パリでメシを食う。 の商品レビュー

川内有緒【著】

2022/04/12

パリで生計を立てている日本人についてのお話。
いろんなジャンルで生きている日本人達の生活を覗いたみたいでワクワクしながら読めた。
元から並外れた才能がある人たちが集まって華々しい生活を送ってそうなイメージだったけど、いい意味で覆された、、！
なんか自分も挑戦できそうな気がしたし、「環境を選んでいく」ことは逃げじゃないし、むしろ良いことだし、夢につながる近道だなって感じた。

2022/04/10

パリで生活している日本人の方々それぞれの
生活記録的なエッセー。

いわゆるステレオタイプな日本の価値観では
窮屈だったんだろうなぁ。
でもそれが自分にとってはとても自然で、
自分に正直で真摯にモノゴトに向き合える強さが
ステレオタイプな自分には新鮮に感じました。

幸せは自分で決める、決められることが
幸せなのではないか、なのかも。

偉人のサクセスストーリーでない、
普通の人の普通の人生話はより、刺さりますね。

2022/04/10

パリを舞台にした美食の物語かと思いきや、日本を飛び出しパリを拠点に生きる実在の日本人達のルポルタージュ。

どのエピソードからも、「やりたいことがあるなら、あれこれ言う前にとりあえずやれ。行け。始めろ。」と、力強いメッセージを感じた。

期待した未来や夢を実現するためには、まず行動すること。思考するだけでは何も変わらないこと。
自分がやりたいと思ったことや、進みたいと思った道が正しいかどうかは、考えるだけでは答えは出ないこと。
実際に挑戦することで初めて分かることがあること。シンプルで当たり前なのに、怖くてチャレンジできないこと。

1人ひとりのエピソードの中に、背中を押してくれる言葉もあれば、叱咤される言葉もあり、今後の自分の人生にしっかり向き合っていこうと思えた一作。

2022/04/07

ヒシヒシとゆったり読んでると刺激をもらえる本
まずはやってみないと始まらない
夢を夢で打ち切ったらそこで終わり

2022/03/15

パリで生きる日本人の話。
私は海外で暮らすことに憧れはあるけれど、日本を離れる勇気がないからこの本に出てくる日本人の方には深く尊敬しました。生き抜く強さだけでなく、海外で見つけた自分らしさ、誇らしさ、自分の大切なもの！今回は図書館で借りたけれど、購入してずっと手元に置いておきたい本です。

2022/03/13

川内有雄さんの「好き」の温かを感じる。
本当に相手のことを好きになって誠実に文章を書こうとしているのがわかる。
有雄さんなりの軽快でリズミカルな語り口は、搾りたての牛乳みたいに、清々しく、甘みをもたらしながら喉元を通り過ぎていく。

今回も食べるシーンや、飲むシーン多めで、それも大好きな要因の一つ。

2022/03/10

著者がパリでいろんなメシを食うお話、ではなく
パリで懸命にメシを食っている人達のお話。
色んな方が出てきたけど、どの方も
好きな事に一心不乱に向き合っておられ、
私も何か動かなければという
気持ちにさせてくれました。
死ぬまでに絶対パリに行きたい。

2022/03/02

社会で凝り固まった心をほぐす。

良かった点
オムニバス形式で淡々と読める。
海外旅行をしたかのような気持ちにちょっとなれる。（○区って言われてもわからないけど、説明があってこんなところかなぁて想像できて楽しかった。）

悪かった点
特になし。（読みやすくて素敵な内容でした）

私は、ビジネス本ばかり読んでいて、お金とは！経済とは！働くとは！！みたいな内容を毎日見て疲れました。それを癒やすために、また「疲れたときに〜」といった内容のビジネス本を読んでまた疲れる。
この本に出てくる人々は、自然体で苦難も楽しそうに生きていて、勇気がもらえたし癒やされた。
特に作中の登場人物の「何がしたいかではなく何を成したいか」については考えさせられるものがありました。
この本を読んで、脳がほぐされました。コロナ終わりにはどこでもいいから一人で海外に行って、人と会ってみたいなと思いました。

※高校時代の友達がフランスに住んでいるというので、久々に連絡とってみようかな笑

2022/02/21

パリでメシを食う。タイトルがぴったりだと思った。レールに敷かれた人生を歩んでる自分にとって羨ましくもあり、海外生活そんな甘いもんじゃないとも思わされる10人の物語。好きなものに突き進めるって素晴らしい。周りの目を気にせず生きたいし、心から好きなものを見つけたい。

2022/02/18

パリの美味しいレストランの話かなと思ったら、メシを食うということはそこで暮らして行くということだった。
しかも実録。
著者の文章力もあると思うけど、パリで暮らす日本人10人の話がそれぞれ濃く、そこいらの小説より面白かった。
常識って何だろうなぁ。
人生なんてどうにでもなる。
どう生きることも可能って思わせてもらえた。
どうせなら自分自身に誠実に楽しく生きていきたい。