悪の教典(下) の商品レビュー

貴志祐介【著】

2014/08/07

映画化されてたので読んでみた作品

続きが気になって分厚いけど一気に読み終わりました
上巻は蓮実の内面や過去、人間関係に重きを置いていたせいかそんなに怖いとは思わなかったが
下巻は要所要所「何で？」と思う所もあるけど追い詰められっぷりは怖かった
上巻と比べると下巻の蓮実は破綻してる印象
それを全て「サイコパスだから」で片付けて良いものか分からないけど面白かった

2013/09/01

圧倒的人気を誇る教師、ハスミンこと蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。三人の生徒が蓮実の真の貌に気付くが時すでに遅く……。学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。蓮実による狂気の殺戮が始まった！　ミステリー界の話題をさらった超弩級エンターテインメント。

（以下感想）
上の方が冷酷なハスミンを上手く描けている気がした。上は読んでいてハスミンの内心に迫れたし、きちんと考えて殺害が行われたが、下はハスミンが淡々と殺して行く様が後先考えない無謀な殺人に思えてがっかりした。
生徒目線から描かれて、一人一人が殺されて行く様子が絶望的。
2人生き残ったのが残念。

2013/08/19

素直で正直なのは良いこととされるけど、これを読むと「正直者は馬鹿を見る」という印象。
世の中いい人ばかりじゃない。
これでDVDをみることができます。

2013/07/22

まさに映画の宣伝で見ていた「人気者先生が豹変して生徒たちを次々と殺していく」部分だった。早く誰か蓮見を倒せと思いつつ急いで読み、けれど読んでいる途中でそういえばこの人の本は最後ハッピーエンドじゃなかったと思い出し嫌な気分になったり、生徒の機転に安心したり、結局、最後の新たなゲームの展開にこういう終わり方かと。やっぱりいやな終わり方、一番怖い

2013/07/14

よくできてる。
特に、対抗馬を立てておいて読者に希望を持たせておきながら、あっさり惨殺するという手法。
尽く摘んでくれるわ。

このテの小説はもう読まない。

2013/06/30

上は、ハスミンの頭の良さが見えたが、下ではただただ殺人をしていたように感じた。

でも面白かったし、一気に読みおわった(｀･ω･´)

映画も見てみたいと思えた

2014/05/15

映画が公開されると知って、とっても読んでみたくなった。
目で見るのは嫌だったので。

やっぱり凄すぎて、酷かった。
こんな先生というか、人間が本当に存在したら恐ろしい。
最初は素晴らしく正義感溢れるいい先生として描かれているのに、
上巻の半分めくらいから正体が見え始めてきて。

下巻のクラスの子達を次々に殺害していく過程。
なんでそんな発想になっていくのか、
やっぱり蓮実は異常だ。普通じゃない。
生まれ持った悪魔の素質。
信じられない内容が続くのが苦しいけど読み進めてしまう。

同じ高校生を持つ親としては悲しいお話だ。

蓼沼君は退学処分になったのに、戻ってきちゃダメだよ～
せっかく蓮実から逃れられたのに・・・

上・下巻の感想。

2013/06/23

下巻では、蓮見の暴走が加速する。
結構なリアリティがあり、話の展開が予断をゆるさない。
だから、続きが気になって、読みふけってしまう。
相当なブラックな作品だが、面白かった。
園田教諭が、命がけで殺人鬼蓮見に戦いを挑む場面は、
軽い感動すらおぼえた。

2013/06/15

上巻は蓮見の冷酷さが、上手く描かれていてよかったのに下巻になるとただの殺人鬼に成り下がった感があり残念です。

ただ続きがありそうな終わり方だったので、お待ちしてます。

2013/05/30

全く、何も事前の情報がなかった事がこんなにも幸いな読み味が堪能できるとは。やれ映画だ、TVだで「サイコキラー」とかまびすしいのをよくぞかわして本作を読み始めたものよ。だいたい帯だって最近はおよそネタバレも良いところだ。読み始めた当初は、たいへん要領の良い先生物語で終始するかと思った。それはそれで面白いかもと作者への信頼のみで読み進めていた。進むうちに話しはどんどんでかくなる。とんでもない人物に化けていく。ページが止まらない。
とにかく脱獄の可能性や、イギリスのモルガンなんチャラ会社へのリベンジなど、続編を、あくまでもさりげなく匂わしているところ、さすがの技術。グロだなんだ批判はあるが、これだけのページタナｰぶりはなかなかまねできないではないか。