブログにレビューを書き...
仕事なし、お金なし、家なし、という状態で生き抜いていくことができるのか? つまりは路上生活のことですが、著者はいたってまじめに路上生活のことを観察・実践(?)して書かれた本です 今の自分の視点というものを改めて考えさせられるよい本でした 面白かったです ブログにレビューを書きましたので、読んでみてください http://ameblo.jp/happysmile2you/entry-11029148045.html
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ホームレスの生活を綴ったサブカル本かと思いきや、それだけではない。ホームレスの暮らし→都市型狩猟採集生活、町中のゴミ→<都市の幸>。客観的にホームレスの暮らしぶりを知るための本ではなく、生きること、生きていかなければいかないということを書いた本だと思いました。帯コメントに福岡伸一...
ホームレスの生活を綴ったサブカル本かと思いきや、それだけではない。ホームレスの暮らし→都市型狩猟採集生活、町中のゴミ→<都市の幸>。客観的にホームレスの暮らしぶりを知るための本ではなく、生きること、生きていかなければいかないということを書いた本だと思いました。帯コメントに福岡伸一氏が登場していることもポイント。
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WEB上の書評で絶賛している人がいたので期待して読んだ。いわゆる路上生活者を山や海の幸ならぬ「都市の幸」を狩り採集する「都市型狩猟採集生活者」であるという視点からリサーチしている。豊富な実例に基づきわかりやすいイラストを交えているのでハウツー本としてはなかなかよくできている。 し...
WEB上の書評で絶賛している人がいたので期待して読んだ。いわゆる路上生活者を山や海の幸ならぬ「都市の幸」を狩り採集する「都市型狩猟採集生活者」であるという視点からリサーチしている。豊富な実例に基づきわかりやすいイラストを交えているのでハウツー本としてはなかなかよくできている。 しかし個人的にはあまり筆者の思想を首肯しきれず、読むほどに違和感をおぼえた。失礼ながら理論先行というか、衒学的というか、一面で真理をとらえてはいても、一面で言葉遊びだったりこじつけだったり。読む者に対し「自由になれ」と声高に叫ぶ対象に一番拘泥しているのは筆者なのでは。 都市の幸にしたって律儀に都市生活のルールを守る人間がいてこその産物なので、誰しもがそれを勝手に享受できる立場になれないのは自明である。その意味では都市型狩猟採集生活者は自分勝手な依存だけをしていて社会に義務や責任を果たしていないともいえる。もちろん望んでもそうできない環境がある人もいるので、彼らを一方的に批判する気はないが。かといって筆者のように賛美もできない。 まあ別に革命を起こそうとなさっているわけではないだろうので、共感できる人間、読んでどこかガスが抜ける人間がいればそれだけで本書の意義としては充分なのか。 己の思想のバックボーンをあかす最終章は蛇足。60年代カルチャー、ケルアック、ソロー、鴨長明というラインナップは、ちょっともと建築家志望の人間としては、公表するのは損では? ビートルズって知ってる? めっちゃええねんで、と云っている中学生のようである。
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街にも「山の幸」「海の幸」のごとく、「都市の幸」が豊かに実っている! それらを収穫すれば、着の身着のままでも生きていける…! こんなことに気づく一冊です。 読み終えたと同時に、身の回りに実る「都市の幸」を探したくなること請け合いですし、早速実践しています。
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お金がなくても、住むところがなくなっても、仕事がなくなっても、人間何とか生きていけるのかも、と勇気を与えてくれる本。
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今ある当たり前の暮らしを、プリミティブに考えてみよう、 そして、もっと高い解像度で都市という空間をとらえてみよう、 すると、都市のなかで狩猟採集生活をすることができる。 内容を実践することはなくとも、 こうした考え方を頭の隅っこに入れておくことで、 物事をより多角的に捉えること...
今ある当たり前の暮らしを、プリミティブに考えてみよう、 そして、もっと高い解像度で都市という空間をとらえてみよう、 すると、都市のなかで狩猟採集生活をすることができる。 内容を実践することはなくとも、 こうした考え方を頭の隅っこに入れておくことで、 物事をより多角的に捉えることができる。
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建築を志した若者が、建築の向かう先に疑問を抱き、路上生活者へとスポットを当て、その合理性、機能性を見いだすことで、新たな価値観を創出しようと試みている。 思想自体は共感する。また、実際に自分の足でよくあるき、フィールドワークもこなしているようだ。 しかし、全体に漂う「帰納的」...
建築を志した若者が、建築の向かう先に疑問を抱き、路上生活者へとスポットを当て、その合理性、機能性を見いだすことで、新たな価値観を創出しようと試みている。 思想自体は共感する。また、実際に自分の足でよくあるき、フィールドワークもこなしているようだ。 しかし、全体に漂う「帰納的」な論調が非常に気になる。 つまり、「路上生活は機能的・合理的で快適なんだ。」という答えが先にあって、そこに持って行くために、いろいろなトピックを持ってきているのだ。つまり、論文である。 それと決定的に欠如しているのは、当の本人が、実際にこのような生活を続けていないことだ。 巻末を見ると、2009年に「実際に路上生活を体験している」と書いてあるが、これはあやしい。おそらく1ヶ月とか2ヶ月という単位、長くても1年だろう。 それゆえ、言葉に重みがないのだ。結局、坂口氏がやっているのは、自分が挫折した建築の道で感じた、机上の理論とあまり変わらない。
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