パリでメシを食う。 の商品レビュー
やってみないとわからない。 合っているかなんて続けてみないとわからない。 やめてしまったらそこで終わりなんだ。 ー冒険 安全な道なんてたくさんあるのに、なんで茨の道を歩くのかー それは本人にしかわからないけど、私はこの主人公たちに深く共感した。普通がいやとか、いろんな経験をした...
やってみないとわからない。 合っているかなんて続けてみないとわからない。 やめてしまったらそこで終わりなんだ。 ー冒険 安全な道なんてたくさんあるのに、なんで茨の道を歩くのかー それは本人にしかわからないけど、私はこの主人公たちに深く共感した。普通がいやとか、いろんな経験をしたいという枠を超えて、挑戦するってことに対してすごく貪欲だと思う。右を向けば、隣にならって右を向く日本社会ではない生き方。読んでいてスカっとした。パリのあの、あの、感じ。。。華やかさの裏側を知ってもどこかでパリを気にするのは、パリの本当の魅力に気付いたからかもしれない。 おすすめ!
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5名のパリ移住者の人生が分かる。一回だけでなく、長い付き合いのインタビューだからこそ目に思い浮かぶような文章だった。自然体でなるようになるのかなと思えた。
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パリで働く日本人へのインタビュー集。 思いがけないきっかけで、思いがけなく働くことになったひと、明確な目的を持ってここまでたどりついた人、いろいろな人がいる。 案外、「パリ最高!」というひとは少ないな、と感じた。観光地として憧れるのと、住んで働くというのは違う。
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共通するのは、自分のやりたい素直な気持ちに真っ直ぐに進む気持ち。肩ひじ張らずに、のびのび追求する姿はかっこいいと思った。場所がどこであっても人の根本は変わらないと思った。 2014.5.30
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「パリでメシを食う。」というタイトルからうっかり誤解してしまう方もいらっしゃるだろうと思いますが、この本はグルメ本でも、レストランガイドでもなく、文字通りパリでメシを食う=パリで生活している人たちを追いかけたヒューマンエッセイです。 三ツ星レストランの厨房で働く料理人、オペラ座に漫画喫茶を開いた若夫婦、パリコレで活躍するスタイリスト。その他、アーティスト、カメラマン、花屋、国連職員…パリにいつの間にか津水密いた日本人10人の奇跡。(文庫あらすじより) パリに流れ着いた理由は文字通り十人十色ですが、その過程はどれも波瀾万丈で、日本で小市民をしている僕なんかからするととても羨ましく、妙な刺激を受けたりします。僕自身、旅行が好きで色々な場所に行きましたが、やはり住むとなったら国内しか考えられないかなと思います。言葉の問題もなく、公共機関は時間通り動くし、困ったときには家族や友達が助けてくれる。そんな居心地の良い空間を手放して、異国にたった一人で乗り込んでいくというのは大変な度胸とパワーが必要だと思います。 ただ、だからこそ荒波に揉まれ、人として魅力的になっていく側面もあると思います。よく、「海外には様々なバックグラウンドを持った人がいて面白い」というような話を聞きますが、それはこの本を読めば一目瞭然なのではないでしょうか。もちろん、その過程は人それぞれです。何が何でもパリに住みたいと思って移住してきた人もいれば、何となくパリに流れ着いた人も入る。ただ、遠い異国の地で泥臭く生きている人たちの姿には、どこか凛としたものを感じます。 川内有緒さんはきっと“人たらし”なんではないかと思います。人の心に入り込むのが抜群にうまい。きっと、今回の10人の中には、インタビューに難色を示した方もいらっしゃると思います。それでも、最終的には川内さんの巧みな話術に屈して(?)、ついつい話しをしてしまう。ここに掲載されている方が魅力的ということは、そのインタビュアーも魅力的なんだと思います。 文章も言葉の選び方が巧みで、非常に洗練された印象を受けました。その人の人柄や情景がありありと伝わってきて、パリどころかヨーロッパに一度も行ったことのない僕でも充分楽しめます。【バウルを探して】で今度はアジアへと足を伸ばした川内さんですが、今後も読み続けたい作家さんの一人です。
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旅行したくなった。いや、海外に長期間滞在したい。 パリで活躍する、パリに生きる日本人を取り上げる本書。 一人一人考えがあって、熱意があって、環境やタイミングがあってパリに集う。一人一人の細部を追体験できる。 それぞれの話に面白さ、人生の深み、教訓が満ち満ちている。
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パリの穴場を発見できると思い購読。 生活=「メシを食う」のが、パリだった10➕1人のドキュメント。 一歩間違えれば、この主人公達の様にパリにたどり着いたこともありうるよな〜と不思議な納得感がある。 旅行ガイドとしては、役立つところが全くない! しかし、日本人がパリに住んだら‥とい...
パリの穴場を発見できると思い購読。 生活=「メシを食う」のが、パリだった10➕1人のドキュメント。 一歩間違えれば、この主人公達の様にパリにたどり着いたこともありうるよな〜と不思議な納得感がある。 旅行ガイドとしては、役立つところが全くない! しかし、日本人がパリに住んだら‥という疑問への回答になるエッセイ。 穴場探しのネタ本には、役に立たないが、パリに住みたいっ!という人にはオススメ。
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実に良い本に出会えた。 「結局は、家族や好きな人に食べてもらうだけでいいのかもしれません。私は、すごく幸せだと思います。」 「日常とは決して平凡という意味ではない」 「私たちは日本人であることから逃れられないし、逃れる必要はない。海外に住む誰もが自分の中の小さな故郷を求...
実に良い本に出会えた。 「結局は、家族や好きな人に食べてもらうだけでいいのかもしれません。私は、すごく幸せだと思います。」 「日常とは決して平凡という意味ではない」 「私たちは日本人であることから逃れられないし、逃れる必要はない。海外に住む誰もが自分の中の小さな故郷を求めている。」 「自分の人生で採った最良の選択は彼女を選んだことかな。俺は彼女が自分にすごい運気を持ってきてくれたんだと思ってる。俺はただチャレンジして、それを彼女に見てもらいたかったんだ。だから、ここまで来られたのかもしれない。これからは俺が彼女をもっと、もっと幸せにする。」 「誰にでも、その人の居場所はこの世のどこかにある。」 「人生で一番大切なことは、自分の好きだと思うことを守って、追い求めること。好きなもの、そして好きな人も。」 「あの時、本当に後悔したから、今は好きなことは諦めたくない。一回始めたら、とにかくしばらく続けようと思うようになった。好きなら、関係ない理由や他人のせいにしちゃだめです。」 「お世話になった人みんなに還元できること。僕という人間を利用してくれる人が出てくることかな。」 「がんばるための原動力は意外と「好きな人と幸せになりたい」くらいのものなのかもしれない。その爆発的なエネルギーは、時として想像もしていなかった世界に導いてくれる。」 「勝ち組とか負け組とか、そんな単純な分類には当てはまらない生き方。人は本当にどう生きてもいい。時間やお金に縛られながらも、安定して生きるのも一生。サクレ・クール寺院を眺めながら、好きなことをして生きるのも一生。」 「今日の咲良は今日しか見れないじゃないですか。明日はまた成長ひて今日とは違う。今ちゃんと見ておかないともったいないですよ。僕は、『旦那さんも子育てを手伝っているんですね』とか言われるのが嫌なんです。手伝ってるんじゃない、僕も一緒にやっているんですよ、子育てを!それに、男性は、女性よりも多く育児しないと同じように育児をしたと言えないと思ってますから。」 「商業主義は嫌いなんだけど、こうしてお花を売ってるじゃないですか。それは、矛盾しているんです。だからせめて、一生懸命、付加価値をつけようとしているんですよ。クオリティでは誰にも負けてないと思ってます。」 「一人ひとりのお客さんと接するたびに、良かったなあって。注文を受けてお花を作って、笑顔でお客さんが店を出て行くのを見るのが好きなんです。」
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『パリでメシを食う。』 このタイトルを読んで字のごとくてっきり花の都巴里のおしゃれな食生活のエッセイか何かだと思ってこの本を買った私は愚かでした。 『メシを食う』とはすなわち「生計を立てる」という意味のほうであります。 遠いパリで飯を食っている日本人10人(著者も入れれば11...
『パリでメシを食う。』 このタイトルを読んで字のごとくてっきり花の都巴里のおしゃれな食生活のエッセイか何かだと思ってこの本を買った私は愚かでした。 『メシを食う』とはすなわち「生計を立てる」という意味のほうであります。 遠いパリで飯を食っている日本人10人(著者も入れれば11人)のお話。 実際何かを成し遂げている人の言葉は重いのですね。 付箋びっしり貼りました。
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パリでメシを食う。ご飯の本ではなく、パリでいろんな仕事で生計を立ててる日本人の話。読み終わると自分も頑張りたいなと思う。
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