ゼロから始める都市型狩猟採集生活 の商品レビュー
ハウツー本のような感じで読み始めたんですが、一種の思想本ですよね。でもハウツー本としても何も問題なく! 生きる勇気というか、とにかく自分の発想次第なんだってことがわかります。ただし登場する人たちは経験と知恵でそれを裏づけし実践している。 そんな人たちが社会にいないのはなぜかと思...
ハウツー本のような感じで読み始めたんですが、一種の思想本ですよね。でもハウツー本としても何も問題なく! 生きる勇気というか、とにかく自分の発想次第なんだってことがわかります。ただし登場する人たちは経験と知恵でそれを裏づけし実践している。 そんな人たちが社会にいないのはなぜかと思わせる一冊です。そしてそんな生きる達人が暮らせていけない社会って・・・・ まぁ、とりあえずこれから社会にでる人たちや日々、不安に追いかけられてる人たちよ。こんな変な人たちもいるんだと思って読んでみては! これからはちょっともう少し高い解像度の視点で自分の生活を見回そうと思います
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先日初めてご本人の講演会(というかほかの方とのトークショー)を聞かせてもらったのだけど、そのあまりの飛ばしっぷりに、圧倒されるばかりだった。で、これは著書を読ませてもらわないといけないな・・と、図書館においてあったこの本を借りてきていた。 とはいえ、読み始めが返却日ぎりぎり・・。間に合わないかも・・と思っていたらあまりのおもしろさに何のことはなく読み終えてしまった。 ラジオやトークショー、(はたまたツイッター?)での飛ばしっぷりと、著書から伺える思慮深さには何ともいえないギャップを感じる。(この感じは以前、初めて岡本太郎の文章を読んだ時の驚きにちょっと似ている。もっとも岡本太郎は秘書でもある養女敏子氏の内助の功もあっただろうけど・・。)こういうくくりをしてしまうことに躊躇いもあるが、彼は現代に現れた天才の一人ではないかという印象を持っている。 借りたもう一冊『0円ハウス』でなかなか伝えきれなかった、いわゆる路上生活者たちの営みが、「万が一そういうことになったらこのように暮らせます」というハウツー本のような語り口で語られていく。そして、やがてそこに著者が感動した彼らの「哲学」のようなものにまで及んでいく。 「僕が繰り返し言う都市型採集生活というのは、ただの路上生活のことではない。最終的な目標は、自分の頭で考え、独自の生活、仕事をつくり出すことにある。(P146)」 最後の方に著者が影響を受けた何人かの名前があがっていたけど、残念ながら知ってる人はほとんどいなくて、自分の勉強不足が思い知らされた。 これが出されたのが震災前。後、著者はまた新たなステージに進まれてるみたいなので、もう少しいろいろ読ませてもらおうと思う。
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一気に読んだ。おもしろい。 『Tokyo0円ハウス』のネタを『隅田川のエジソン』やこの本など、使い回ししてる。もっと、そのつど、オリジナルなこと書いてほしい。 ただ、1960年代のカウンターカルチャーを調べ始めるとこなんかは、初めて読んだ。 ディラン→ケルアックとかウォール・アー...
一気に読んだ。おもしろい。 『Tokyo0円ハウス』のネタを『隅田川のエジソン』やこの本など、使い回ししてる。もっと、そのつど、オリジナルなこと書いてほしい。 ただ、1960年代のカウンターカルチャーを調べ始めるとこなんかは、初めて読んだ。 ディラン→ケルアックとかウォール・アース・カタログ→ソロー→鴨長明 という、遡り方が、おもしろかった。 特に、鴨長明が移動式ハウスに住んでいた、という話がすっごくおもしろかった。
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河川敷でほぼ完全な循環型農業を営む多摩川のロビンソン・クルーソーと、一日に必要な電気量やガス、水すべてメーター使用量からしか判断できない我々。生物学的に正しいのはどちらか? こんなラディカルな問いに悩んでいる方への回答となるかもしれません。これぞ名著。
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本気を感じる。正に今日から路上生活者になっちゃって、とりあえずの暖を取る為入った図書館でこの本を手に取る人だっているかもしれないし、はたまた家賃払って住んでる自宅でぬくぬくしながら読んでた人の中にも、これを読んで全てを投げ打って都市型狩猟採集民になろうと決意するヤツだっている筈だ...
本気を感じる。正に今日から路上生活者になっちゃって、とりあえずの暖を取る為入った図書館でこの本を手に取る人だっているかもしれないし、はたまた家賃払って住んでる自宅でぬくぬくしながら読んでた人の中にも、これを読んで全てを投げ打って都市型狩猟採集民になろうと決意するヤツだっている筈だ!!とばかりに、かなり本気を向けて「僕」から「きみ」へ向けて語られるレポートの数々に引き込まれた。
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最近、絶対貧困を読んだ。最貧国のスラムやホームレスとは比べ物にならない程の豊かさと平和がある。日本は素晴らしい! どんな身分になっても知恵と努力が必要。
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海の幸(サチ)、山の幸に対して、都市の幸という考え方が面白い。 たしかに都市からは毎日のように食料、衣服など収穫可能なものが生まれている。ホームレスこそが都市の幸を生かした生き方、というのも本書を読めば頷ける。 筆者の言う様に、住居用の土地に「所有」という概念が無ければもう少し...
海の幸(サチ)、山の幸に対して、都市の幸という考え方が面白い。 たしかに都市からは毎日のように食料、衣服など収穫可能なものが生まれている。ホームレスこそが都市の幸を生かした生き方、というのも本書を読めば頷ける。 筆者の言う様に、住居用の土地に「所有」という概念が無ければもう少し生きやすい社会になるのかも知れない。 生活に不要なものを取り去っていく発想は、一時期流行った断捨離にも通じる物を感じた。
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読み助2012年9月20日(木)を参照のこと。http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2012/09/post-bb48.html
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「きみは」という呼びかけは吉野源三郎「君たちはどう生きるか」を想起させる。若者向けの新たな啓蒙書か。 大人なので斜め読み
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生活に困っても何とか暮らしていけそうな気がした。読むのとやるのは大違い。でも、この本ではお金がなくても暮らすノウハウが書いてあるので、役に立つかもしれない。 都市ならゴミからあらゆる必需品が手に入るかもしれないが、そこそこの田舎では、逆にモノは手に入らないかもしれないが。
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