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東京島 の商品レビュー

3

603件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    137

  3. 3つ

    232

  4. 2つ

    112

  5. 1つ

    38

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2024/02/16

人間模様がリアル

そういう状態に陥ったら人はそーなるんだろうな~。と考えさせられる。

きいろとりこ

2024/02/09

評価低すぎる…桐野先生の大ファンですが一番好きな作品です!登場人物が魅力的で最後までハラハラしました。

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2024/01/15

無人島に漂着した34人の男と1人の女。 彼らは島に『トウキョウ』と名付けた。 野蛮かつ血生臭く描かれる性と生死。 胸焼けしながら読み進めた。 人を選ぶ作品だが、正直めちゃくちゃ面白かった! 最終章は予想外の展開に一気読み。 余韻で放心中。 谷崎潤一郎賞受賞作、粒揃いかも。

Posted byブクログ

2023/12/24

仮想敵を必要とする日本人の怖さ、サバイバビリティの残酷さが結構ストレートに書かれてるのだけど、途中から一気に失速した感を否めない。最終章もちょっとなじめないなぁ。

Posted byブクログ

2023/12/12

なんて面白い本なんだ……って読み終わった後感嘆のため息をついたほど面白かった。帯から、エロ中心の本かなと思ったけどそんなこと無かった。色んな人の視点から描かれるサバイバルの緊迫感が凄いのと、何より登場人物が沢山出てくるのに皆個性的で覚えやすい!!ワタナベがアホで好きです。

Posted byブクログ

2023/12/15

駅施設内交換本。桐野作品は読みたし、読後は重たし。映像作品は未見だが、木村多江のイメージでは無いなぁ。アナタハン島事件は知らなんだ。

Posted byブクログ

2023/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

無人島で31人の男に対して女1人・・性に溺れる女性の物語を想像していたが、そんな矮小な枠に収まるものではなかった。 人間同士のぶつかり合いや出し抜き、抜け駆けや、それに至る心理状態が、無人島という閉鎖的で特殊な舞台の上で繰り広げられていた。 登場人物それぞれが固有の過去を抱えていて、物語が進行するごとにそれらが少しずつ明かされていく過程も面白い。 桐野夏生さんの本は「グロテスク」以来だったが、綺麗事を一切書かないというか、人間誰しもが本来持っている本能的な黒さ(自分が生きるためなら周りを騙したり、自分本位になったり)が物語全体を覆っている。たまにはこういう黒い小説を読むのもいいなと思った。 最後の結末は、意外だった。読み始めは、まさかこんな結末になるとは全く思わなかった。だが、全くもって興醒めするような不自然さはなく、むしろ救われた気持ちになった。

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2023/10/08

無人島モノなら上陸から脱出までの描写を無意識に期待してしまうが、それを少々裏切られる作品。桐野作品でこんな題材なのに読者評価が高くないのを不思議に思っていたが読んで納得。でもオチはとても良。

Posted byブクログ

2023/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【人間の本質が垣間見える本】 無人島にもし私が取り残されたら『何』を大切にして生きていくのだろうかと思った。 清子は“女”であることを最大の自分の価値であると最初は捉えていたけれど、私なら一番初めに捨ててしまいそうなアイデンティティだなと思った。 利他の精神を大事にしたいと日頃から考えている自分だけれど、極限の状態でそれを保つことは果たしてできるだろうか、、、いや、この島に残された島民のように、自分さえよければ、、、となってしまうのだろうか。 そして、この島にいて幸せそうなのは、裸になった人間と、この島で生まれた人間、この2種類である。

Posted byブクログ

2023/08/24

いくら文明化したところでしょせん人間は動物なんだなと改めて分かる。 なまじ文明化された分タチが悪く、知恵も働く。

Posted byブクログ