パリでメシを食う。 の商品レビュー
三つ星レストランの厨房で働く料理人、オペラ座に漫画喫茶を開いた若夫婦、パリコレで活躍するスタイリスト。その他アーティスト、カメラマン、花屋、国連職員…パリにいつのまにか住み着いた日本人10人の軌跡。 みんながみんな大きな志をもって渡仏したわけではなくなんとなく成り行きで来ちゃい...
三つ星レストランの厨房で働く料理人、オペラ座に漫画喫茶を開いた若夫婦、パリコレで活躍するスタイリスト。その他アーティスト、カメラマン、花屋、国連職員…パリにいつのまにか住み着いた日本人10人の軌跡。 みんながみんな大きな志をもって渡仏したわけではなくなんとなく成り行きで来ちゃいましたみたいな人もいて、ふっと肩の力が抜けるような本だった もちろんそれは簡単なことじゃないし、著者自身も6年間パリで過ごしているからこそ一筋縄ではいかないパリ生活の大変さが伝わってくる それでもパリで自分らしい生き方を追い求めていく人たちは素敵だなと思った 人生たまには勢いと流れにのっかってみるのもいいよね ✏この街には「あるべき姿」がない。本書に登場した十人の日本人は、ロールモデルや周囲の期待、常識といったものと自分を照らし合わせるのではなく、ただひたすらに自分の内なる声に耳を傾けていた。
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以前読んだ「パリの国連で夢を食う」でも随所で出てきていたこの本の話。ようやく機会があって読むことができた。 自分が無意識的に持っているステレオタイプを取り払ってくれる人たちがたくさん出てくる。大企業に就職することが正解なわけじゃない、それは選択肢の一つに過ぎないのか。 そろそろ...
以前読んだ「パリの国連で夢を食う」でも随所で出てきていたこの本の話。ようやく機会があって読むことができた。 自分が無意識的に持っているステレオタイプを取り払ってくれる人たちがたくさん出てくる。大企業に就職することが正解なわけじゃない、それは選択肢の一つに過ぎないのか。 そろそろ就活が始まる私にとって、キャリアが人の数だけ無数に存在すると理解できたのはありがたかった。 私も自分の人生を生きたい。
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それぞれの話ごとに登場する人々のまっすぐさやどこか変わっていて愛したくなる人間らしさ、著者の相手を包み込むような考え方…すべてがすごく愛おしいと思える本でした。 どの人もかけがえのない時間を大切に生きてることがビシビシと伝わってきて、ただ毎日を生きることに、友人との時間やカフェ...
それぞれの話ごとに登場する人々のまっすぐさやどこか変わっていて愛したくなる人間らしさ、著者の相手を包み込むような考え方…すべてがすごく愛おしいと思える本でした。 どの人もかけがえのない時間を大切に生きてることがビシビシと伝わってきて、ただ毎日を生きることに、友人との時間やカフェでくつろぐ時間、許容力、美味しいお酒…などの生活が豊かになるエッセンスをほんの少し加えて、毎日の小さな幸せを感じられるように、伸び伸びと生きていることを強く感じました。 また、パリに行ったことがないので、本書を読む前は、すごく自由な街で何でも受け入れてもらえるようなところで日本よりは楽に生きていけるんやろな〜と甚だしいほどの偏見をもっていましたが、読了後はすっかり偏見が消え去ったように思います。 自由な部分もあるけど、それに伴う(と言えるかわからんほどの)理不尽もついてまわるし、良くも悪くも昔ながらの街で新しいことが受け入れられがたい面もある…… ということに驚きましたが、納得もしました。 住む場所を転々と変えてきて、頑固に住む場所にこだわっていた面もあった私は、読了後は、自分の強いこだわりが良い意味で和らいだように思います。 今の生活に物足りなさを感じている人や、現状を変えたいと思う人、したいことがなくて悩んでいる人、目の前の生活に疲れた人…… どんな人にもおすすめできる本だなと感じました。 ただ毎日を過ごすだけのことが、本書を読むと、見違えるほどとは言えませんが、以前よりは豊かだと感じる生活になりうるかもしれませんね。
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Kindle unlimitedにて。面白くて耳読で読めるのが毎日が楽しみでした。終わってしまった…という感覚が久々でした。続編が楽しみです!
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フランスで過ごす日本人のほのぼのした生活を垣間見ることができる作品 ただダラダラ生きてるのではなく、何者かになるために努力して生きる姿に憧れに近いものを感じた ・心配しなくて大丈夫、全てはちゃんとやりたいようになる、不安に思っているとそっちの方に行っちゃう ・人は上昇するために...
フランスで過ごす日本人のほのぼのした生活を垣間見ることができる作品 ただダラダラ生きてるのではなく、何者かになるために努力して生きる姿に憧れに近いものを感じた ・心配しなくて大丈夫、全てはちゃんとやりたいようになる、不安に思っているとそっちの方に行っちゃう ・人は上昇するために生きている、上昇することをやめたら切ない、夢は夢だから叶わないと決めちゃう人は自分で見切りをつけている、でもつけなければ絶対に叶う ・なんでも思いついたら世の中に出してあげないと、でもこの世の中には「何をしたいか」を語る人が多すぎる、思っているならやらないと、とにかく一歩踏み出せば案外うまく行く ・やりたいことは、やれる時にやる、それは後生大事にとっておくようなものではない ・人生で1番大切なことは、自分の好きだと思うことを守って、追い求めること、好きなもの、そして好きな人も ・いくら才能があっても、ある程度続けてみないとわからない、やめたらなんでもそこで終わり、逆に才能がなくても、続ければ形になる、ある程度続けないと何も見えてこない ・好きなら、関係ない理由や他人のせいにしてやめちゃだめ ・仕事はどこで働いても一緒だが、違いは自分がやっていることが何に貢献しているか、日々やっていることはしょうもないことでもそれが何か大きなものにつながっている、自分は確かに正しい世界にいるって知ることが大切 ・パリには「あるべき姿」がない、登場した人は周囲の期待や常識に自分を照らし合わせるのでなく、ひたすら自分の内なる声に耳を傾けていた、「なりたい自分」を形作っているのは自分自身、余計なものを背負い込まないシンプルさが、彼らに余裕と潔さを与えていた
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それぞれの異国日記。 人はみな旅の途中、立ち寄った先はかの有名な都パリ。 新天地にて自分の居場所をつくるため、繰り広げられる戦いの日々。 生きるって欲張ることなんだな、と好きな漫画の台詞が頭に浮かんだ。
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ここで紹介されてる10名の行動力とパワーがすごい。目の前にあるチャンスを躊躇なく掴み取る勇気と情熱を持ち合わせてる。 筆者も魅力的で優しい人柄だからこそ、取材された 10人も心を開いて、話をしてくれたと思う。 パリやフランスの文化、生活も垣間見え、予想以上に楽しんで読めました...
ここで紹介されてる10名の行動力とパワーがすごい。目の前にあるチャンスを躊躇なく掴み取る勇気と情熱を持ち合わせてる。 筆者も魅力的で優しい人柄だからこそ、取材された 10人も心を開いて、話をしてくれたと思う。 パリやフランスの文化、生活も垣間見え、予想以上に楽しんで読めました。
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国連本の中で書き進められていた本。自分の10-20くらい年上のパリに住む日本人たちのおはなし。どの方も、その方らしい生き方をされていて魅力的。川内さんは前著からも溢れていたけども、人と会い、話すことがとてもお好きなんだろうなぁ。
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「なりたい自分」を追求する生き方、とても素敵だと思った。 それぞれの人物の生き方、考え方、どれもが自分にはとても刺激になったけれども、カメラマンの男性のエピソードが特に心に残ったかな。 パリ。1度訪れたことがあるけど、観光客目線と現地に住んで自分の力で稼いで生きてる人たちの目...
「なりたい自分」を追求する生き方、とても素敵だと思った。 それぞれの人物の生き方、考え方、どれもが自分にはとても刺激になったけれども、カメラマンの男性のエピソードが特に心に残ったかな。 パリ。1度訪れたことがあるけど、観光客目線と現地に住んで自分の力で稼いで生きてる人たちの目線じゃ全く見える世界が違うんだろうな。 2022年は、私も自分のやってみたいことを心のままにやっていきたい
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※Kindleで読了 パリ、という街には全く縁がない。 そもそも日本から出て暮らしたいと思ったこともないし、これからもないと思う。 だからか、敢えて自分とは全く違う人生を歩んでいるひとたちのことを読んでみたくなった。 ・ パリで暮らす日本人の様々な人生を聞き、纏めたエッセイ。 パ...
※Kindleで読了 パリ、という街には全く縁がない。 そもそも日本から出て暮らしたいと思ったこともないし、これからもないと思う。 だからか、敢えて自分とは全く違う人生を歩んでいるひとたちのことを読んでみたくなった。 ・ パリで暮らす日本人の様々な人生を聞き、纏めたエッセイ。 パリで暮らす人たちを通じてパリという街が伝わってきた。また、パリというのはある一定の人たちにとっての強烈に憧れの街、というイメージも、今回のエッセイを読んで、出てくる人たちにとっては「流れ着いた街」「今留まっている街」であるだけ、というまた違った側面が見えた。 自分の人生には、流れ着いてここにきた、という感覚があまりない。 でも、「パリで暮らす」ことや「パリに行く」ことは、衝動的に突き動かす静かなパワーがあるんだなと感じた。 ・ ここに出てくる10人の人たちは、成功のロールモデルではない、でも2つとない物語である、ということが著者が言う通りとても優しいタッチで伝わってきた。 相手が今ピンチだ、と感じたら、手料理を振る舞う、そんな優しさがある著者だからこそ、 登場人物もみんな全体が優しいエッセイになっているんだなと思いました。 ・ 個人的にはどの話も好きですが、絵を全く学ばずに絵で食べることになり、好きな人と結婚という道を選ばすに「ただ一緒にいる」と生きているエツツの話、 そして、お嫁さんを追い求めた結果、国連で働いてる女性のが話が面白かったです。
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