正義のミカタ の商品レビュー
僕、蓮見亮太18歳。高校時代まで筋金入りのいじめられっ子。一念発起して大学を受験し、やっと通称スカ大に合格。晴れてキャンパスライフを満喫できるはずが、いじめの主犯まで入学していた。ひょんなことから「正義の味方研究部」に入部。僕は、元いじめられっ子のプライドに賭けて、事件に関わって...
僕、蓮見亮太18歳。高校時代まで筋金入りのいじめられっ子。一念発起して大学を受験し、やっと通称スカ大に合格。晴れてキャンパスライフを満喫できるはずが、いじめの主犯まで入学していた。ひょんなことから「正義の味方研究部」に入部。僕は、元いじめられっ子のプライドに賭けて、事件に関わっていく。かっこ悪くたっていい、自分らしく生きたい。そう願う、すべての人に贈る傑作青春小説。
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本の厚みの割にすらすら~とあっという間に読めました。最初はいじめられっこ生々しい描写や陰気な考えに拒絶してしまいそうになりましたが、読み進めていくと主人公の成長っぷりにわくわくさせられました。様々な正義感が登場し、考えさせられます。
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高校でいじめられていた蓮見亮太が大学入学し、正義の味方研究部に入り、好きな子もできたりしながら、キャンパスライフを過ごしていく。変わった先輩に知り合い、正義とは、よりよい人生のためにはどうすればいいか悩む。事件も起こり先が気になってすぐ読んでしまった。熱い友情もあり青春だな、こう...
高校でいじめられていた蓮見亮太が大学入学し、正義の味方研究部に入り、好きな子もできたりしながら、キャンパスライフを過ごしていく。変わった先輩に知り合い、正義とは、よりよい人生のためにはどうすればいいか悩む。事件も起こり先が気になってすぐ読んでしまった。熱い友情もあり青春だな、こうやって大人になっていくんだなと思った。
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人間の感情・思考の複雑さをうまいこと描いてると思う。世の中、絶対悪はそうないってこと。見方を変えれば正義と悪が逆転することもありうる。正義感がただのエゴってこともあるし。 正義の先にある正義というのがあるならば、それはどういうものなのかを描く試みをした作品。
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いじめられっ子が、「正義」を通じて成長していく物語。 正義って難しい考えだと思う。傍から見てあきらかに、正義ではないものがある一方、立場によって正義は変わるものでもある。 冷戦時代は、まさにアメリカの正義とソ連の正義がぶつかり合っていた時代である。 だから結局のところ、自分の...
いじめられっ子が、「正義」を通じて成長していく物語。 正義って難しい考えだと思う。傍から見てあきらかに、正義ではないものがある一方、立場によって正義は変わるものでもある。 冷戦時代は、まさにアメリカの正義とソ連の正義がぶつかり合っていた時代である。 だから結局のところ、自分の生を通じて正義を培っていかなければならない。強いものが正義でないのと同じくらい、弱いものが正義だと断定はできない。正義こそは人間の生だと考える。
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正義とは何だろう。そんなことを考えさせられる作品。 中学、高校といじめられっこで耐える日々だった主人公。起死回生を狙って高校からは誰も進学しないと話の飛鳥大学へ。しかしそこに待ち受けていたのは高校時代自分をいじめていたいじめっこ。 結局僕に待っていたのはこういう人生かと諦めかけた...
正義とは何だろう。そんなことを考えさせられる作品。 中学、高校といじめられっこで耐える日々だった主人公。起死回生を狙って高校からは誰も進学しないと話の飛鳥大学へ。しかしそこに待ち受けていたのは高校時代自分をいじめていたいじめっこ。 結局僕に待っていたのはこういう人生かと諦めかけたその時猿のような男トモイチ登場。あっという間に自分よりも大きないじめっ子をのしてしまった彼に誘われて着いていったその先にあったのは正義の味方研究部!正義の味方研究部の絶対的な正義に陶酔しつつも、様々な出会いの中で自分の中の正義と、正義の味方の研究部の正義のズレに疑問を持ち始める主人公。そんな彼が見つけた答えとは!?傑作の青春小説。
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正義ってどれだろう。 語られる正義の多くは正論に思えてくる。 生きるため、誰かのために必死ににやってる人たちを 正義がどうの、って理由で切っていけるんだろうか。 本当の正義ってどんなだ? でも平々凡々な日常を送る私は私の手の届く範囲で 正義、貫きたいと思った。
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想像よりも遥かに重たい内容の青春小説でした。 作品のトーンとタッチはその重さを全く 感じさせないという巧妙な手段なのでスラスラと 読めてしまいます。 自分には自分に見合った場所があり、自分に 見合ったでしか生きていけないんですよね。 見栄えのいい居場所やその周囲の人達といると 確...
想像よりも遥かに重たい内容の青春小説でした。 作品のトーンとタッチはその重さを全く 感じさせないという巧妙な手段なのでスラスラと 読めてしまいます。 自分には自分に見合った場所があり、自分に 見合ったでしか生きていけないんですよね。 見栄えのいい居場所やその周囲の人達といると 確かに恰好付くし、自分まで大きくなった様な 気になってしまうのは確かかもしれない。 但し、その輪の中に於いてやはり自分は自分で しかないんですよね。 今作はそっこにしっかりと気が付いた主人公 「亮太」の成長物語。 そして「正義」とは何なのか? 立場が変わると その「正義」の根本が変わってしまうものなのか? テーマは重く深いけれど、とても面白く読める よく出来た作品だと思います。486Pですが 一気読み必至です。 個人的に一番気持ちを持っていかれたのは... 「亮太の親父」でした。
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後半は一気に読んでしまいました。100%爽快!とはいきませんが、最後の急展開にワクワクして読みました。 かっこ悪い正義。が、亮太には似合ってるんですね。 「正義の味方研究部」の創立の話や、部長の応援団に乗り込んだ話など、ドキドキしながら読んでました。 読み始めるまでに少し時間がか...
後半は一気に読んでしまいました。100%爽快!とはいきませんが、最後の急展開にワクワクして読みました。 かっこ悪い正義。が、亮太には似合ってるんですね。 「正義の味方研究部」の創立の話や、部長の応援団に乗り込んだ話など、ドキドキしながら読んでました。 読み始めるまでに少し時間がかかりましたが、読み出すと止まらなくなる本でした。 研究部の部員にも個性が出て、それぞれの「正義の考え方」の違いも最後にわかって、面白く読ませていただきました。
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結構分厚い本だったから読むの後回しにしてたんだけど 読み始めたらすらすら読めた。 間先輩はすごい印象的。正義よりも間先輩の言うことに考えさせられました。
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